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福岡の和菓子店・千鳥屋の代表菓「千鳥饅頭」
和菓子の心と南蛮菓子の製法から誕生した九州・博多を代表する伝統の銘菓である「千鳥饅頭」は福岡の老舗和菓子店「千鳥屋」の看板商品です。株式会社千鳥饅頭総本舗は、福岡市博多区に本社を置く1630年に創業した300年以上の歴史を誇る老舗の和菓子店となります。
2022年3月現在店舗は38店舗あり、38店舗のうち36店舗が福岡、佐賀県と沖縄県に各1店舗ずつ店舗を展開しています。
株式会社千鳥饅頭総本舗では、菅原道真公の故事「水鏡せると伝ふる 天神のみあしのあとに 千鳥群れ飛ぶ」の和歌の中から縁起の良い鳥とされている千鳥を屋号にして誕生しました。
千鳥屋の創業は江戸時代の1630年です。千鳥屋のルーツは、当時としては最先端であった長崎の南蛮文化を日本に伝えた、いまではシュガーロードと呼ばれている長崎街道が通る佐賀にまで遡ります。
千鳥屋では南蛮伝来のカステラ生地で包んだ看板商品の千鳥饅頭を中心としてかすていら・丸ボーロ・チロリアンや、フワフワで芳ばしい素朴で上質な味わいの焼きチーズケーキなど南蛮菓子をルーツとするお菓子がたくさんあります。
千鳥屋では主に南蛮菓子をルーツとしているお菓子に創意工夫を加え、独創的でオリジナリティ溢れる商品を、安心・安全で厳選された原材料のみを使用して製造しているのが特徴です。
千鳥屋は、時代に流されることなくポルトガルから長崎・佐賀・福岡へと文化の伝来とともに真心を形にして、お客さんと社会の笑顔と幸せのために縁起が良いとされる千鳥にあやかり縁起の良いお菓子やを目指しています。
縁起の良いお菓子やを実現するために、千鳥屋では売り手良し・買い手様良し・世間様良しの3つを基本理念としています。
売り手良しとは、お菓子を製造するにあたって愛を込めて、接客するにあたって真心と誠意を込めて販売を悔やんでしまうような取引を商売の極意とせよという理念になっています。
買い手様良しとは、お客さま・取引先様に対して頂いたお代以上の価値を提供して、顧客の満足を常に高める努力をせよという理念になっています。世間様良しとは、社会貢献のことになります。社会貢献の実績の基盤は、企業の存続と千鳥屋は考えています。
千鳥屋では社会の一員として商売を行う営業活動が社会を益しているという信念をもって、正直に公正に正しいことを行い世間から企業としての存在を認めてもらうこと、利益の使い方など企業の存続を通して社会に貢献することを理念としています。
今回は、九州・福岡を代表とする数々の銘菓を送り出している千鳥屋の看板商品・千鳥饅頭にスポットを当てて紹介をしていきます。
伝統のカステラと丸ボーロから誕生
千鳥屋の看板商品・千鳥饅頭は伝統のカステラと丸ボーロから誕生した和菓子です。日本で一番最初に饅頭が上陸をしたのは、九州の博多といわれています。そして、日本で最初に洋菓子が上陸したのは九州の長崎です。
日本で初めて上陸した2種類のお菓子を組み合わせて作り出されたのが、千鳥饅頭となります。300年以上前に、ポルトガル人から伝来した、当時としては最先端であった南蛮菓子の製法はいまでも千鳥饅頭の中に残っています。
饅頭王国ともいわれている九州を代表する伝統の銘菓となった千鳥饅頭は、300年以上守り続けている伝統のカステラと丸ボーロを組み合わせた和洋折衷の銘菓です。
千鳥饅頭は口どけの良い柔らかな舌触りの白あんと、風味の良い焼き皮の上品な甘さが特徴です。凛とした姿が時代を超えて、子どもから大人まで多くの人たちに愛され続けている人気のお菓子です。
千鳥饅頭は口に入れた瞬間に皮のカステラ風の味わいと白あんの上品な甘みが口のなかでとろけて広がり、手が止まらくなってしまうといわれているほど人気の高い商品です。
千鳥の焼印が特徴
千鳥饅頭は、中央に縁起が良いとされている千鳥の焼き印が押されているのが特徴です。かわいらしい千鳥の焼き印が、一緒に食べる家族や友人を笑顔にしてくれるのが千鳥饅頭です。
千鳥饅頭のこだわり
九州・福岡を代表する人気の和菓子・千鳥饅頭のこだわりについて見ていきましょう。お土産にもおすすめで、ギフトにも喜ばれる千鳥饅頭には千鳥屋のこだわりが詰まっています。千鳥饅頭のこだわりを2つ紹介します。
北海道産手亡豆とザラメを使用
1つ目に紹介する千鳥饅頭のこだわりは「北海道産手亡豆とザラメを使用」していることです。千鳥饅頭に使われている白いこしあんの原料は、北海道産の最高級しろインゲン豆を使用しています。
国産の上質な白いんげん豆だけが、食べた時に口のなかでとろけるような食感を演出してくれます。また、ザラメは食べた時に苦みとしつこさが無い、最高級の砂糖を使用しているため上品な甘さを実現させています。
北海道産の手亡豆と最高級の砂糖を使ったザラメを使い、こだわりの味と食感に仕上げているのが千鳥饅頭のこだわりです。
「てごね」で合わせた生地
2つ目に紹介する千鳥饅頭のこだわりは「てごねで合わせた生地」になります。千鳥饅頭は、小麦・卵・上白糖などを手ごねで合わせた黄金色の生地の中に、最高級の北海道産の手亡豆で作る純白のこしあんを詰め合わせています。
小麦粉は肥沃な土壌で上質なお米の産地としても知られている、福岡県の筑後平野で作られた地元の粉を使用しています。手ごねにより丁寧に作り上げることで、口どけに優れ、甘みがあり千鳥饅頭の皮のソフトでしっとりとした食感・上品な甘みを作り出しています。
餡子の水分が皮に馴染み、千鳥饅頭がしっとりで最高に美味しい状態に完成されるのは、作られてから3日目以降となります。手ごねにより最高に美味しい状態でお客さまに提供をするために、手間をかけるこだわりで千鳥饅頭は作られています。
千鳥屋は他にも人気銘菓がたくさん
千鳥屋には、千鳥饅頭の他に人気の銘菓がたくさんあります。ギフト・お土産におすすめの千鳥饅頭以外の人気銘菓を3つ紹介します。
卵黄を多く使った高級五三焼カステラ「カステラ」
1つ目に紹介する、千鳥饅頭以外のギフトにおすすめの千鳥屋の人気銘菓は「カステラ」になります。卵黄を贅沢にたくさん使った高級五三焼カステラです。鮮度にこだわった卵の素朴な風味とハチミツの濃厚な香りが特徴となっています。
卵のやさしい風味をどのように引き出すかにこだわっている千鳥屋のカステラは、地元の農家に特別に頼み、産んで2日以内の卵を使用しています。卵の風味とハチミツの香り・しっとりなのにフワフワの柔らかさ・口どけの良さ3つの特徴を持つ千鳥屋の人気銘菓となっています。
三百八十余年変わらぬ製法「丸ボーロ」
2つ目に紹介する、千鳥饅頭以外の千鳥屋の人気銘菓は、300年以上変わることのない製法を守り続けている「丸ボーロ」になります。千鳥屋の丸ボーロは、1630年のカステラと同様に、いち早くポルトガルからの秘伝の製法を学び福岡独自の丸ボーロを作り上げました。
九州独特の和菓子として広く親しまれている丸ボーロの中でも、千鳥屋の丸ボーロは全ての原料において最高級の素材を使用しています。発売以来300年以上製法を受け継ぎ・守り・継承をしている優しく栄養満点の千鳥饅頭同様、子どもから大人まで愛されている千鳥屋の人気銘菓です。
チロル渓谷に伝わるクッキーをアレンジした「チロリアン」
3つ目に紹介する千鳥饅頭以外の千鳥屋のおすすめ銘菓は、チロル渓谷に伝わるクッキーを千鳥屋でアレンジした「チロリアン」です。新鮮なミルク・バターをたくさん贅沢に使って、チロル伝統のレシピでサクサクに焼き上げた軽い食感のロールクッキーです。
千鳥屋のオリジナルのクリームを入れた口どけ滑らかな食感で、バニラ・コーヒー・ストロベリー・チョコレートなど様々な味を楽しむことができるロールクッキーです。
1962年の発売当時より、変わらぬ人気を誇っている千鳥饅頭と同様、ギフト・お土産におすすめの人気銘菓となっています。
通販で買えるギフトに人気の千鳥饅頭
最後に通販で購入することができる千鳥饅頭を紹介していきます。千鳥饅頭を取り扱っている千鳥屋の店舗は、福岡県・佐賀県・沖縄県にのみ店舗があります。
そのため、3県以外では通販での購入でのみ千鳥饅頭を味わうことができます。通販で購入することができる千鳥饅頭を3つ見ていきましょう。
「千鳥饅頭 箱6個入」
1つ目に紹介する、通販で購入することができるおすすめの千鳥饅頭は「千鳥饅頭 箱6個入」になります。6個入りになりますので、少人数向けのギフトやご自宅・自分用におすすめの量の千鳥饅頭です。
「詰め合わせ 朝な夕な「W-あ」」
2つ目に紹介する通販で購入することができるギフトにおすすめの千鳥饅頭は「詰め合わせ 朝な夕な「W-あ」」になります。千鳥饅頭14個と丸ボーロが8個入った、千鳥屋の詰め合わせセットです。
千鳥屋の商品のギフト内容に迷った場合に、おすすめの定番の人気和菓子を詰め込んだ、ギフトにおすすめの千鳥饅頭となっています。
「詰め合わせ 朝な夕な(WY-い)」
3つ目に紹介する、通販で購入することができるギフトにおすすめの千鳥饅頭は「詰め合わせ 朝な夕な(WY-い)」になります。
千鳥饅頭15個・チロリアン16本・チロリアンハット8枚が詰め合わせとなっているセットで、大人数向けのギフトにおすすめの通販で購入することができる千鳥饅頭となっています。
九州のおすすめ土産「千鳥饅頭」
九州を代表する福岡の人気銘菓・千鳥饅頭について紹介をしてきました。千鳥饅頭は、伝統を守り続けている、懐かしい味わいが魅力の和菓子です。
九州を訪れた際の定番お土産となっていますので、九州を訪れた際には千鳥饅頭をお土産にして家族や友人と伝統の味を楽しんでみてはいかがでしょうか。