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西表島の観光基本情報
西表島は沖縄県にある八重山列島の島で、八重山列島の中では最大の面積を持っている島です。西表島は、動植物の多様性から2021年に奄美大島・徳之島・沖縄本島北部と一緒に世界自然遺産への登録が決定されています。
西表島の面積は約289平方Km・周囲130Kmで人口は約2400人です。西表島は山や森林が海岸近くまであり、島の外側が急斜面になっているためカンピレーの滝・マリユドゥの滝・ピナイサーラの滝など、多くの滝があるのも西表島の特徴です。
西表島には、イリオモテヤマネコなど希少な野生動物が多く、野生動物の保全を目的として西表島の森林地域の約3800haが国指定西表鳥獣保護区に指定されています。
西表島の約90%は亜熱帯の自然林で覆われており、山奥から流れている浦内川の下流汽水域においては広大なマングローブ林が形成されています。
マングローブなどの自然に触れたい人などの観光におすすめの島で、日本産のマングローブ植物の7種類全てが分布しているのは西表島のみとなります。
今回は自然の魅力溢れる西表島の観光におすすめの時期や服装・観光のモデルコース・おすすめの観光スポット・子連れにおすすめの穴場観光スポットなどを紹介していきます。
西表島の気候・おすすめの服装
西表島は高温・多湿の亜熱帯海洋性気候であるため、年間の平均気温は約24度と高いことが特徴です。夏は亜熱帯特有の蒸し暑さを感じますが、冬でも暖かいのが特徴で冬の観光もおすすめです。
高温多湿の亜熱帯海洋性気候であるため年間の降水量は非常に多く、梅雨や台風シーズンにはスコールなどの激しい雨もあるため、雨具を持参しての観光が必須です。1年を通して日差しも強いため、観光で島を巡る際には日焼け止めがを用意しておくのがおすすめです。
西表島の3月の平均気温は約30度で昼と夜の気温差も5度以内になっているため、昼夜問わず快適に過ごすことができます。沖縄で海開きが行われる春分の日の前後には25度前後になるため、日中は半袖の服装でも過ごすことができます。
4月の平均気温は約22度であり、過ごしやすいため観光にもおすすめですが、5月に入ると25度以上の夏日が連日続くため、観光の際にはこまめな水分補給が必要です。
5月の上旬から梅雨入りする西表島では、例年では6月の上旬に梅雨明けをします。梅雨明けは6月上旬ですが、スコールが降ることがありますのでレインコートや折りたたみ傘などの雨具を持参しておくようにしましょう。
6月の平均最高気温は30度を超える日が続き、8月まで高温・多湿が続きます。昼・夜ともに半袖の服装で過ごすことができますが、スコールなどで身体が冷えた時用に薄めの上着を持っておくと便利です。
また、1年を通して日差しが強い西表島ですが6月から8月は特に紫外線が強いため、日焼け止めだけでなく防止なども用意しておくようにしましょう。
西表島は台風がよく通過するため、台風の時期には、身動きが取れなくなることがありますので台風の時期の観光は避けるのがおすすめです。9月と10月の平均気温は約25度・11月の平均気温は約23度とまだ暑い日が続き、9月は海での海水浴も可能です。
9月の夜はまだ蒸し暑い日がありますが、10月の中旬以降は朝と晩で涼しさが感じられるようになります。9月と10月の日中は半袖の服装でも大丈夫ですが、夕方ごろから涼しくなってきますのでパーカーなどを持っておくと重宝します。
12月でも平均気温が20度を超える日も多いため、日中は薄めの長袖・半袖などの服装で過ごすことができます。1月と2月は昼と夜の気温差が10度以上となることがあるため、厚めのパーカー・カーディガンなどを用意しておきましょう。
西表島へのアクセス
西表島へのアクセス方法を紹介します。西表島には空港がありませんので、西表島に入る際には船で入ります。また、島には鉄道が無いためバスでの移動がメインとなります。バスは西部から南部にかけて県道が途切れているため、島を一周することができる道路はありません。
西表島へアクセスするには、まずは石垣島へアクセスする必要があります。石垣島には空港がありますので沖縄・那覇空港から石垣島の空港へ移動しましょう。石垣島の石垣港離島ターミナルからフェリーに乗船して西表島にアクセスします。
石垣港離島ターミナルから西表島までは約40分ほどになります。石垣港から西表島に入る航路は北部の上原港・南西部の大原港の2つがあります。観光の目的地や宿泊するホテルに近い方の港を利用するのがおすすめです。
西表島の観光モデルコース
さっそく西表島のおすすめ観光モデルコースを紹介します。西表島は自然あふれる場所のため、大自然を間近で感じたい人におすすめの観光スポットです。
1泊2日コース
西表島のおすすめ観光モデルコース「1泊2日コース」になります。西表島ではショッピングやアクティビティを楽しむことができ、石垣島とセットで訪れる観光客も多くいます。西表島は1泊2日の観光でも十分に魅力的で、人気の観光スポットを巡ることができます。
西表島に到着した日にはカヌー&トレッキングや由布島水牛車観光がおすすめです。カヌーで自然の中を巡ったり、西表島からすぐのところにある由布島へ行くのに水牛車にのりゆっくりとした時間を過ごすのがおすすめで、定番のモデル観光コースです。
ホテルに到着してディナーを楽しんだ後は、ナイトツアーがおすすめです。夜も西表島を観光したい人におすすめのプランで、夜のジャングルを探検することができるツアーです。希少な夜行性動物を見ることができたり、美しい星空を見ることもできます。
2日は早起きをしてサンライズカヌー&SUPツアーに参加してみましょう。朝日が昇る前から海に出て海の上から太陽を眺めましょう。サンライズを堪能し朝食を食べたらシュノーケルなどを楽しみましょう。
美しいたくさんの魚を見たり、運が良ければウミガメやマンタに遭遇することもできます。1泊2日で様々な体験をすることができる西表島になっていますので、モデルコースを参考にして、時期や観光プランを上手に立てて、西表島観光を楽しみましょう。
西表島のおすすめ観光スポット
続いて西表島のおすすめ観光スポットを見ていきましょう。自然に触れあえることができるのが魅力の西表島では、自然を巡るツアーが観光客に人気です。西表島のおすすめ観光スポットを厳選して2つ紹介します。
仲間川マングローブクルーズ
1つ目に紹介する西表島のおすすめ観光スポットは「仲間川マングローブクルーズ」になります。仲間川マングローブクルーズは、マングローブの流域日本一である仲間川を遊覧船で楽しむ人気の観光スポットです。
仲間川は全長約17.5kmあり原始の姿をそのまま残しているとされています。仲間川には日本最大のサキシマスオウノキ・西表島の東部地区にしかない種類のマヤプシキなど、日本最大のマングローブ林を見学することができます。
仲間川マングローブクルーズには、サキシマスオウノキ見学コース・マングローブコースの2つのコースがあり、両方のコースを楽しむこともできます。両方のコースを楽しむ場合は、チケットを購入する際に係りの人に伝えましょう。
西表島鍾乳洞
2つ目に紹介する西表島のおすすめ観光スポットは「西表島鍾乳洞」になります。西表島にはマングローブジャングルの中に3つの鍾乳洞が連なっているスポットがあります。それぞれの鍾乳洞により魅力は様々で、SNS映えするスポットもあるため観光客に人気があります。
西表島鍾乳洞のおすすめの過ごし方は、探検することができるケイビング&トレッキングが人気です。トレッキングしている最中には、映画などでも見覚えのある植物などを目にすることもできます。
鍾乳洞は暗い箇所や狭い箇所も多く、足場も安定していないことが多いため小さな子連れでの観光にはあまり適していません。
また、子連れの観光でない場合もヘルメット・ひざ当て・ひじ当て・懐中電灯等の安全対策の設備・レンタルが充実しているツアーを選ぶようにしましょう。ケガや事故の無いように、安全に西表島観光を楽しみましょう。
西表島の子連れにおすすめな穴場観光スポット
最後に西表島の子連れにもおすすめの穴場観光スポットを紹介していきます。西表島は子連れのファミリーにも人気の観光地です。小さいお子様がいるファミリーなどは、遊ぶ場所も限られてきます。子連れのファミリーにおすすめの穴場観光スポットを1つ紹介します。
マイラ川
紹介する子連れのファミリーにおすすめの穴場観光スポットは「マイラ川」になります。マイラ川は、川の流れがゆっくりとしているため、カヌー初心者の人や子どもでも比較的安全に楽しむことができるようになっています。
マングローブ林を進むカヌーやトレッキングなどができるようになっており、マイラ川の終着点のマイラの滝で遊ぶこともできます。
西表島観光を楽しもう!
西表島へ観光へ行く際のおすすめの時期や服装・モデルコース・おすすめ観光スポット・子連れにおすすめの穴場スポットなど、特徴と魅力的な観光スポットについて紹介をしてきました。
1年を通して、気温が高いため涼しい服装で過ごすことができる西表島では、川で遊ぶアクティビティなどが人気です。西表島の自然を満喫することができるツアーなどを利用して、西表島観光を楽しみましょう。