冷凍ほうれん草を使ったおすすめレシピをご紹介！人気のナムルや定番のおひたしも

私たちが日々食べている野菜にはそれぞれ旬があり、季節によって値段の上下が激しいものも中にはあります。欲しい野菜があっても、タイミングによっては手に入りづらかったり、高すぎて買うのを躊躇してしまったりすることが多いのではないでしょうか。

そこで世の中の食卓を支えているのが、冷凍野菜です。新鮮なうちに冷凍されているので鮮度を保ったまま長期保存することが可能で、しかも年中安定した価格で手に入れることができます。

傷んでしまうのが心配でなかなかまとめ買いできない野菜でも、冷凍野菜であれば持ち帰って冷凍庫に入れ、使いたい時に使いたい分を取り出すだけなのでとても手軽に管理できます。いまや冷凍野菜は、家庭にとってなくてはならない存在になっているのです。

今回ご紹介するのは、そんな便利な冷凍野菜の中でも特に人気があり、使い回しの便利な冷凍ほうれん草です。ほうれん草を使ったレシピは沢山ありますが、洗って茹でて水を切って切ってと、料理に使うまでの下準備を面倒に感じてしまう方も多いはず。

冷凍ほうれん草は手軽に手に入り、保存が便利なだけでなく、料理に使う際にもとても扱いやすいものなのです。そんな冷凍ほうれん草を使った人気のおすすめアレンジレシピをご紹介していきましょう。あなたに合う冷凍ほうれん草の使い道がきっと見つかるはずです。

まず最初に、ほうれん草料理の定番ともいえる料理を、冷凍ほうれん草を使って作るレシピでご紹介していきます。いつもと同じ料理でも、冷凍ほうれん草を活用することでより簡単に、しかも美味しく仕上げることが出来ます。

また冷凍ほうれん草には、すでにカットされて売られているものが多いため、調理の際に包丁やまな板を出す必要がなく、洗い物が少なくて済むのも大変魅力的です。

和食から外国風の料理まで、冷凍ほうれん草を使ってよく作られているレシピの詳細をご説明していくので、ぜひチェックしてみてください。

ほうれん草を使った和食料理といえば、まずほうれん草のおひたしを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。この日本の食卓の定番おかず、ほうれん草のおひたしも、冷凍ほうれん草を使うことで簡単に出来上がるのです。

カットされているタイプの冷凍ほうれん草を耐熱容器に入れ、袋に書かれている通りの時間にレンジで加熱します。量によって前後しますが、1人分なら600Wで40秒ほどの過熱が目安でしょう。加熱が終わったら、容器にかつおぶしひとつまみ、ごま少々、めんつゆ少々を加えて混ぜます。

お好みの皿に盛りつけたら、冷凍ほうれん草のおひたしの完成です。あっさりしていて朝食にぴったりなおひたしも、冷凍ほうれん草を使えば忙しい朝でもすぐ作ることができます。

冷凍ほうれん草のおひたしは、少しアレンジを加えてしらすをプラスしても、違った味わいを楽しむことができるのでおすすめです。耐熱容器に冷凍ほうれん草を入れてレンジで加熱したら、水気を切ります。そこへお好みの量のしらすと、めんつゆ、ごま油少々を加えて混ぜれば完成です。

しらすには、カルシウムやビタミンD、ビタミンB12といった栄養素がふんだんに含まれているので、冷凍ほうれん草と合わせることで栄養満点のおかずに仕上がります。冷凍ほうれん草を使って少し変わったアレンジがしてみたいという方は、ぜひ試してみてください。

冷凍ほうれん草を使ったおすすめ定番レシピの2つ目は、これまた食卓の定番である、ほうれん草の胡麻和えです。冷凍ほうれん草150gを耐熱容器に入れ、ラップをして600Wで3分ほどレンジで加熱します。

ほうれん草の粗熱がとれたら、容器に白いりごま大匙1、めんつゆ大匙1、しょうゆ大匙2分の1、砂糖小匙1を入れ、よく和えたら出来上がりです。清潔なタッパーなどで保管すれば、3日間ほどの保存がきくので、数日分の作り置きおかずにも最適でしょう。

近年ますます日本で人気の出ている韓国料理ですが、その中でも韓国の代表的な家庭料理であるナムルは、自宅でも簡単に再現できることで有名です。冷凍ほうれん草を使って、このナムルを簡単に作るおすすめレシピをご紹介しましょう。自宅でお店のようなナムルを味わえます。

冷凍ほうれん草300gを耐熱容器に入れ、レンジで加熱解凍したら、しっかりと絞って水気を取ります。にんにく少々はすりおろしておきましょう。チューブ入りのニンニクを使ってもOKです。ボウルにごま油大匙1、塩小匙2分の1、しょうゆ小匙2分の1、にんにく、ほうれん草を入れます。

手でよくなじむように混ぜ、仕上げに白すりごまを加えればナムルの完成です。冷凍ほうれん草を使った手軽な調理で、にんにくとごま油が香ばしい、美味しいナムルを作ることができます。

次にご紹介していくのは、冷凍ほうれん草を使った炒め料理のおすすめレシピです。冷凍ほうれん草は和食から洋食まで幅広くアレンジが可能な食材なので、お好みの料理に取り入れてみましょう。

まずご紹介するおすすめレシピは、にんにくが香る、しらすと冷凍ほうれん草のペペロンチーノです。にんにくを薄切りにし、フライパンにオリーブオイルをひいたら、にんにく、しらす、お好みで唐辛子の輪切りを加え、にんにくに色が付くまで炒めます。

冷凍ほうれん草150gを凍ったままフライパンに加え、塩少々をふり火を通したら、こしょうで味をととのえて完成です。冷凍ほうれん草を凍ったまま使えるので、とても手軽に作ることができます。

次にご紹介するのは、鉄分たっぷりで女性におすすめのレシピ、冷凍ほうれん草入りツナひじき炒めです。フライパンにごま油をひいたら、ドライひじき110gを入れてさっと炒めます。そこへオイルフリーのツナフレーク100gと、凍ったままのほうれん草150gを加えて炒め合わせましょう。

しんなりとしてきたら、しょうゆ大匙1、みりん大匙1で味付けし、お好みで白いりごまを加えて完成です。貧血が気になる時などにさっと作って食べられる栄養満点レシピとなっています。

ほうれん草は家庭の食卓だけでなく、お弁当のおかずとしても長く人気のある食材です。お弁当に使える冷凍ほうれん草を使ったレシピをご紹介していきましょう。

お弁当の定番おかずといえば卵焼きですが、この卵焼きにも冷凍ほうれん草を使うことで栄養豊かな一品に仕上がります。冷凍ほうれん草50gをレンジで解凍したら、しっかりと水気を切ります。ボウルに卵3個を割りほぐし、ほうれん草、砂糖小匙2分の1、塩小匙3分の1を加え混ぜます。

卵焼き用のフライパンにゆっくりと流し入れながら、数回に分けて巻いたら完成です。定番の卵焼きも、ほうれん草を加えれるだけで、彩りがぐっとよくなります。

お弁当で人気の冷凍ほうれん草レシピ2つ目は、ほうれん草とベーコンのソテーです。冷凍ほうれん草をレンジで解凍したら水気を切っておき、ベーコンを1.5cm幅に切ります。コーン缶は水気をよく取っておきましょう。

フライパンにバター10gを熱し、ベーコン、ほうれん草、コーンの順番に炒めたら、塩こしょうで味をととのえて完成です。子供にも人気のおかずなので、毎日のお弁当にぜひ取り入れてみましょう。

最後に、冷凍ほうれん草を使ったスープのレシピをご紹介していきます。煮込み料理であるスープは、冷凍ほうれん草を解凍の手間なく作れるのも魅力的です。忙しいけれど彩り豊かなスープが作りたい、という方は参考にしてみてください。

まずご紹介するレシピは、寒い日にも身体がほっと温まる、ほうれん草のミルクスープです。玉ねぎ80gを角切りにし、マーガリン大匙1を入れた鍋でしんなりするまで炒めます。そこへ冷凍ほうれん草80gを凍ったまま加え、火を通します。

全体に火が通ったら牛乳600ccを加え、焦げ付かないようにゆっくりと混ぜながら、弱火で温めていきます。沸騰させると焦げてしまうので注意しましょう。湯気が出るほど温まったら、コンソメ大匙1と塩コショウで味付けをして完成です。

最後にご紹介する冷凍ほうれん草レシピは、ほうれん草と卵の中華スープです。中華の定番である卵を使ったスープが、ほうれん草で作ることで美味しく見栄えもよくなります。

鍋にごま油を入れ、千切りしょうが1片分を弱火で炒めます。2カップの水を加え沸騰したら、冷凍ほうれん草と鶏ガラスープ小匙1、しょうゆ小匙1を入れて煮ます。ある程度火が通ったら、塩コショウで味をととのえましょう。

溶き卵1個分に大匙1の水を加えて混ぜ、鍋に少しずつ流し入れます。卵が固まったら、水溶き片栗粉大匙1を混ぜて完成です。

便利で年中手に入る冷凍ほうれん草は、おひたしやナムル、そして炒め物やスープと、さまざまな料理に活用できることがわかりました。下処理が面倒で、あまりほうれん草を食べていなかったという方も、冷凍ほうれん草ならすぐに使うことができます。

冷凍ほうれん草を上手に使うと、毎日の食卓がより豊かなものになるのです。冷凍ほうれん草を手に入れたらぜひ、今回ご紹介したレシピにチャレンジしてみてください。