超常現象が起こるアメリカ・オレゴンの渦の真相!トリックのネタバレを解説

超常現象が起こるアメリカ・オレゴンの渦の真相!トリックのネタバレを解説

アメリカ合衆国オレゴン州にはミステリー・スポット、オレゴンの渦があります。不思議な現象を体験するのがお好きなら、旅行バッグに必要な荷物を詰め込んで、オレゴンの渦へ向け飛び立ってみましょう。その前にアートな日本のミステリー・スポットへ行ってみるのもおすすめです。

記事の目次

  1. 1.時空が歪む?オレゴンの渦の謎
  2. 2.オレゴンの渦ってなに?
  3. 3.オレゴンの渦の超常現象とは
  4. 4.オレゴンの渦の超常現象はトリック?
  5. 5.オレゴンの渦の謎をネタバレ解説
  6. 6.オレゴンの渦のトリックの真相はわからない

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時空が歪む?オレゴンの渦の謎

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あなたは、時空が歪んでいろいろな不思議な現象が起こる場所をイメージできますか?物語の世界なら、しばしば不思議な場所が登場します。あまりにも有名な「不思議の国のアリス」の中では、アリスが飲み薬を口にして背が伸びたり縮んだりしました。

物語の世界ではなく、アメリカ合衆国オレゴン州には、「オレゴンの渦」として知られるミステリー・スポットがあります。

オレゴンの渦では超自然現象が起こると言う人もいれば、トリックなのだから科学的に証明できるネタバレだと言う人もいますが、謎の真相の解明はいまだになされていません。

オレゴンの渦ってなに?

Photo by James Wellington

「オレゴンの渦」Oregon Vortex(オレゴン・ヴォーテックス )とは、磁場が狂って不思議な現象が起こる場所として知られる体験型娯楽施設・観光スポットのことです。不自然に傾いて建てられた小屋がシンボルになっているテーマパークでもあります。

オレゴンの渦では、樹木が斜めに歪んで生えていたり、地面に吸い込まれそうに斜めに建つ家だったり、コンパスがぐるぐる廻り出したりと、人間の感覚が混乱するようなミステリー現象が起こるとされています。トリックがあってネタバレなのかどうかの真相についての話題も絶えません。

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アメリカ合衆国オレゴン州は北米西海岸に位置します。ワシントン州・カリフォルニア州・ネバダ州・アイダホ州に接し、自然あふれた魅力的な場所です。日本との経済的結びつきも強く、都市ポートランドはアメリカ人が全米で最も住みたいNo.1の街です。

オレゴンの渦で不思議体験をした後、ポートランドに寄り道するのもおすすめです。ポートランドの街は、自然あふれる中アートフルでおしゃれで個性的な雰囲気の街だからです。

アメリカのオレゴン州ゴールドヒルにある不思議な場所

Photo by Shutterbug Fotos

オレゴン州で人気の観光スポット「オレゴンの渦」Oregon Vortex(オレゴン・ヴォーテックス )は、ゴールドヒルにあります。ゴールドヒルは、オレゴン州ジャクソン郡グランツパス市からほぼ50km離れた地点に位置し、空間が歪んで重力を無視したような不思議な場所として知られています。

不思議体験をしたいという超常現象が好きな観光客に人気です。アトラクションの体験できるハウス オブ ミステリー(HOUSE of MYSTERY)が建てられていて、周辺地域の超常現象と呼ばれるものを体験できるのです。ただ超常現象の真相はいまだ明かされていません。

ネイティブ・アメリカンの間では「禁断の地」

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ゴールドヒルは、オレゴン州の南西部に位置するジャクソン郡にあります。もともとネイティブ・アメリカンが住んでいたのですが1852年、近くを流れるイリノイ川とローグ川の渓谷で金が発見されたことで、白人が大量に押し寄せネイティブ・アメリカンたちを居留地へ追いやった歴史があります。

追いやられたネイティブ・アメリカンたちの間で、古くからオレゴンの渦は「禁断の地」として知られています。そこは、不思議な魔力が働き先住民や動物が一度迷い込んだら、生きて出ては来れない呪われた場所として恐れられているのです。

超自然現象の起こる地として有名に

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オレゴンの渦は、超常現象の起こる場所として今や世界的に知られています。ゴールドヒルでは空間が歪んでいて、道端には不自然にねじれたような木が生え、建物もありえない角度に傾いているというものです。まるで磁場が狂っているかのような現象も起きます。

日本の富士山麓の裾野に広がる青木ヶ原樹海をたとえにして、強い磁場の働きによる錯覚だと言う人もいます。青木ヶ原樹海は一歩入り込むと出れないとの俗説もあります。

オレゴンの渦がネイティブ・アメリカンの間で「禁断の地」として恐れられ、一度入ったら生きて出れないと言われているようになった理由です。

オレゴンの渦の超常現象とは

Photo byYvion

オレゴンの渦の超常現象とは、では具体的にどんな現象が起こるのでしょうか?いくつかの普通ではありえないような現象が挙げられています。

オレゴンの渦に近づいただけで強い磁力を感じ気分が悪くなると言う人たちもいますが、訪れた人たち誰もが体験する4つの不思議現象を次にご紹介しましょう。

身長が変わる

オレゴンの渦の超常現象の一つに挙げらているのが、近づくにつれ実際の人の身長が変わることです。小屋の前には地面に水平に細長い石板が置かれていますが、身長差のある二人がその石板の両端に立つとなんと、同じような背の高さに見えてしまうことです。

上り坂をボールが上る

Photo by Shutterbug Fotos

オレゴンの渦の不思議現象にボールを転がすと、その後まるで重力を無視したように下り坂なのにボールが登って行くという現象が起こることです。普通はありえない現象です。試してみたくなりますが、オレゴンの渦まで行かないと何とも言えません。

目の前で本当にボールが下り坂を登って行ったら、不思議を通り越して楽しくなってしまう人もいるでしょう。体験型のミステリー・スポットは、このように超自然現象が本当に起きているのか、それともそれはトリックで証明できるネタバレなのか、体験するまでは分からない面白さがあります。

方位磁石がぐるぐる回る

Photo bydima_goroziya

オレゴンの渦の不思議現象に、小屋の中で方位磁石を取り出すと、クルクル回り出し正しい方角を示してくれないという現象が起こります。磁場が狂っていてこのような現象が起きるのか、気分が悪くなるという人もいたりしますが真相は謎です。

また、中心部へ近づくとタバコの煙が、空気の流れを無視して螺旋(らせん)状に回転しながら上へと昇っていく不思議現象が起きるのです。

ほうきが直立する傾いた小屋

Photo by aaron_anderer

オレゴンの渦の不思議現象に、傾いた小屋の中でホウキが支えもないのに直立するという現象が挙げられます。手を離してもホウキが倒れないのです。何か特別な力が働いているのでしょうか?それとも仕掛けでもあってトリックなのか真相は明かされていません。

ただオレゴンの渦へ行った人たちの中には、何か中心へ引っ張られような感覚を覚えると言う人もいます。そうなると人間の感覚に仕掛けられたトリックでも疑った方が良いのでしょうか?

オレゴンの渦の超常現象はトリック?

Photo by Shutterbug Fotos

オレゴンの渦の超常現象の真相はみんな意図的に錯視を利用したトリックだと、解説する人たちもいます。それを一つひとつ見て行くことで、そう見えてしまう錯視を利用したトリックだと証明できるネタバレの不思議現象だと言えなくもないのです。

それだけ人間の感覚はだまされやすいとも言えますが、その錯視を利用したアートで有名なのが、エッシャーなどの画家が描いた「だまし絵」というものです。

ポンゾ錯視

Photo byAtlantios

オレゴンの渦の超常現象はトリックであると解説した一つに、「ポンゾ錯視(Ponzo illusion)」が挙げられています。

ポンゾ錯視とは、人間の脳が物の大きさをバックにある形によって認識しているというものです。イタリアの心理学者マリオ・ポンゾ(Mario Ponzo)によって1913年に報告され、ポンゾ錯視がネタバレの1つです。

Photo byMabelAmber

例えば、線路のように遠くで収束する線の上に二本の同じ長さの棒を置いた時、手前に置いた棒より奥に置いた棒の方が不思議にも長く見えてしまうことです。上の画像で解説すると、斜めの鍵盤の上に置いた赤いサングラスで、左レンズが特に手前に来ているわけではないのに大きく見えています。

オレゴンの渦で人の身長が変わる不思議現象も、真相は物の大きさがバックに依存するという錯視を利用したトリックだと解説もできます。また小屋の極端に斜めに傾いた角度もその前に立つ人たちの見え方に大きく影響してきます。

縦断勾配錯視

Photo by Richard Szwejkowski

オレゴンの渦の超常現象はトリックであるという解説に「縦断勾配錯視」があります。縦断勾配錯視は上り坂が下りに見えたり、下り坂が上りに見えたりする錯視のことです。坂道などを正面から見た時、見た目の傾斜と実際の傾斜と異なって見えるのです。

こうしたミステリー坂は、オレゴンの渦が超常現象の起きる場所として人気を集めるように、世界各地に見られます。アメリカ合衆国フロリダ州に「幽霊の丘」と呼ばれている丘や、日本の岩手県和賀郡にも「ミステリー坂」と呼ばれる坂があり、これらは「縦断勾配錯視」として解説されています。

オレゴンの渦の不思議現象で、ボールが坂を登るという真相は、トリックで実際の傾斜とは異なって見える傾斜で、ボールが降りているのに登っているように見せているという解説です。

強い磁気を帯びた鉱石?

Photo by James St. John

オレゴンの渦の傾いた小屋の中で、方位磁石がクルクル回り出し、正しい方角を示せないのは、強い磁力が働いているからです。この不思議現象は、この場所一帯に強い磁気を帯びた鉱石があるからなのだと説明することもできます。

オレゴンの渦の始まりと言えるシンボルの傾いた小屋は、もともと金の含有量を測るために建てられました。周辺にはさまざまな鉱石が埋蔵されているでしょう。磁鉄鉱(マグネタイト)であれば、パワー・ストーンですから、強い磁気を持っています。

ほうきには仕掛けがあるとも

Photo by Joachim Dobler

オレゴンの渦の傾いた小屋の中では、ホウキが手を離しても、穂先が柔らかいにもかかわらず重力を無視して直立します。

直立するホウキの不思議現象にしてもホウキに何か仕掛けをしたトリックだと言う人たちもいます。強い磁力が働いてホウキを引っ張り、重力に狂いを起こさせホウキが直立するのですが、証明されてはいません。

わざと斜めに建てている小屋

Photo by Shutterbug Fotos

オレゴンの渦で、地面にまるで吸い込まれるように斜めに建つ小屋は、わざとそう建てられたとのだと解説されてもいます。

近くの川から金が採掘されたことから、この場所に金の含有量を調べるために1890年、わざと斜めに傾けてこの小屋は建てられました。それがミステリー・スポットの起源です。

オレゴンの渦の謎をネタバレ解説

Photo by James Wellington

オレゴンの渦での不思議現象の謎は、一つひとつネタバレとして明かせるのでしょうか?これまでに5つの錯視とトリックを見て来ました。人間の目がどれほど見えているものにだまされてしまうかです。

脳の錯覚が見せる現象

Photo by Mr Kasman

オレゴンの渦の不思議現象は、人間の脳の錯覚が見せる現象なのでしょうか?人間の脳は、見たり聞いたりのインプットを通して情報を認識・理解しているのですが、実際に見えているものがいつも同じとはか限りません。

見えているものがどのように配置されているか、またどんなバックの前に配置されているかによって異なって見えてしまうのです。その錯覚を利用して見せ方を変えることもできます。

Photo bywir_sind_klein

錯視は錯覚のひとつで、視覚に限定したものですが、オレゴンの渦では、視覚も含め知覚全体の錯覚が起こる場所だと言えます。その意味では、脳の錯覚が見せる現象と言えるでしょう。

錯視にはさまざまな種類がありますから、視覚の種類を知ることでものの見え方を観察してみるのも面白いのではないでしょうか。

まだ解明されてない謎も

Photo by Vibrant Spirit

オレゴンの渦の不思議現象については、解明されていない謎も実はまだあります。説明のできそうな謎と、いまだ説明のできない謎と言うことです。実際に現地で、謎を検証できるのはミステリー好きなあなたかも知れません。

似たような場所は各地に存在

Photo by Hubble Space Telescope / ESA

同じようなミステリー・スポットは、実はアメリカの他の州にもあります。ペンシルベニア州のローレル・ケイバーン(Laurel Caverns)は、自然のプロセスで削られた深い洞窟の迷路を巡るツアーです。訪れた人は、不思議な超常現象のような感覚に襲われるということです。

またカリフォルニア州サンタクルーズの山の中にも、やはり不思議感覚を体験できるミステリー・スポットがあります。オレゴンの渦と同様、磁場が狂っている場所として知られています。

実は日本にも存在

Photo by scarletgreen

ミステリー・スポットは、実は日本にもありその名も「養老天明反転地(ようろうてんめいはんてんち)」です。岐阜県養老市の養老公園内には異世界が広がっています。

荒川修作とマドリン・ギンズ(ともに美術家でニューヨークでの友人)が、モダンアートを体験できる建造物を1995年に作りました。

養老天明反転地は英語でSite of Reversible Destiny(可逆的運命の地点)です。二人のメインテーマは「死なないための」なので、建造物にもそのテーマが盛り込まれています。「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」を結ぶ道は「死なないための道」と名付けています。

Photo by vitroid

養老天明反転地の「極限で似るものの家」の建造物の中では、意図的に錯視トリックが作られています。机・壁・天井が普通に目にする配置を無視して置かれているので、視覚的な不思議体験が楽しめるのです。

また「楕円形のフィールド」では、道路の床面をたどって行くと壁面になるなどのトリックで、日常では体験できない感覚を体験できるようにデザインされています。

ネタバレではありますが擬似超常現象とも言える体験を楽しみに、ミステリー・スポット好きならチェックしておきたい日本のアートなミステリー・スポットです。

オレゴンの渦のトリックの真相はわからない

Photo byFree-Photos

オレゴンの渦は超常現象なのか、それともトリックだと解説されネタバレだとするのも両方ありなのでしょう。真相が分からないからです。実際に体験してみれば、超常現象かネタバレのトリックかいづれかの結論が出るでしょう。ただ、体験した個人によっても真相は異なってきます。

超常現象はこの世の中で「絶対」ありえないと言いきれない以上、オレゴンの渦が例えトリックだと解説されネタバレであってもです。オレゴンの渦は体験しなければ分かりません。

BigyMidyTiny
ライター

BigyMidyTiny

日々アップデートしていきたいです。よろしくお願いいたします。

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