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柿の濃密な甘さがおいしい「柿羊羹」
柿羊羹は柿の濃密な甘さがおいしい羊羹です。柿羊羹の魅力は、お茶菓子としてだけでなく、料理に使ったりするなど様々なアレンジをして柿羊羹の味を楽しむことができることです。
今回の記事では老舗の名店・つちやの人気商品柿羊羹のこだわりやおすすめの食べ方、柿羊羹を購入することができるおすすめの通販サイトなどを紹介していきます。
岐阜県の老舗和菓子店「つちや」の人気商品
柿羊羹は、岐阜県にある老舗の和菓子店・つちやから誕生した人気の商品です。岐阜県を代表する銘菓・柿羊羹を生み出したつちやは岐阜県大垣市に本店があります。
元々西美濃一帯は柿の産地としても知られており、柿羊羹に使用されている堂上蜂屋柿は、岐阜県原産の渋柿の中では最高品質といわれています。堂上蜂屋柿は、平安時代より極上の甘さとおいしい味から、干柿一個に米一升といわれ年貢の代わりとして納められていました。
誇りをもって朝廷に献上し、昇殿を許された殿上人の名前を使って堂上蜂屋柿と呼ばれるようになった岐阜県自慢の柿です。岐阜県は柿に関する歴史的な話も多く、豊臣秀吉も取り寄せたり、徳川家康が関ヶ原の戦いの際に大きな柿を献上されたなどの話もあります。
岐阜の銘菓・柿羊羹を生み出したつちやは、1755年に大垣藩十万石のご城下で、園助という人物が柏屋光章の名称で創業したのが始まりです。人気商品の柿羊羹は4代目が堂上蜂屋柿の濃厚で甘みのある味に注目し、羊羹の材料として使うことに成功して作られました。
100年以上、子どもから大人まで多くの人に愛されている、柿羊羹にはつちやのこだわりが詰まっています。
柿羊羹のこだわり
さっそく老舗の和菓子店つちやの人気商品・柿羊羹のこだわりについて見ていきましょう。長い歴史をもつ名店つちやの中で、強い人気を誇っている柿羊羹にはつちやのこだわりが詰まっています。つちやの看板商品・柿羊羹のこだわりを2つ紹介します。
使用するのは天日干しした「堂上蜂屋柿」の干し柿
1つ目に紹介する柿羊羹のこだわりは、使用している柿は「天日干しをした堂上蜂屋柿の干し柿」になります。柿羊羹は、11月ごろにキレイに色づいた堂上蜂屋柿を収穫して、皮を1つ1つ丁寧に剥いで天日干しをしています。
10日ほどかけて天日干しをした柿は、刷毛でみがいていくと干し柿特有の甘さの成分の果糖の白い粉が表面に出てくるようになります。
その後は干し柿の種を抜き取り擂り潰してジャム状にしていきます。ジャム状にした柿は砂糖・寒天を煮詰めたものを混ぜ合わせていき、竹の器に流し込んでいき柿羊羹を完成させます。
柿羊羹の原料に干し柿を使用しているのは、干し柿は甘みが濃く・繊維が少ないためです。通常の甘柿では、甘い品種の柿であっても水っぽさが強くトロみのある甘味を出すことができず羊羹にすることが難しいため干し柿を使用しています。
収穫した柿を10日ほどかけて天日干しをし、丁寧に皮を剥ぎ取り手間をかけて作り上げる柿羊羹だからこそ、長年愛され続けている理由の1つで柿羊羹を作る上でのつちやの強いこだわりです。
保存料・着色料はいっさい不使用
つちやの柿羊羹は、保存料・着色料をいっさい使用していないのもこだわりの1つでもあります。丹波産糸寒天と白双糖・グラニュー糖・サンマル糖を使って作られているため、保存料や着色料を使わずにおいしい柿本来の味と甘さを味わうことができるようになっています。
天然の孟宗竹を使った半割竹の容器
2つ目に紹介する、つちやの柿羊羹のこだわりは「天然の孟宗竹を使った半割竹の容器」になります。孟宗竹は、アジアの温暖湿潤地域に分布している、竹の種類の1つで母親のために寒中筍を掘った孟宗から名前が付けられています。
日本では多くの種類の竹がありますが、日本のタケ類の中でも最大であり、高さが25m近くに達する孟宗竹もあり、つちやでは天然の孟宗竹を容器に使って提供をしています。
4代目の右助により生み出された柿羊羹ですが、柿羊羹の容器に竹を使用するようになったのは、5代目の祐斎の代の1896年からとなります。
5代目祐斎の親友であり竹の研究家でもあった坪井伊助翁より、竹と柿の相性がいいこと・柿を植えると竹も育つだけでなく柿の甘みも増すというアドバイスにより、柿羊羹オリジナルの竹の容器を使うことを思いつきました。
アドバイスを受けて竹の容器を使うことを思いつきましたが、当初は竹の筒に柿羊羹を流し込んで竹に彫刻をほどこしたりするものや、漆塗り蒔絵で使い終わったあとは、一輪挿しの花瓶としても再利用することができるものなど、デザイン性や再利用できるものなどを作っていました。
しかし、竹筒は中身が取り出しにくいというデメリットがあり、お茶菓子に出された際にお客の1人が中身が出てこなかったことに立腹して、石に投げつけたところ竹が2つに割れたことにより、現在の半割竹の容器が完成したといわれています。
試行錯誤により、デザイン性に重点を置くよりも、柿羊羹を取り出しやすくすぐに食べることができるようにと機能面に着目して作られた、つちやのこだわりの竹の容器です。
柿羊羹のおすすめの食べ方
続いて柿羊羹のおすすめの食べ方を見ていきましょう。柿羊羹はそのまま食べてもおいしいですが、料理として使うこともできます。料理として柿羊羹を使う際のおすすめの食べ方はサラダの具材として使うことです。
柿羊羹を細かく切り、レーズンと合わせてサラダに混ぜると、絶妙な味わいのあるおいしい柿羊羹を使ったおすすめの食べ方です。食卓にひと味違った味わいの料理を取り入れたいときにおすすめのレシピとなります。サラダに入れる具材はお好みの具材で大丈夫です。
2つ目に紹介する柿羊羹のおすすめの食べ方は、おつまみとして食べる食べ方になります。柿羊羹をスライスして氷の上に並べて冷やすと洋酒との相性が抜群の柿羊羹となります。
夜のリラックスタイムを洋酒と柿羊羹の和と洋の組み合わせで楽しむことができる、柿羊羹のおすすめの食べ方です。
柿羊羹は通販でも買える!
最後に柿羊羹の通販での購入方法について見ていきましょう。つちやの人気商品柿羊羹は通販でも購入することができます。柿羊羹を通販で購入する2つの方法を紹介します。
公式オンラインショップ
1つ目に紹介する柿羊羹を通販で購入する方法は「公式オンラインショップ」から購入する方法です。つちやの公式サイトではオンラインショッピングも実施していますので、つちやの人気商品・柿羊羹を購入することができます。
公式オンラインショップでは、1本入りと2本入りを選ぶことができ、サイズも1本入りは155gから4種類、2本入りは155gから3種類選ぶことができます。
また、1本入りの中には化粧箱付きの商品もつちやの公式オンラインショップでは取り扱っていますので、贈答用分も通販で購入することができます。化粧箱が付いていないタイプの商品ものし付きを選ぶことができます。
のしの種類もお中元・お歳暮・内祝い・快気祝いなどタイプを選ぶことができますので、該当ののしを選択して購入手続きに進みましょう。
決済方法は2022年3月現在、代金引換・クレジットカード払いの2つから選ぶことができます。使用可能なクレジットカードの種類は、公式サイトで確認をしましょう。なお、配達する地域により別途送料が必要となりますので、確認の上購入をしましょう。
大手ECサイト
2つ目に紹介する通販でおいしい柿羊羹を購入する方法は「大手ECサイト」から購入する方法です。楽天市場やAmazonなど、大手のECサイトでは柿羊羹を取り扱っています。
各サイトのポイントなどを貯めている場合などは、大手ECサイトから柿羊羹を購入するのがおすすめです。なお、大手ECサイトでは、クレジットカード・銀行振込・後払い決済・Apple Payなど種類豊富な決済方法を選ぶことができるのも魅力の1つです。
柿羊羹は手土産にもおすすめ
岐阜県にある老舗の和菓子店・つちやの人気商品柿羊羹の魅力などについて紹介をしてきました。つちやの柿羊羹は保存料などを使用せずにこだわりの製法で作られており、シンプルながらこだわりの竹の容器に入れられているためギフトや手土産にもおすすめです。
手土産以外にも自宅でサラダと一緒に食べたり、洋酒と一緒に食べるなど様々な食べ方を楽しめます。つちやの柿羊羹をお好きにアレンジしておいしい柿羊羹を味わってみてはいかがでしょうか。
つちや 柿羊羹 220g 1本
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