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枝豆は離乳食初期はNG!後期からがおすすめ
今回は、枝豆を乳幼児の離乳食に利用することについて紹介をします。枝豆は栄養価が高くあっさりとした味わいなので、離乳食に適しているといわれています。積極的に枝豆を離乳食に利用してきた方も多いのではないでしょうか。しかし枝豆を離乳食に利用する際には注意点があります。
それは、枝豆は離乳食開始初期のころには厳禁である点です。栄養の面では問題はありませんが、枝豆の硬さに注意する必要があります。枝豆は、長時間茹でても一定以上の柔らかさにならない特徴があります。大人にはちょうどよくても離乳食には適さない硬さが残ってしまいます。
アレルギーに注意
枝豆を離乳食に利用する際にはアレルギーに注意しましょう。枝豆はアレルギー表示を推奨する20品目の1つに含まれています。離乳食など子どもが初めて口にする食べ物にはしっかりと注意をする必要があります。異常があったら早めに医者に相談しましょう。
枝豆に限らず初めて離乳食に新しい食材を取り入れた場合には、しっかりと子供の様子を見て、少しでも異常がないかチェックすることは重要です。思わぬ食材がアレルゲンになってしまう可能性があるので、子どもの体調を守るためにも慎重に少しずつ利入力を進めましょう。
必ずすり潰すか小さく切る
枝豆を離乳食に用いる際には、たとえ離乳食後期や離乳食完了期であったとしても、必ずすりつぶすか小さく切って利用するようにしましょう。枝豆はしっかりと茹でても一定の硬さが残ります。大人にとって食感も大きな魅力ですが子供にとってはのどに詰まらせるリスクが大きいです。
枝豆を離乳食に利用する際には、丸ごと1粒与えることはやめましょう。乳幼児は、離乳食後期や完了期になったとしてもまだ噛む力が強くありません。丸ごと飲み込んでしまってのどを詰まらせてしまうケースは大いにあり得ますので、小さくして少しずつ与えるようにしましょう。
枝豆を離乳食にする時の下ごしらえ
続いて、離乳食に枝豆を利用する場合の下ごしらえについて紹介をします。枝豆の調理法といえば「茹でる」事が最もオーソドックスで簡単な方法です。離乳食に利用する場合も、基本的な調理方法は同じです。茹でるのが一般的ですが、離乳食に利用する場合には他の方法もあります。
また離乳食に枝豆を使う場合、その分量は多くありません。どうしても使いきれずに残ってしまうケースも多いので、保存して置いておきたい場合もあります。便利で簡単な保存方法も紹介しますので、離乳食に枝豆を利用したいと考える方は是非参考にして活用してみてください。
鍋で茹でる
枝豆の簡単な調理方法としては、やはり茹でることが一般的です。大人が食べる際にも茹でて調理されることが多いですが、子どもの離乳食に利用する場合は、大人用に調理する場合よりも長めに茹でて少しでも柔らくした状態にするようにしましょう。
枝豆が茹であがったらザルにあげます。さやから豆を取り出し、薄皮を剥けば下準備は完了です。大人がビールのあてなどに利用する際には、塩水で茹でるケースが多いですが、離乳食に利用する場合は味付けはほとんどする必要がありません。塩を入れずに茹でるようにしましょう。
電子レンジで茹でる
少量の枝豆なら、鍋で茹でるのではなく電子レンジを活用する方法もあります。耐熱皿に適量の枝豆を入れ、水を少量入れます。ラップをかけて7分ほど加熱すれば、すっかりと熱が通って柔らかくなります。しかし、離乳食初期には利用することはおすすめできないので注意しましょう。
市販されている冷凍枝豆を電子レンジで加熱したくなりますが、市販の冷凍商品には最初から塩で味付けがされているケースが多いです。離乳食としては、初期だけでなく後期、完了期においても味付けが濃いものは適切ではありませんので、冷凍食品の利用には注意しましょう。
冷凍保存方法
使いきれなかった枝豆は、適切に冷凍保存をすることで、次回に利用する際に調理時間の時短にもなるので便利です。いったん鍋などで茹でて加熱したら、さやから取り出し薄皮を剥きます。初期や後期、完了期など子供の月齢に適した形に刻んだりすりつぶしてしまいます。
そのあと、小分けできる容器やラップに包んで冷凍庫に入れます。使用する分量ごとに区分けして保存しておくことで、次回に利用する際に非常に便利になります。ただし、古くなると離乳食途中の子供には食べられませんので、1週間を目安に食べきるようにすることが重要です。
枝豆を使った簡単離乳食レシピ【後期】
続いて、枝豆を離乳食に利用する簡単レシピを紹介します。まずは、離乳食後期の段階で利用する場合の枝豆簡単レシピの紹介をします。離乳食後期とは、およそ9か月から11か月頃のことを指します。歯茎でつぶせる硬さの食材を取り入れて、提供することができる時期になります。
しかし、枝豆は一定の硬さが残ってしまう食材なのでしっかりと小さく刻むかすりつぶして利用するようにしましょう。今回は、離乳食後期に利用できる代表的な枝豆レシピを2種類紹介します。子どもに新しい食感と味わいを感じさせる魅力的なレシピになるので挑戦してみてください。
枝豆と豆腐のハンバーグ
離乳食後期のおすすめ枝豆簡単レシピの1つ目は「枝豆と豆腐のハンバーグ」です。枝豆がアクセントになった、豆腐ベースの柔らかいハンバーグで、離乳食後期から食べさせることができます。ひき肉、豆腐、人参と玉ねぎ、枝豆及び調味料として醤油などを用意します。
人参と玉ねぎをみじん切りにして、枝豆をすりつぶし、電子レンジで加熱します。ひき肉と豆腐、および枝豆などすべての具材、醤油をボウルに入れてよく混ぜます。フライパンで適切な大きさに具材を分けて焼いていきます。弱火でじっくりと焼き上げれば、おいしい仕上がりになります。
枝豆のポタージュ
離乳食後期のおすすめ枝豆簡単レシピの2つ目は「枝豆のポタージュ」です。トロトロの食感なので離乳食に最適です。温かく仕上がるので、寒い冬の時期にも適した離乳食におすすめのレシピになります。枝豆と牛乳、じゃがいもを用意すれば作れる簡単離乳食です。
枝豆は茹でてさやから取り出し薄皮を剥いておきます。じゃがいもは小さく切り、鍋などで少なめの水でしっかりと煮込みます。ミキサーで枝豆と牛乳を混ぜ合わせます。スムージー状になったら、鍋にじゃがいもとともに入れて数分間加熱すれば、おいしいポタージュが完成します。
枝豆を使った簡単離乳食レシピ【完了期】
最後に、離乳食完了期における枝豆の簡単レシピを紹介します。離乳食完了期とは、12か月から18か月頃で、大人とほぼ同じ食事をすることができるようになっていきます。離乳食が完全に完了するまでは子供のペースで少しずつ進めていくことが重要になります。
枝豆も、冷凍の塩味が利きすぎているものなどは避けるようにしましょう。また、作り置きした離乳食は上手に冷凍をしておけば、必要な分だけすぐに利用することができるので、調理の時短にも繋がりおすすめです。上手に離乳食の時期を乗り切りましょう。
枝豆としらすのお粥
離乳食完了期のおすすめ枝豆簡単レシピの1つ目は「枝豆としらすのお粥」です。お粥は、離乳食の中でも定番のメニューです。柔らかさを調整することで離乳食初期から利用可能です。用意するのは、薄めに作ったお粥と、枝豆およびしらすだけになります。
茹でた枝豆をさやから取り出し、薄皮を剥いたらしらすと一緒にすりつぶします。耐熱皿にお粥と枝豆・しらすのすりつぶしたものを入れて電子レンジにかけます。しっかりと加熱されれば出来上がりです。よく冷ましてから子供に与えるようにすることが重要です。
枝豆ごはん
離乳食完了期のおすすめ枝豆簡単レシピの2つ目は「枝豆ご飯」です。離乳食を卒業することになったら、大人と同じようなご飯が徐々に食べられるようになります。柔らかめに仕上げて調理しましょう。枝豆とごはん、味の素など味付けの素材を用意します。
枝豆は茹でてさやから取り出し薄皮を剥き、みじん切りにします。塩と料理酒をかけて電子レンジで加熱します。そのあとごはんと混ぜ、しっかりとまんべんなく混ざったら完成です。徐々に枝豆の粒を大きくしていくなど、さらに大人が食べる食事に近づけていきましょう。
栄養たっぷり!枝豆を離乳食に取り入れよう
以上、枝豆の離乳食としての利用について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。枝豆は離乳食に利用できる便利な食材ですが、離乳食初期のころは利用するのは避けて、後期から開始するようにしましょう。様々なレシピが公開されているので挑戦してみてください。