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岐阜・飛騨の工芸品【さるぼぼ】とは?
さるぼぼは岐阜県飛騨地方に伝わる伝統工芸品です。赤い布でできた人型の人形で、多くは腹かけや頭巾を身に着けています。岐阜県飛騨地方のお土産屋さんでは必ず見かけ、岐阜県のお土産品として人気を博しています。
さるぼぼは長い歴史があり不思議も多い人形ですが、さるぼぼは災いや病気などから私たちを守ってくれるお守りなのです。安産や妊娠祈願のお守りとしても効果があるといわれ、妊婦さんや不妊に悩む人におすすめです。今回は、飛騨地方の伝統工芸品であるさるぼぼについて詳しく紹介します。
【さるぼぼ】は飛騨の方言で「猿の赤ちゃん」
岐阜県飛騨地方の方言で、「ぼぼ」は「赤ちゃん」という意味があります。さるぼぼの「さる」はそのまま動物の「猿」を意味し、合わせるとさるぼぼは「猿の赤ちゃん」を意味する言葉です。
さるぼぼは一見小さな子供が両手両足を広げた姿の人形に見えますが、さるぼぼのスタンダードなカラーは赤なので、顔の赤い猿の赤ちゃんをかたどったものだと言われればそのようにも見えます。
さるぼぼは元気に育つようにとの願いを込めて手作りのさるぼぼを赤ちゃんにあげたり、子宝に恵まれる効果や安産の効果もあるとされており、赤ちゃんと縁の深い伝統工芸品です。
【さるぼぼ】に顔がないのはなぜ?
さるぼぼの顔の部分には目や鼻、口などは一切描かれていません。さるぼぼに顔のない理由は、自分の生き写しであるからとされています。顔のパーツがなく表情の分からないさるぼぼは、どんな感情の時もそばで支えてくれていると感じられる存在であるようにと特定の顔を入れていません。
さらに、さるぼぼはあえて顔を描かないことで、あげる人の身代わりになってくれるという言い伝えもあります。災難や病気にかからないようにと願いのこもった贈り物として渡す人も多いです。
また、さるぼぼは飛騨地方において、赤ちゃんをあやすために作られた手作り人形であり、赤ちゃんの想像力を付けるために顔のパーツを描いていないという説もあります。
【さるぼぼ】の歴史とお守りの意味
さるぼぼは岐阜県飛騨地方に昔から伝わる伝統工芸品ですが、たくさんの言い伝えがある人形です。岐阜県のお土産屋さんにはたくさんのさるぼぼが並んでいますが、その正体は謎に包まれており、不思議な雰囲気をまとっています。
さるぼぼが赤い理由やお守りとして飛騨地方で有名になった経緯など、さるぼぼの歴史を紐解けば解明される謎がたくさんあります。
岐阜県のお土産品として定番のさるぼぼですが、見たことはあるけど、正体は分からない人が多いのも事実です。今回はさるぼぼの歴史やお守りとしての効果などを紹介します。
【さるぼぼ】の原型は奈良時代に中国から伝わった
さるぼぼの原型となるものは中国からはいってきた人形だと伝わっており、今から1200年も前の奈良時代にもたらされたものだとされています。
その時から安産の際のお守りとしての役割を果たしており、時代とともに子供のお払いの際に用いたり、嫁入り道具、子供のおもちゃなどと利用の幅が広がっていきます。江戸時代の天然痘の流行をきっかけに邪気を払ってくれる赤い生地を使うようになったといわれています。
しかしさるぼぼは貿易が発達し、いろいろな道具が日本にもたらされるにつれ次第にすたれていきます。その結果さるぼぼは貿易の影響を受けにくい、海から離れた飛騨地方に根強く残ったとされています。
【さるぼぼ】はなんのお守り?
時代の流れとともにさまざまな使い方をされてきたさるぼぼですが、現在のさるぼぼは岐阜県飛騨地方の定番のお土産品であり、お守りです。
さるぼぼの「さる」の部分にかけて病気や災いが去る効果や、安産や子宝に恵まれるといった効果が期待できます。さるぼぼの布は邪気を払う赤い色を使っているので、さまざまな困難や災害から身を守ってくれると伝えられています。
またさるぼぼの猿はエンとも読めることから、縁結びや夫婦円満などの効果もあるといわれています。さるぼぼのお守りとしての効果は幅広く、現在飛騨地方のお土産屋さんにはカラフルなさるぼぼが並んでおり、色によっても効果が変わってきます。
意外と簡単!手作りの【さるぼぼ】
岐阜県飛騨地方の伝統工芸品であるさるぼぼは手作りできる貴重な伝統工芸品です。人形を手作りするのはかなりハードルが高いように思いますが、意外と簡単に手作りできます。
さるぼぼを手作りするときはまず、さるぼぼ本体、腹かけと頭巾用の布を用意します。色は好みですが、本体と衣装の色は異なる方がより分かりやすいです。本体の方は円形と正方形に切り出します。この時円形の直径と正方形の1辺が同じ長さになるようにしましょう。
頭巾は2:3の長方形になるようにし、短い方の1辺が本体の正方形の布の1辺より少し長くなるようにします。腹かけは本体より少し小さい正方形に切り出します。
円形の布の周りを波縫いし、玉止めをせずにそのまま真ん中に綿を乗せ、糸を引っ張り絞ります。球体に整えたら、綿が出ないように口を縫いこみ玉止めします。球体に沿って頭巾の布を円錐型になるように被せ、ボンドで留めます。
次に本体の胴体部分の布の四隅を縫い合わせ、手裏剣のような籠型になるように縫います。籠の中に綿を詰めます。縫い合わせる際は、腹かけで隠れるので、しっかりと縫い合わせられてなくても大丈夫です。
頭と胴体を縫い合わせたら、頭巾の部分を裏側から見て三角になるように折り、縫い合わせます。最後に腹かけをボンドで付けて、手作りさるぼぼの完成です。
飛騨のお守り【さるぼぼ】おすすめ通販
さるぼぼは飛騨地方の伝統工芸品かつ人気のお土産品であり、飛騨地方ではよく目にするグッズですが、通販でも購入可能です。通販で買えるさるぼほはキーホルダーにぴったりの小さなさるぼぼから、赤ちゃんと一緒に寝かせられるサイズの大きめのさるぼぼまでさまざまな商品があります。
通販のさるぼぼは、岐阜県飛騨地方のお土産屋さんのようにカラーバリエーションも豊富です。通販では赤の他にも勉強運を上げる青や金運を上げるゴールド、恋愛運を上げるピンクのさるぼぼなどが人気です。自分のあげたい運のカラーのさるぼぼを通販で見つけてみましょう。
種類が豊富!人気のさるぼぼグッズ
飛騨地方に伝わるさるぼぼは、元々は病気除けや厄除けのお守りや子供のための人形として作られていましたが、近年のお土産屋さんではさるぼぼをモチーフにしたグッズも数多くあります。
さるぼぼグッズはシャープペンや1輪挿し、ハンカチなどのほか、クッキーなどの食べ物もあります。定番のさるぼぼのキーホルダーも、さまざまなアイテムを持ったものや着ぐるみを着たものなど種類が豊富で大人気です。
カラーも赤だけでなく、青やオレンジ、金、黒など豊富なので、お気に入りのさるぼぼグッズを見つけてみましょう。今回は多くのさるぼぼグッズを通販で扱う飛騨高山の「おはなもあな」というお店のおすすめグッズを紹介します。どの商品も手作りされた温かみのあるさるぼぼです。
【飛騨高山おはなもあな】マタニティさるぼぼ
飛騨高山おはなもあなのマタニティさるぼぼは、お腹の大きい妊婦さんの形をしたさるぼぼです。子宝や安産に最も効果があるとされているオレンジ色の生地を使ったさるぼぼで、出産を控えた妊婦さんのほか、不妊に悩んでいる方にもおすすめです。
マタニティさるぼぼの大きさは約6cmで、小さな子供の手のひらにぴったりのサイズです。本体のカラーはオレンジですが、服の部分のバリエーションが豊富で全部で8種類用意されています。お値段は1599円となっています。
【飛騨高山おはなもあな】金色さるぼぼ
飛騨高山おはなもあなの金色さるぼぼは、金色の生地で作られたさるぼぼです。本物の5円玉がついてきており、お金とご縁がありますようにとの願いが込められています。金色さるぼぼのご利益は金運アップはもちろん、開運、ギャンブル運、恋愛運も同時に挙げてくれるといわれています。
金色さるぼぼの大きさは2cmほどで、1体1299円となっています。赤色のさるぼぼがつくと2体で2399円とお得に購入できます。金運と無病息災を一緒に祈願してみましょう。
【さるぼぼ】を手に入れてお守りにしよう
飛騨高山の人気のお土産品として知られるさるぼぼは、災いや病気から私たちを守ってくれ、妊娠や安産に効果のあるお守りです。かわいらしい赤い人型のさるぼぼは、そばに置いておくだけで効果があると評判です。
岐阜県に旅行に行った際はもちろん、手作りもでき、通販でも種類豊富に取り扱いがあるので、ぜひお気に入りの1体を手に入れてみましょう。あなたを守ってくれるはずです。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。