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岡山といえば桃太郎伝説発祥の地
桃太郎と言えば名前を聞いたことがない人はまずいない、誰もが知る日本一有名なおとぎ話です。その桃太郎伝説発祥の地の有力な候補地が岡山県であることをご存知でしょうか?
桃太郎伝説発祥の地とされる場所はいくつか存在しますが、その中でも岡山は、桃太郎が犬、猿、雉を家来にする時に渡したキビダンゴが岡山名物の吉備団子に通じることや、桃太郎伝説の起源とも言われる吉備津彦による温羅退治伝説の舞台であります。
また、桃の名産地であることなど、合致する部分も多く、地元の熱心な宣伝活動により、昭和の中頃から伝説発祥の地の有力な候補として知名度を高めています。
今回は桃太郎の伝説と伝説発祥の地である岡山の桃太郎ゆかりのスポットをご紹介します。
まずはおとぎ話の桃太郎を再確認
おばあさんが川で洗濯をしていると、上流から大きな桃が流れてきます。その桃を持ち帰りおじいさんと眺めていると、急に桃が割れ中から人間の子供が生まれました。おじいさんとおばあさんはその子供を桃太郎と名づけ大切に育てます。
やがて15歳になり、立派な青年に成長した桃太郎は、鬼が島の鬼の噂を耳にして、鬼退治の旅に出ることを決意します。桃太郎は、旅の途中でであった犬、猿、雉に、おじいさん、おばあさんから貰ったきびだんごを与えて家来にします。
犬、猿、雉を従えて鬼が島へ到着した桃太郎は、家来達の協力で鬼の城に浸入して、ついに鬼の大将を降参させます。そして、桃太郎は鬼の財宝を故郷に持ち帰るのでした。
以上が、標準的な桃太郎のあらすじです。しかし、桃太郎の話は日本全国で古くから語り継がれてきた話なので、地域によって様々なバリエーションの話が伝わっています。
例えば、岡山県では桃太郎の性格が横着者で、鬼退治の仕方も酒に酔わせて退治するなど、大江山の酒呑童子の伝説を思わせるような話も伝わっています。
他にも香川県の一部では、桃太郎が女の子で、生まれ方が桃からではなく桃を食べて若返ったおじいさん、おばあさんの実子として生まれるという話が伝わっています。
地域によっては、桃が香箱であったり、家来の顔ぶれが犬、猿、雉ではなかったり、きびだんごが粟や稗の団子であったりするなど実に様々な差異が散見されます。