【太白胡麻油】は香りのない不思議なごま油！おすすめの使い方は？

太白胡麻油（たいはくごま油）は「香りのないごま油」として人気を集めている注目の商品です。コストコやネットスーパーなどでも取り扱っていて、普通の料理だけでなく、パンやスイーツなど色々な用途に使えるのが特徴です。

太白胡麻油は「マルホン胡麻油」から発売されています。マルホン胡麻油は1725年創業の約300年という歴史を持つ会社です。

1725年に初代・竹本長三郎が三河国（愛知県）で、その当時盛んだった菜種や綿実の搾油業を興したのが始まりです。明かりのための搾油がルーツだったマルホン胡麻油はその後、1915年になると、電気の普及により灯明油が不要となったことでごま油の製造を本格的に開始します。

それから9年後、1924年に料理人からの要望に応えるため、ごま油として異色の元祖「太白胡麻油」が生まれたと言われています。

1945年になると家庭用市場に本格参入し、太白胡麻油をはじめ、極上胡麻油や胡麻のサラダ油を販売開始します。

その後現在に至るまでに、色々な種類のごま油を生み出すことはもちろん、業界初となる密封式二重構造ボトルや滴下ボトルのごま油など、今までになかったような画期的なごま油を作り上げています。

「太白胡麻油」のネーミングにはしっかりとした理由があります。太白胡麻油の「太白」とは、古代の中国における金星の呼び名です。

太白胡麻油が他よりも秀でているといった自信のもと、煌びやかに光り輝く金星にちなんで命名されました。太白胡麻油はそのネーミング通りに、大正時代に商品化されて以降、その品質と美味しさに磨きをかけてきたのです。

太白胡麻油にはさまざまな魅力が詰まっています。通常の油やごま油とは違った美味しさを楽しめる太白胡麻油の魅力を紹介します。

太白胡麻油はコストコやネットスーパーなどで販売されています。いつもお使いのスーパーでは見かけないかもしれませんが、気になった方はコストコやネットスーパーをお使いください、

太白胡麻油の最大の魅力はごま油独特の香りがないところです。これはごまを生のまま搾っているため、香りがしないのです。香りがない分、豊かなごまのコクとすっきりとした後味を楽しむことができます。

太白胡麻油は香りがないので、素材の持ち味をそのまま活かすことができると人気を集めています。普段使いのごま油としてはもちろん、パンやスイーツにもおすすめなのはこういった理由です。

太白胡麻油は圧力だけでギュッと搾る圧搾製法を採用しています。余分なものは使わないからこそ、雑味のない澄み切った味わいを楽しむことができます。

ごま油の一般的な採油法である抽出法では、化学溶剤を使用して抽出するので効率が良く、最も広く使われていますが、太白胡麻油で採用している圧搾製法は、ごまにひたすら圧力をかけて搾り取るので、効率はよくありませんが、ごま本来の旨味を活かすことができるのです。

太白胡麻油の商品ラインナップには、太白胡麻油ガラス瓶タイプ150g・200g、太白胡麻油ペットボトルタイプ300g・450g・700g、太白胡麻油缶タイプ1400g、製菓用太白胡麻油ガラス瓶タイプ200gがあります。

コストコでは、太白胡麻油ペットボトルタイプ1650gの特用大容量タイプも販売されています。お得に大量の太白胡麻油をお求めならコストコがおすすめです。

色々な容量の太白胡麻油が販売されていますが、太白胡麻油の主な原材料であるごまはどこからきているのでしょうか。現在日本で1年間に獲れるごまの量は約100t前後と言われています。

マルホン胡麻油の工場ではその量では1日で使い切ってしまうので、ナイジェリアやタンザニアなどのアフリカの国々から輸入しています。現地に直接赴き、生産地の管理状況を把握し安全性を追求しながら、安心・安全で高品質な原料の調達を行なっているのです。

こうして日本にやってきたごまをマルホン胡麻油の工場で丁寧に搾油し、太白胡麻油などの商品に生まれ変わります。ちなみにごま油450gのボトルの中には、ごま40万粒分の油が詰まっています。

太白胡麻油は普段使い以外にも色々な使い方ができます。香りがないので素材の味を活かしやすいという以外にも、ノンコレステロールのためカロリーオフが期待できたり、乳化性がよいので他の食材と混ざりやすいという特徴があります。

太白胡麻油のおすすめの使い方には「ドレッシング・タレ」「スイーツ・パン」「揚げ物」があります。「ドレッシング・タレ」は、サラダ油やオリーブオイルの代わりに太白胡麻油を入れるだけで、いつもとはちょっと違った味わいのドレッシング・タレにすることができるので人気です。

「スイーツ・パン」は、バターや油の代わりに太白胡麻油を使います。バターの代わりに使う場合には、太白胡麻油は常温で液体なので、バターに比べて準備や扱いが簡単です。さらにごま油は参加しにくいので、焼き上がりが脂っこくなりにくく、冷めてもしっとり感が続くので人気です。

「揚げ物」に太白胡麻油を使う場合には、フライパンに太白胡麻油3：太香胡麻油1の割合で3cmの高さになるくらいまで入れて使うのがおすすめです。太香胡麻油は優しいごまの香りが特徴なので、ほんのりとごまの香りもする揚げ物になるので人気です。

ここからは太白胡麻油を使ったおいしいレシピを3種類紹介します。普段使いのおいしいレシピ、スイーツのおいしいレシピ、揚げ物のおいしいレシピの3種類なので、興味がある方はぜひ太白胡麻油を使った人気のレシピを試してみてください。

まず紹介する太白胡麻油を使ったおいしいレシピは「きのこの炊き込みご飯」です。きのこの香りや美味しさが際立つ炊き込みご飯です。具材を炒めてお米と一緒に炊飯器で炊き上げるだけなので簡単に作ることができます。

きのこは舞茸や椎茸がおすすめです。舞茸は手でほぐし、椎茸は短冊切りにします。フライパンに太白胡麻油をしき、鶏肉の皮目を強火でパリッと焼き、身をサッと焼き上げて取り出し、食べやすい大きさにカットします。鶏肉を焼いたフライパンにきのこを入れ、軽く塩を振り焼き上げます。

炊飯釜に浸水した米（2合）を入れ、水（340ml）・酒（30ml）・醤油（30ml）・昆布（5g）を加えて鶏肉を乗せ、炊飯します。炊き上がったら焼いたきのこを加えて30分ほど蒸らして完成です。

続いて紹介する太白胡麻油を使ったおいしいレシピは「シフォンケーキ」です。太白胡麻油を使うことでしっとりとした食感になり美味しくなります。

ボウル（A）に卵黄（3個）・水（80ml）・太白胡麻油（40ml）を混ぜ合わせて、砂糖（40g）・小麦粉（85g）・ベーキングパウダー（2g）を振るいながら入れ、なめらかになるまで混ぜ合わせます。

別のボウル（B）に卵白（4個）を入れ泡立てながら、砂糖（40g）を数回に分けて加え、角が立つまで泡立て続けます。ボウル（A）にボウル（B）を2、3回に分けてふんわりと混ぜ合わせ、混ぜ合わさったら型に入れます。170度に予熱したオーブンで35分ほど焼いて完成です。

最後に紹介する太白胡麻油を使ったおいしいレシピは「からあげ」です。太白胡麻油だけではなく、同じマルホン胡麻油の商品である「太香胡麻油」を入れることで優しいごま油の香りとカリッとした食感に揚げ上がります。

一口大にカットした鶏もも肉をボウルに入れ、酒（大さじ1）・醤油（大さじ1／2）・すりおろし生姜（大さじ1／2）・すりおろしニンニク（小さじ1／2）・塩胡椒（少々）を加えて揉み込み、30分ほど冷蔵庫で漬け込みます。

漬け込み終わったら、卵（1個）を加えて揉み込み、片栗粉（大さじ5）を加えて混ぜ合わせます。鍋に太白胡麻油と太香胡麻油を3：1の割合で入れ、170度に熱して鶏肉を揚げます。

2分ほど経ち表面が固まったら上下をひっくり返して満遍なく揚げます。しっかりと中まで火が通ったら網にあげて油をしっかりと切ったら完成です。

太白胡麻油は普段使いはもちろん、スイーツやパンにも使える人気の万能商品です。コストコやネットスーパーなどでも購入できるので、太白胡麻油をゲットしてフル活用してください！

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。