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食べられるサボテン【グラパラリーフ】とは?
グラパラリーフとは一体どのようなものなのでしょうか。園芸店や一部のスーパーで見かけたことがある方もいらっしゃるでしょう。グラパラリーフはメキシコ原産の多肉植物を食用に改良して作られた野菜です。サボテンのような見た目ですが、種類は異なります。
グラパラリーフはアグリアシストジャパンという会社が2009年に商標登録し、食べられるサボテンとして販売を始めました。グラパラリーフはサボテンと同じような見た目ですが、棘はなく正確にはサボテンの一種ではありません。
グラパラリーフはもともと朧月という名前の園芸種として有名です。園芸好きの方も含めて多くの方が庭で育てておられます。アグリアシストジャパンは観賞用の朧月を、食用に改良し野菜として販売するようになりました。
「朧月」や「はりんご」とも呼ばれる【グラパラリーフ】
グラパラリーフは、もともと園芸用の朧月として知られています。またグラパラリーフの味や食感から「はりんご」とも呼ばれています。最近では高級レストランのレシピや健康志向のレシピに取り入れられることが多くなりました。
グラパラリーフは別名「はりんご」と言われているように、食感がシャキシャキしていて爽やかな酸味が特徴です。青リンゴやスモモとよく似ていると言われています。生で食べることが一般的で、ヨーグルトに加えたりスムージーにしたりする食べ方も好まれます。
グラパラリーフはとても栄養価が高く健康に良い野菜であることで知られています。また育て方も大変簡単なため、窓辺で育てている方もいらっしゃいます。今回はグラパラリーフのおすすめの食べ方と簡単な育て方をご紹介します。是非窓辺で育ててみてはいかがでしょうか。
【グラパラリーフ】は栄養価がとても高い
グラパラリーフは栄養豊かな野菜で、サプリメント野菜と言われています。また食べられるサボテンとしてヘルシー志向の方に喜ばれています。グラパラリーフにはどのような魅力的な栄養が詰まっているのでしょうか。
まずグラパラリーフには20種類以上のミネラル・ビタミン・アミノ酸が含まれています。さらに食物繊維が豊富で、腸内環境を整え便秘対策にも役立つと言われています。中でも特筆すべき点はグラパラリーフは、カルシウムとマグネシウムの含有量が断トツで多いということでしょう。
カルシウムとマグネシウムは同時に摂取することで吸収が良くなることで知られていますが、グラパラリーフはこの二つの栄養素がたっぷり入っているのです。グラパラリーフの葉4枚で牛乳100mlと同じくらいのカルシウムを摂取することができます。
またマグネシウムとカルシウムの含有量が多く青汁などに使われるケールという野菜よりも、グラパラリーフの方が多くのマグネシウムとカルシウムを含んでいます。そのためヘルシー志向の方や高血圧、骨粗鬆症などの予防に関心のある方に注目されています。
さらにグラパラリーフに含まれるビタミン類はビタミンA・B1・B2・B6・Cなど種類も多く、糖質の代謝を助け疲労回復に役立つと言われています。このように栄養豊かなグラパラリーフはサプリメント野菜として毎日の生活に取り入れることがおすすめです。
【グラパラリーフ】は繁殖力も高い
グラパラリーフのおすすめの点は栄養面だけではありません。その繁殖力はとても高く家庭でも簡単に育てることができるのです。グラパラリーフの育て方はとても簡単で難しい技術や環境は必要ではないという点でもおすすめの野菜です。朧月と同じように育てやすいのが特徴です。
グラパラリーフは窓辺で育てることができるので、そのかわいらしい見た目を楽しむと共に食用としても取り入れることができます。グラパラリーフの育て方に関しては後ほど詳しく記述します。その前にまずグラパラリーフのおいしい食べ方をご紹介します。
【グラパラリーフ】の保存方法
グラパラリーフは多肉植物で繁殖しやすい植物です。そのため常温ではすぐに芽や根が出てきてしまいますので、冷蔵庫で保存し成長を止めると良いでしょう。また乾燥しないようにタッパーやジップロックなどに入れて保存することをおすすめします。
【グラパラリーフ】おすすめの食べ方
グラパラリーフのおすすめの食べ方は、生で食べることです。グラパラリーフを収穫しそのままサラダに入れることができます。また青リンゴに似た酸味があることからヨーグルトやスムージーに入れる食べ方がおすすめです。グラパラリーフのジュースは二日酔いに効くとも言われています。
淡白でクセのないグラパラリーフをハチミツやチョコレートと一緒に食べる食べ方も人気があります。加熱する際にはシャキシャキとした食感を生かすために、さっと加熱する食べ方がおすすめです。例えば高温でカリッと揚げるとか、熱した油で中華風にさっと炒めるなどです。
グラパラリーフを加熱しすぎると茶色く変色し食感も失われますので、さっと火を通すくらいがおすすめです。スープなどに加える際には最後に加え、彩りと果肉の食感を残すようにしましょう。またグラパラリーフの天ぷらもおすすめのレシピです。
【グラパラリーフ】おいしい活用レシピ
それではグラパラリーフを使ったおすすめのレシピを2品ご紹介します。どちらのレシピもグラパラリーフの栄養を壊すことなく、そのおいしさを実感することができるレシピです。
グラパラリーフのサラダ
まずはじめにグラパラリーフの最もポピュラーな食べ方ですが、サラダを作ってみましょう。シンプルにグラパラリーフを味わうことができるレシピです。準備するのはサニーレタス・グラパラリーフ・人参・クリームチーズ・オリーブオイルです。
レタスは食べやすい大きさにちぎり、グラパラリーフは細切りに人参は千切りにしておきます。器に野菜を彩りよく盛り付け、小さくカットしたクリームチーズを乗せます。塩こしょうを振りオリーブオイルを回しかけて完成です。
クリームチーズを乗せることで、必要なたんぱく質を補うことができおすすめです。またミニトマトやパプリカ・きゅうりなどお好みの野菜と共に盛り付けることもできるでしょう。
グラパラリーフの肉巻き
続いてご紹介するのはグラパラリーフを使った肉巻きレシピです。まずグラパラリーフは縦半分に切っておきます。豚薄切り肉は塩こしょう・粒マスタード・はちみつ・レモン汁・オリーブオイルで下味をつけておきます。
豚肉にグラパラリーフ3本を乗せて巻きます。フライパンに油をひき、綴じ目を下にして焼いていきます。コロコロと転がしながら肉に火が通るまで焼いたら、醤油とみりんを回しかけます。タレが煮詰まったら火を止め、半分に切って盛り付けます。
グラパラリーフは火を通しすぎると食感と色が失われますので、手早く肉を焼くようにしてください。ミネラルたっぷりのグラパラリーフに豚肉のタンパク質やビタミンB群が加わることでバランスの取れたおかずが出来上がります。
【グラパラリーフ】の育て方
最後にグラパラリーフの育て方をご紹介します。別名朧月とも言われるグラパラリーフは育て方がとても簡単で誰でも気軽に育てることができます。園芸用の朧月はメキシコ原産なので春から秋にかけての暖かい時期に良く育ちます。ただし真夏の直射日光に当たると傷んでしまいます。
朧月またはグラパラリーフは耐暑性も耐寒性も高いため、どの場所でも良く育ちます。しかし直射日光を避け半日陰になる場所がおすすめです。また直接雨が当たらない場所で育てる方が良いでしょう。
グラパラリーフは寒さに強いのですが、雪や霜に当たってしまうと葉が凍ってしまい枯れてしまうことがあるので注意しましょう。そのため日の当たる窓辺がグラパラリーフを育てるのにぴったりの場所という訳です。
グラパラリーフは葉を土の上に置いておくだけで芽や根が出てきます。根が生えてきたらサボテンや多肉植物用の土に植え替えるとそのまま根付きます。また間引きした子株を土に挿しておくと根が生えてきて育ち始めます。1ヵ月ほどでしっかりと根付きさらに新しい葉が出てきます。
水やりは、夏場は土が乾燥したら水を与えるようにし冬場は休眠期に入るため月に1~2度少量与えるようにします。朧月またはグラパラリーフの育て方は非常に簡単ですので、窓辺で育てて観賞用にも食用にもできるのでおすすめです。
栄養豊富な【グラパラリーフ】を食べてみよう
グラパラリーフという新しい野菜の魅力のご紹介はいかがでしたでしょうか。グラパラリーフはサプリメント野菜と言われるほど栄養豊かでおいしい野菜です。また育てるのがとても簡単ですので、是非家庭菜園や窓辺で育てて食卓を彩る素敵な野菜として活用しましょう。