ダッチオーブンで作る燻製は激ウマ！室内でできる簡単なレシピをご紹介

これまで燻製を自作するためには、専用のスモーカーが必要であるという認識が広く知れ渡っていました。昨今ではキャンプやBBQなどのアウトドアを好む人々が増え、次第にキャンプでよく使われるダッチオーブンでも燻製が作れることに注目が集まるようになっています。

みなさんはダッチオーブンをお持ちでしょうか。きっとキャンプやBBQを好んでやられている方や、料理が好きな方はすでに手持ちのダッチオーブンがあるかもしれません。この記事を読めばダッチオーブンの使い道が広がり、燻製を自宅などの室内で気軽に楽しめるようになるでしょう。

ダッチオーブンを使った燻製作りのレシピは後ほど詳しくご紹介していきます。まずはダッチオーブンで作ると燻製がおいしく出来る理由や、燻製におすすめの食材について触れていくので参考にしてみてください。室内の燻製作りでおうち時間の楽しみ方が増え、雨の日も楽しめるはずです。

簡単なレシピや注意事項についても触れているので、ダッチオーブンで燻製を作る際は要チェックです。ご紹介するレシピさえ知っていれば、簡単な燻製作りが気軽に楽しめます。一度目を通して燻製作りを楽しんでみてください。特にIHをお持ちの方は注意事項をぜひご確認ください。

ダッチオーブンで作る燻製がなぜおいしくなるのか、その理由にせまっていきましょう。まだスモーカーを持っていなければダッチオーブンで十分おいしい燻製が作れてしまいます。持ち物を増やさずに料理の幅を広げられるので、ぜひお気に入りのダッチオーブンをフル活用しましょう。

ダッチオーブンでおいしい燻製が作れる理由として、「食材の旨みを引き出し鍋が均一の温度に保たれる」といった特徴があげられます。鋳鉄で作られたダッチオーブンは熱伝導率が高くなっており、さまざまな料理をおいしく作ることができる優秀な調理器具なのです。

ダッチオーブンの中に入った食材にはじっくりと熱が入ります。ダッチオーブンにフタをすれば更に熱で包み込むことができ、食材から水分が出ることで加圧効果が倍増するのです。フタの上に炭を置けば上下から加熱することもでき、まるでオーブンのように使えるのも魅力でしょう。

深さがあるダッチオーブンなら、大きめの食材もしっかり包み込んで加熱できるのでおすすめです。これからダッチオーブンの購入を考えている方は、ぜひ燻製作りの目線も加えて選んでみてください。ダッチオーブンを購入するにあたって、この記事が役立てば幸いです。

ダッチオーブンではさまざまな料理ができますが、ここからは燻製にする食材に注目してご紹介していきます。ダッチオーブンの中に食材を入れるため、食材のサイズはお手持ちのダッチオーブンに合わせてチョイスしてみましょう。

ダッチオーブンを使ったおいしい燻製を作るために、おすすめの食材が気になる方はぜひこちらの内容を参考にしてみてください。自宅などの室内でも燻製が作れるので、まずは手軽に手に入る食材から試してみませんか。

まず最初におすすめしたい食材が、チーズやベーコンといった加工食品です。これらの加工食品は一般的な燻製としても人気があり、スーパーやコンビニなどどこでも入手しやすいためいつでも燻製に挑戦することが可能です。思い立ったら何かひとつ手に取ってみてください。

ただし薄切りや小ぶりになっているものよりも、できるだけ大きめサイズの加工食品を選んでみてください。燻製としての食べ応えが半減してしまうより、しっかり味わえるサイズ感の燻製がおすすめです。スーパーによってはブロックベーコンも置いているので活用してみましょう。

またチーズを選ぶ際にもいくつかチェックしたい項目があります。まず固形タイプのチーズを選ぶことと、なるべく硬めのチーズが燻製に適しているということです。もともとやわらかいタイプのチーズでは、熱が通った際にドロッと溶けだしてしまうため注意しましょう。

そのままでもおいしい煮卵は、燻製としても人気があっておすすめの食材です。生卵から燻製にするまでの手間はかかりますが、そのぶんおいしい煮卵の燻製ができあがるでしょう。ダッチオーブンで初めて煮卵の燻製を作るのであれば、まずは市販の煮卵を利用しても良いかもしれません。

日々のつまみを作るのにレパートリーを増やしたい方は、ぜひダッチオーブンで燻製メニューも加えてみてください。自宅でも簡単に燻製ができるため、毎日の料理自体が楽しくなることでしょう。

もっとも食べ応えあるおすすめの食材には、チキンがあげられます。スモークチキンはテーマパークなどでも人気のグルメです。それが自宅でも作れるとなれば、晩酌をするお父さんだけでなく子供たちにも喜ばれること間違いなしです。

チキンのサイズは店によっても大きく異なるため、ダッチオーブンのサイズをよく見て燻製に挑戦してみてください。ディナーメニューとしても一品加えることができるため、毎日の献立に悩む方へおすすめの食材です。

それでは具体的に、室内でのダッチオーブンを使った簡単な燻製作りについて流れをつかんでいきましょう。まずは必要なもののピックアップから、大まかな燻製作りの準備ついてご紹介していきます。

室内での燻製作りにはいくつか準備するものがあります。まず欠かせないのがダッチオーブンです。ダッチオーブンをすでにお持ちであれば、その内側にセットする足つきの網を用意してください。これからダッチオーブンを購入するのであれば網付きのものを購入すると手間が省けます。

他にはスモークチップやアルミホイルは欠かせません。燻製を作るのに必需品であるスモークチップにはさまざまな種類があるので、いくつか試すことでお気に入りのスモークチップを見つけましょう。アルミホイルには多くの役割があるため燻製作りには必ず用意してほしいものです。

まず食材からにじみ出る脂のキャッチにアルミホイルが役立ちます。脂がスモークチップに付着した場合、引火するおそれがあります。引火せずともスモークチップが焦げ付くこともあるため、それらを防ぐのにアルミホイルが有効に働いてくれるのです。

ダッチオーブン自体を汚れから守る働きもあるため、アルミホイルは絶対に欠かせない必需品としてチェックしておきましょう。ダッチオーブン内に置くための足つきの網がなければ、アルミホイルで足部分を代用することもできるので次で説明する「手順」を要チェックです。

あとは燻製にしたい食材を準備すればOKです。食材によって完成までにかかる時間が異なるため、冷蔵タイプの食材は注意して準備してください。

最後に調理する環境ですが、可能な限りガス火を使うのが好ましいです。室内の場合、IHが多様化しているためガス火が無いところも多いでしょう。しかしダッチオーブンを使った燻製作りにIHは不向きです。その理由については後ほど詳しく説明するので、最後まで目を通してみてください。

ここからはダッチオーブンで燻製を作る手順をお伝えしていきます。燻製作りに必要なものがすべてそろったら、まずダッチオーブン内部の底にアルミホイルを敷いていきましょう。その上にスモークチップを重ねて敷き、網を乗せます。

このとき足つきでない網を利用する場合には、足代わりとなるように丸めたアルミホイルをスモークチップ周辺に置きます。スモークチップと網がくっつかないように設置できたら、ダッチオーブンを加熱していきましょう。食材を乗せるのは煙が出てきてからになります。

弱々しい煙ではなく、しっかりとした煙がたっているのを確認して食材を乗せていきます。食材を乗せたらダッチオーブンにフタをしますが、フタは完全に閉まらないよう割り箸などをかませてください。その隙間から煙が出ている状態をキープすることが、おいしい燻製作りのコツです。

弱火で加熱を続け、10分ほどで食材の様子を確認します。だいたいの食材は10分程度で完成するため、ここでほどよく色が付き火が通っているのであればいただきましょう。

ダッチオーブンで燻製を作る際に、注意しなければならないことも頭に入れておきましょう。注意点はいくつかあるので、これから燻製作りをする際には忘れずにチェックしてください。

まず食材によっては火が通らないと危険なものがあります。代表的なのが肉類であり、特にチキンは火が通っていないものを口にしてしまうと体に悪影響をおよぼす恐れがあるので要注意です。目安とされる燻製時間はありますが、食材の大きさや火力、ダッチオーブンにより異なります。

安心で安全な燻製を楽しむためにも、ダッチオーブンで作る際には確実に火が通っていることを確認した上で口にしましょう。

先ほども少し触れたIHについてですが、ダッチオーブンを使った燻製作りの場合にはIHでは難しいことを念頭に入れておいてください。煙が重要な燻製作りでは、IHの熱では弱すぎるという難点があげられます。ガス火であればダッチオーブンをしっかり温めることができます。

室内にIHしかない場合には、テーブルタイプのガスコンロなども市販されています。可能な限りガス火を使って、おいしい燻製作りに挑戦してみてください。

ダッチオーブンで作る燻製レシピはさまざまな食材に応用できます。燻製作りに必要なものをそろえて簡単な燻製レシピに挑戦してみませんか。特に梅雨の時期はキャンプにも行きづらくなるので、おうち時間を有効活用して新たなレシピを楽しんでみてはいかがでしょうか。