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【ミラクルフルーツ】とは?
今回は、ミラクルフルーツという果物について紹介をします。ミラクルフルーツは、真っ赤な色の果実で、実の大きさはおよそ2cm程度の小柄な食材です。主な生産地は西アフリカで、アカテツ科フルクリコ属に分類される植物で、基本的に食用として利用されます。
西アフリカが原産のミラクルフルーツは熱帯性の植物で、育てる際の気温の適性は20~35℃とされており、10℃以下では枯れてしまうことが多いといわれています。適切な温度の中では白い花を咲かせ、数ヶ月にわたって咲き続けるといわれています。
鮮やかな赤色が特徴のミラクルフルーツですが、果肉の部分は白く半透明の見た目です。果肉の真ん中に、ピスタチオのような種が1つ入っています。ミラクルフルーツは、近年では温室を持つ群馬県の農家が栽培に取り組むなど、日本国内でも一部の場所で生産されています。
【ミラクルフルーツ】の特徴
ミラクルフルーツの最大の特徴といえば「酸味を甘みに変える」という作用です。例えばミラクルフルーツを食べた後に、レモンのような酸っぱい食材を食べると、まるで甘いオレンジを食べているかのような味覚を感じられるという、不思議な特徴を持っています。
探検家であるシュヴァリエ・デ・マルシェが、1725年に西アフリカを冒険の中で訪れた際に目にしたのがミラクルフルーツだったといわれています。
西アフリカの原住民がミラクルフルーツの実を口に含んでいたのを見て食べてみたというのが、世に知れ渡るきっかけになりました。原住民の間でも、ミラクルフルーツを食べてから酸っぱい食材を食べていました。それをまねしたところ不思議な作用に気付いたとされています。
【ミラクルフルーツ】に含まれるミラクリンとは?
ミラクルフルーツが持つ、食べたものを甘く感じさせる作用は「ミラクリン」と呼ばれる物質が関与しています。ミラクリンは糖たんぱく質の一種で「甘味誘導物質」と呼ばれます。
甘味誘導物質はミラクルフルーツのミラクリン以外にも、クルクリンやストロジンがあり、いずれと酸っぱい食べ物が甘く感じられます。
甘味誘導物質とは、甘味を感じる味覚の働きを一時的に変化させる物質で、味覚修飾物質の一種です。食材の味を変えるのではなく、人間の味覚側を変化させるという作用があります。
人間の味覚は本来「味蕾(みらい)」という部分で感じられますが、甘みを感じる味蕾や酸味を感じる味蕾など、場所ごとに感じられる味覚が異なります。
ミラクルフルーツに含まれるミラクリンに甘みなど味の変化をさせる作用はありませんが、口の中の酸味に作用し甘みを感じる味蕾と結合するために、すっぱいものが甘く感じられるといわれています。
舌がマヒしたり、酸味を感じなくなるわけではなく、甘酸っぱさを強く感じるようになるとされています。
ミラクリンの持続時間はどれくらい?
ミラクルフルーツのミラクリンが持つ甘味誘導物質の効果は、一般的に1~3時間とされています。個人差があるので、同量のミラクルフルーツを食べても人によって持続時間に違いが出ることが多いです。
ミラクリンは熱に弱い性質を持っているため、熱いお茶などと一緒に口に入れると甘味誘導物質としての効果が早く損なわれるといわれています。ミラクルフルーツを食べて酸っぱい食べ物を甘く味わってからすぐに本来の味覚に戻したいときには、温かいものを取り入れましょう。
ミラクルフルーツの不思議な作用は、食べてみて初めて感じられます。個人差があるので、自身との相性を確認しながら試してみるのがおすすめです。
【ミラクルフルーツ】の保存方法は?
ミラクルフルーツを生のままで保存する場合は、食品用ラップでしっかりと包み、密閉できる袋に入れてから冷蔵庫に保管する方法がおすすめです。ミラクルフルーツは乾燥に弱く、すぐに風味が落ちてくるので早めに食べてしまうことが推奨されています。
ミラクルフルーツのミラクリンの効果は、早めに食べたほうが強く感じられるともいわれています。必要な分量を用意して、早めに食べきるようにしましょう。
近年、市販されているミラクルフルーツはフリーズドライ加工がされているケースが多いので、常温でも1年間程度保存ができます。生の状態のミラクルフルーツを入手した場合は、適切な保存をして可能な限り早めに食べきりましょう。
【ミラクルフルーツ】の食べ方や味は?
ミラクルフルーツの基本的な食べ方は、まず果実の皮を手でむいて白い果肉を口に含みます。舌の上で1~2分程度転がす要領で、舌全体で触れるようになめます。舌全体にミラクルフルーツの果肉を触れさせることにより、ミラクリンの効果を得られる食べ方です。
ミラクルフルーツを舌で転がしたら、レモンなど酸っぱい食材を口に含んでみましょう。普段感じる強い酸味はなくなり、非常に甘く感じられます。舐めるように食べるようにすることがポイントです。また、ミラクルフルーツの味自体はほとんどありません。
食べ方について1つ注意点があります。ミラクルフルーツには種が入っているため、飲み込まないように口から取り出しましょう。
観賞用にも!【ミラクルフルーツ】の育て方
食用の果物でもあるミラクルフルーツは、観賞用の植物として育てるのもおすすめです。熱帯植物であるため、暑い場所にも強く枯れづらい特徴があります。観賞用の植物として簡単に扱えますが、育て方次第では日本の一般家庭でも実をつけることがあります。
ミラクルフルーツの育て方は、温度と日照がポイントです。できるだけ日光が当たる場所に配置してしっかりと日の光を当てましょう。夏場は風通しが良い場所なら比較的どこにおいてもしっかり育ちますが、葉が焼ける場合があるので、直射日光を避けるため反日陰に置くほうが無難です。
冬場における育て方には注意が必要です。観賞用に立派に育てるためには、冬場の配置の仕方がポイントです。可能ならば室内の暖かい環境で育ててあげましょう。冬場でも20℃〜30℃の気温があれば実を付けることもあります。また、冬場は水やりの頻度を少なくすることもポイントです。
11月の終わりから3月初めの辺りなら、特別な管理をしない場合は土を乾燥気味に育てるようにしましょう。ミラクルフルーツは高温多湿を好むので、反対に夏は1日2回、水をたっぷりと与えましょう。春と秋も土が乾き始めたら水を与える程度で問題はありません。
明るく温かい場所で育てることが理想ですが、あまり温かい環境でなくても、常緑樹の観賞用として室内に彩りを与えてくれます。
【ミラクルフルーツ】おすすめ通販
ミラクルフルーツは、通販で購入が可能です。通販の場合ほとんどがフリーズドライの形式で購入することになるので、日持ちの面では安心です。
日本でも手軽にミラクルフルーツの不思議な甘味誘導物質の味わいを楽しめます。今回紹介する通販商品のおすすめ品である2品は、大手通販サイトで販売されているので手軽に手に入れやすいです。ミラクルフルーツに興味がある方は、ぜひ通販で購入して試してみましょう。
【ヘルシーカンパニー】ミラクルフルーツ(フリーズドライ製法)
ヘルシーカンパニーが製造・販売するミラクルフルーツは、フリーズドライにこだわり作られました。ミラクルフルーツを粉末やタブレット状にする食べ方が採用されている中、ヘルシーカンパニーではあくまで実のままで食べるという食べ方にこだわりを持ち、開発に取り組みました。
ヘルシーカンパニーは、健康食品を幅広く取り扱っており、ほとんどの商品を通販で取り寄せできます。その中でも実を食べられるミラクルフルーツとして人気のあるおすすめ品として親しまれています。一粒づつ袋に入っているので、シェアして楽しむのもおすすめです。
フィリピンの農場で育てられた厳選された素材が採用されていて、農薬も一切使っていません。フリーズドライ製法による開発段階で、かなり苦慮する場面も多かったとのことですが、実をそのまま生かした商品にこだわり、今の形状で販売されるようになりました。
【土っ子倶楽部】ミラクルフルーツ ( ミラクルベリー ) 17cm鉢植え
土っ子倶楽部の「ミラクルフルーツ ( ミラクルベリー ) 17cm鉢植え」は、通販としては珍しく、自身で育てるタイプの商品です。4号サイズの鉢に苗が植えられている状態で自宅に届けられます。一般家庭でも育てやすく、常緑樹が美しく観賞用におすすめです。
育て方の章でも触れたように、夏場はしっかり水を与え、それ以外の季節は水やりを少し控え日光に当てることでしっかりと育ちます。ミラクルフルーツは熱帯植物ですが、育て方次第で日本の一般家庭でも実をつけるまでに育ちます。
生のミラクルフルーツを食べられる機会は日本では少ないため、利用者の口コミでも高く評価されることが多いです。育て方のポイントを押さえて生のミラクルフルーツを味わってみましょう。
不思議な効果の【ミラクルフルーツ】を試してみよう
食べた後にすっぱいものを食べると甘く感じる不思議な食べ物「ミラクルフルーツ」について紹介をしました。ミラクルフルーツ自体に甘みはありませんが、これに含まれるミラクリンの作用で、後で食べる酸っぱい食材に甘みを感る仕組みです。
食べ方も簡単で舌で転がすようになめるだけで不思議な体験が可能です。育て方次第で観賞用にもなるミラクルフルーツは通販でも購入できるので、不思議な体感をしてみましょう。
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