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フリルレタスの特徴
フリルレタスという野菜はご存知でしょうか?フリルレタスは、リースレタスと呼ばれる葉レタスの一種です。
フリルレタスにはハンサムグリーン、フリルアイス、フレアベル、ハンサムレッド、ラリックなどの品種があります。品種によって葉の形や大きさ、色、食感や味が異なりますが、どれもフリルレタスの仲間です。
葉先がフリル状でボリューム感のある野菜
一般的にフリルレタスは、葉先がフリル状に縮れているのが特徴です。縮れ方が他のレタスよりも細かいため、少ない量でもボリュームがあるように感じられる特徴があります。
フリルレタスには様々な品種があるとお伝えしましたが、代表的な品種の特徴も簡単にご紹介します。
ハンサムグリーンは肉厚でシャキシャキ感がしっかりしています。葉先の切れ込みが深く、フリル状の部分が長いイメージです。それに対してフレアベルは葉っぱが柔らかく食べやすいという特性があります。丈が低く葉先が波打っています。
フリルアイスは間をとったようなさくさくとした食感が楽しめます。葉先は比較的浅い切れ込みです。また、葉が赤や紫がかったハンサムレッドやギザギザ感が特徴的なラリックもフリルレタスの仲間です。
フリルレタスにも様々な種類があるため食べ比べてみるのもおもしろいでしょう。好みの食感や味のフリルレタスを見つけてみてください。また、フリルレタスを調理する場合は、そのままサラダとして食べたい、スープに入れたいなどレシピに合わせて品種を選ぶのもおすすめです。
フリルレタスのおいしいレシピ
フリルで可愛らしい印象になるフリルレタスを使って早速料理を作ってみましょう。フリルレタスを使ったサラダとスープのレシピです。ちなみにレシピに移る前に、おいしいフリルレタスの選び方を簡単にご紹介します。
八百屋やスーパーなどでフリルレタスを買う時には、全体的にふんわりとした鮮やかな緑色のものを選びましょう。切り口もチェックして乾燥や変色が見られないものがよりおすすめです。また、持った時に見た目よりも軽く感じるものがいいというポイントにも注目しましょう。
フリルレタスのチョレギサラダ
フリルレタスのおいしいレシピ1つ目は、チョレギサラダです。葉野菜はサラダにもってこいの食材です。フリル状の見た目もかわいらしいフリルレタスはサラダにすると見栄えもいいので、おもてなしやパーティーなどにもおすすめです。韓国料理の定番チョレギサラダレシピを紹介します。
用意するものは、フリルレタスお好み、ねぎの白い部分約10cm、乾燥わかめ大さじ1、塩小さじ2分の1、ごま油大さじ1、醤油大さじ1、おろしにんにく小さじ1、白ごま小さじ1、韓国のり(焼きのり)お好みです。
乾燥わかめはあらかじめ水につけて戻し、水気を切っておきます。フリルレタスは食べやすい大きさにちぎり、ねぎは千切りにしておきましょう。ドレッシングとして塩、ごま油、醤油、おろしにんにく、白ごまをよく混ぜ合わせます。
器にフリルレタス、わかめ、ねぎを盛り付け、ドレッシングを全体にかけます。ちぎった韓国のりを載せてチョレギサラダの完成です。
おいしいサラダ作りで共通していえることですが、フリルレタスなど野菜を洗った後はしっかりと水気を切るようにしましょう。ドレッシングが薄まることが防げます。
フリルレタスの生姜スープ
フリルレタスのおいしいレシピ2つ目は、生姜スープです。レタスをスープに入れる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?サラダではシャキシャキ感が堪能できますが、スープでは違ったフリルレタスの食感が楽しめます。
フリルレタスをスープに入れ、火を止めるタイミングによっても好みの食感を作り出せるので、お好みでアレンジしてスープを作ってみてください。
生姜スープに必要な材料2人前で、フリルレタスお好み、卵2個、水550cc、中華スープの素大さじ2分の1、生姜2分の1片、塩、醤油各小さじ1、ごま油小さじ2です。事前にフリルレタスは食べやすい大きさに手でちぎり、生姜は細切り、卵は溶いておきます。
生姜スープのレシピのご紹介です。といってもとても簡単にスープが完成します。サニーレタスと卵以外の全ての材料を鍋に入れに煮立たせます。スープが煮立ったら、溶いた卵を回し入れます。煮立ったスープに卵を細く回し入れるとふんわりとした卵になります。
最後に、フリルレタスを入れ完成です。フリルレタスはすぐにしんなりとするので、火を入れすぎないように注意しましょう。フリルレタスの緑と卵の黄色で彩りの良いスープです。
生姜を使ったスープは、食べると体がぽかぽかと温まることでしょう。寒い季節におすすめしたいスープレシピです。フリルレタス以外にも、薄切りした玉ねぎや細切りした人参、きのこ類など、冷蔵庫に余っている野菜を追加すると、具沢山なスープになり食べ応えも増します。
ご紹介したのは2人分のレシピの分量でしたが、必要に応じて分量を増やし、お腹も心も満たされるフリルレタスの生姜スープを作って家族で味わってみてください。洋食や中華にも合わせやすいスープレシピです。
フリルレタスの栽培方法
続いて、フリルレタスの栽培についてご紹介します。屋外の畑で作られる露地栽培のフリルレタスは、初夏から秋頃に旬を迎えます。産地としては、長野県や千葉県が有名です。
適した環境
フリルレタスの育成にはどのようなどのような環境が適しているかご説明します。フリルレタスはスーパーで購入する以外に自宅でも育てることができるのかチェックしてみましょう。
フリルレタスは、酸性の土地が苦手なため家庭でフリルレタス菜園をしたい場合は、苦土石灰100g、完熟堆肥2㎏、有機配合肥料100gを目安に用意しておくことをおすすめします。
フリルレタスがよく育つ環境は、日当たり、水はけ、風通しが良いところです。フリルレタスは生育期間が短い野菜なので農薬を散布すると部分的に農薬が残ってしまうおそれがあります。そのため、日当たり、水はけ、風通しには注意を払いましょう。
また、害虫対策には防虫ネットなどの物理的な対応をしましょう。最初にお伝えしましたが、フリルレタスは酸性土を嫌うので土づくりを事前に行い、根が健全に育つように心がけましょう。
種まき・植え付け方法
フリルレタスは購入して食べることができる野菜ですが、自宅でも育てられます。フリルレタスの種まきは、3月から6月がおすすめです。収穫時期としては4月から8月が目安とされています。生育期間が短いフリルレタスは約一ヶ月で収穫が見込めます。
フリルレタスの生育は、立地や環境、気温などに影響しますが比較的育てやすいでしょう。また、食用だけでなく観賞用に寄せ植えや花壇の縁取りにフリルレタスを育てる方もいらっしゃいます。フリルレタスを育ててみるのもおもしろいでしょう。
水耕栽培もできる
露地栽培も可能ですが、フリルレタスは水耕栽培もできます。そのため、長野県や千葉県以外の全国各地でも季節を問わず年中生産されているものもあります。
ちなみに水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料を使った栽培方法です。野菜に適した環境を作ることができる水耕栽培は、計画的な野菜の栽培が可能です。
さらに、フリルレタスなどのリーフレタスを自宅で水耕栽培できる市販のキットも販売されています。気になる方はチェックしてみましょう。
フリルレタスの保存方法
フリルレタスを購入したら、おいしく味わいたいものです。最後にフリルレタスのおすすめの保存方法をご紹介します。新鮮さを保つためにもよりよい保存方法を実施しましょう。
フリルレタスのおすすめの保存方法は、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙などで包み、ポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。フリルレタスは比較的日持ちする野菜ですが、乾燥に弱いため対策として湿らせたペーパー類で包むことが必須です。
きちんと湿気対策をして冷蔵庫の野菜室で保存すれば、およそ一週間はおいしいフリルレタスが味わえるでしょう。サラダやサンドウィッチになどでそのまま頂く際は、早めに食べてフレッシュでおいしいフリルレタスを堪能するのがおすすめです。
フリルレタスを使ったおいしい料理を食べよう!
フリルレタスは、葉先がフリル状のかわいらしいレタスです。見た目がふんわりとしているフリルレタスは、葉は肉厚でレタスのようなシャキシャキ感が楽しめます。ボリュームがしっかりと感じられるフリルレタスを使っておいしい料理を作ってみましょう。