出雲大社へのアクセス方法を解説！東京と大阪から行くならどの移動手段が便利？

島根県にある出雲大社は縁結びの神様がいることで知られています。そのため、全国から縁結びのご利益にあやかりたいという人がたくさん参拝に訪れます。全国の神社仏閣の中でも、訪れる参拝客数の上位に位置します。

まだ出雲大社に行ったことがない人も多いでしょう。これから参拝に行きたいと思っている人は、ここで紹介するアクセス方法をぜひ参考にしてください。

出雲大社は遠いという声もあります。その理由に挙げられるのは、出雲大社がある位置です。出雲大社は山陰地方の島根県北東部の出雲氏にあります。島根半島の西端にあるので、遠く感じられるのでしょう。

最寄りの空港である出雲空港から約21キロ離れており、さらに最寄り駅が遠いところにあります。路線バスや空港リムジンバスといった手段を使ってアクセスしないといけないところにあります。

東京と大阪から出雲大社へ行く方法を知っておきましょう。日本でも人口が多い東京と大阪からは、たくさんの人が出雲大社に参拝に訪れます。そのため、この2つの場所からのアクセスを知っておくと便利です。

東京・大阪からは複数の手段で出雲大社まで行くことができます。ぜひここで紹介する情報を頭に入れておいてください。

東京から出雲大社への行き方について紹介します。考えられるアクセス方法は4つあります。その4つすべての手段について紹介するので、まずはどんな方法があるのかを知っておきましょう。

すべてのアクセス方法を知っておき、どの手段であればメリットが大きいのかを比較検討してみましょう。東京から出雲大社に行く時に役立ててください。

まずは高速バスによるアクセス方法です。東京・出雲大社間で運行されている高速バスは夜行バスです。東京駅八重洲口南口・東京駅八重洲口南口鍜治橋駐車場・バスタ新宿からバスが出ています。

それぞれの乗り場からの所要時間です。東京駅八重洲口南口からは約12時間30分、東京駅八重洲口南口鍛冶橋駐車場からは約12時間50分、バスタ新宿からは約13時間となっています。

東京から出雲大社まで高速バスで行くメリットは、乗り換えなしで目的地まで行くことができる点です。東京を夜出発して、翌日に出雲大社に到着してすぐに行動することができます。宿泊代を浮かせたい人にもおすすめです。

料金は時期や運行する車両タイプによって変動するので、どこの乗り場からどの日に乗るのかを決めたら、ホームページで調べることができます。日によって料金が違っていることがわかってもらえるはずです。

次に新幹線を利用してアクセスする方法です。東京駅から東海道新幹線に乗車して、岡山駅まで行きましょう。そこから特急に乗り換えになります。東京駅から岡山駅まで新幹線のぞみを利用すると約3時間20分で行けます。

新幹線のぞみの運行本数はとても多いので便利です。1時間に何本も岡山駅に停車する新幹線が運行されるので、利用する新幹線の選択肢が多いのがメリットです。

岡山駅まで新幹線で行ったら、次はJR伯備線の特急やくもに乗り換えましょう。特急に乗り換えてJR出雲市駅を目指します。岡山駅から出雲市駅までは約3時間の電車旅となります。時間を忘れて楽しめる風景が広がっています。

岡山駅から特急で3時間ということは、東京駅から岡山駅までの新幹線とあまり大差がありません。山陰地方の山岳地帯を走るため、特急といえども、それほどスピードが出せません。時間に余裕がある人には、のんびりとした電車旅もおすすめです。

出雲市駅に到着したら、私鉄か路線バスに乗り換えて出雲大社に向かいましょう。出雲市駅から一畑電鉄（私鉄）で行く場合は、3分ほど歩いたところにある電鉄出雲市駅から出雲大社への最寄り駅である出雲大社駅まで行けます。

路線バスを利用する場合は、1番のりばから日御碕線もしくは大社線に乗って正門前バス停で降りましょう。路線バスは乗り換えが必要ありませんが、私鉄の場合は川跡駅で別の電車に乗り換えをしなければならないケースもあります。

出雲市駅から約25分で最寄り駅まで行け、バスを利用した場合は約30分でアクセスできます。ちなみに出雲大社前駅から約10分歩けば目的地に到着できます。

寝台列車を利用して行く方法も知っておきましょう。東京駅からの寝台列車は仕事が終わってからでも利用できる時間に運行しています。寝台列車は昔と比べて圧倒的に数が少なくなってしまったので、貴重な存在となっています。

寝台列車を利用すれば、夜行バスと同様にホテルや旅館での宿泊代を浮かすことができます。寝台列車は高速バスより快適に眠れる環境が整っていることもポイントです。寝台列車に揺られながら、出雲大社での時間を夢見ながら過ごすのもおすすめです。

寝台列車は「サンライズ出雲」という名前で運行しています。東京駅・出雲市駅間を運行しており、所要時間は約12時間となっています。とても大人気の寝台列車なので、予約がとりづらい日もあります。

寝台列車で出雲市駅に到着してからは、新幹線の時と同様です。今では希少価値となってしまった寝台列車での素敵な時間を堪能してください。寝台列車では自分だけの時間を過ごせるのが魅力です。

飛行機を利用して行く場合は、羽田空港から出ている飛行機を利用することになります。飛行機はこれまで紹介してきた交通手段で最も速く行くことができます。

移動時間を極力短くしたいという人に飛行機での手段をおすすめします。一気に出雲大社に最寄りの空港まで行くことができるのが大きなメリットです。

羽田空港から直行便で出雲縁結び空港まで行くことになります。羽田空港から出雲縁結び空港まで運航している飛行機はJALのみとなっています。1日に5便運航しているので、まずまずの運航本数と言えるでしょう。

羽田空港・出雲縁結び空港までは1時間20分で行けます。飛行機を利用して時間を有効に使いましょう。出雲大社で過ごせる時間が多くなるのが良いです。

出雲縁結び空港に到着したら、シャトルバスを利用してJR出雲市駅まで行きましょう。出雲市駅からのアクセスは前述した通りです。空港から出雲市駅までは約30分で行くことができます。

このシャトルバスは便数が少ないのがネックとなっています。日が出ているうちに出雲大社にお参りできる便は3便しかありません。シャトルバスが利用できない場合は、路線バスを利用することになります。

出雲大社へ行くために東京から行く場合、どの交通手段を利用するのがベストなのかを考えましょう。旅行の行程によって決めても良いですし、料金を重視して手段を選ぶのも良いでしょう。

それぞれの交通手段には、それぞれの良さがあります。どのポイントを重視するのかを考えて、旅行行程を決めるのもおすすめです。

高速バスは料金を重視する人にとって良い手段でしょう。これまで紹介した交通手段の中で最も安く移動できるのが高速バスです。起きたら出雲大社に確実に近づいているのが魅力です。

高速バス以外の手段では乗ったまま目的地に着くことができません。時間がかかっても、乗り換えがなければ、ゆっくりと休みながら行くことができます。仕事や学校が終わってから高速バスに乗車したら、なるべくゆっくりする時間が多い方が良いでしょう。

移動時間が短いことを優先するならば、飛行機をおすすめします。飛行機を利用した出雲大社を訪れる場合、うまく行程を組めば日帰りで行くこともできます。出雲大社を参拝することだけが目的ならば飛行機で日帰りするのも有りでしょう。

飛行機を利用した場合は、JALカードの有無や先得など割引を利用することができます。割引を利用すれば、思ったよりも安い料金で行くことができるのがメリットです。

出雲大社に大阪から行く方法も知っておくと便利です。大阪からの行き方も考えられる方法は4つあります。ただし、東京からの方法とは違った4つの手段になります。

大阪は東京ほど遠くないため、東京からの場合では厳しいと思われる手段でも行くことができます。大阪から出雲大社に行く時に役立ててください。

まずは大阪から高速バスを利用してアクセスする方法です。メインとなるのが昼行バスになっており、東京と比べて大阪の方が距離が近いため、明るい時間に出発しても問題ありません。明るい時間のバスだと、車の中から景色を楽しみながら移動できます。

ただし、大阪からも夜行バスが運行しています。東京と比べて距離が近くなったと言っても、大阪からも遠いところにあるのが現実です。大阪から高速バスで出雲大社まで行きましょう。

大阪からの高速バスは阪急三番街からJR出雲市駅まで出ています。ただし、夜行便1便のみ出雲大社前まで直行します。昼行バスは1日12便運行しています。これらは出雲市駅行きとなっています。出雲市駅に到着する時間は早朝や17時以降の場合もあります。

料金は時期によって変動するので、どの日に高速バスに乗車するのかを決めて、料金を調べましょう。早割や旅行会社から予約すると安い料金で利用できる場合があります。出雲市駅からは私鉄もしくは路線バスで出雲大社に行きましょう。

大阪から新幹線を利用してアクセスする方法です。新大阪駅から出雲大社まですべて新幹線を利用して行くことはできませんが、速く移動することはできます。新大阪駅からの運行本数は非常に多いので、とても便利な交通手段と言えます。

東京から新幹線を利用した場合と同様に、まずは岡山駅まで新幹線で行くことになります。新大阪駅から岡山駅までは5駅目のところにあります。そのため、のぞみを利用しなくても、こだまでも十分速く行くことができるのがメリットです。

岡山駅からは特急やくもを利用してJR出雲市駅を目指しましょう。新大阪駅から新幹線で岡山駅までは1時間もかからずに到着します。そのため、電車旅をしたという気分にならないかもしれません。特急やくもでのんびりとした電車旅を楽しんでください。

大阪から飛行機を利用してアクセスする方法です。伊丹空港から出雲大社への最寄りの空港である出雲縁結び空港まで行く直行便が運航しています。JRLとJACが運航している便を利用して、出雲縁結び空港までアクセスしましょう。

伊丹空港から直行便を利用すれば、出雲縁結び空港まで行くことができます。空港から出雲大社まではシャトルバスを利用することになりますが、前述した通り便数が少ないので、あらかじめ自分が利用する飛行機だとシャトルバスが利用できるか調べておきましょう。

大阪から自動車で出雲大社にアクセスする方法です。大阪から出雲大社への最速ルートを紹介します。阪神高速11号池田線から中国自動車道に入りましょう。落合ジャンクションで米子自動車道に入り、さらに山陰自動車道に入りましょう。

斐川インターで降りてからは一般道を進みましょう。県道183号線・出雲ロマン街道・県道197号線・県道161号線・国道431号線を経由して出雲大社に到着します。所要時間は約4時間となっています。

大阪から出雲大社にアクセスするために便利な方法を比較してみましょう。東京からのアクセスと異なるのは、自動車でのアクセス方法が加わったことです。大阪からだと自動車でも十分行くことができます。

やはり自分たちの旅行行程によって、どの手段を利用するのかを決めると良いでしょう。所要時間・料金といったことを考慮して、移動手段を決めていきましょう。

移動時間を考慮するならば飛行機がおすすめです。出雲縁結び空港までの直行便を利用すれば、速く出雲大社まで行くことができます。料金の安さを考慮するならば高速バスがおすすめです。乗り換えなしで行けて、さらに安く行けるならば最高でしょう。

好きなところに立ち寄りながら出雲大社を目指したいならば自動車でのアクセスがおすすめです。自由に行程が組める点が大きなメリットとなります。

どの交通手段でもメリットばかりでなく、デメリットもあるので、どちらの比重が大きいのかをしっかりと考えたうえで、アクセス方法を決めるようにしましょう。

出雲大社への東京・大阪からのいろいろなアクセス方法を紹介しました。東京・大阪の近郊に住んでいる人も、ここで紹介した方法をぜひ参考にしてください。行きやすいところにあるとは言えませんが、行く価値は間違いなくあるスポットと言えます。