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そもそも枝豆ってどんな豆なの?
夏にビールのお供としてよく出される枝豆は、日本全国で栽培される人気食材です。サヤ付きの枝豆は旬の時期にしか見かけませんが、冷凍むき枝豆なら一年中スーパーなどで購入ができます。そのため身近な食材とされる枝豆ですが、ちょっと変わった特徴がある食材です。
枝豆は豆類ではなく野菜類!
枝豆は名称に「豆」がつくため、「枝豆=豆類」というイメージが強いです。ところが枝豆は豆類ではありません。それどころか「枝豆」という植物もありません。
枝豆はサヤも実も鮮やかな緑色をしているのが特徴に挙げられるのですが、その色が枝豆の正体と関係します。枝豆は豆から栽培することができるのですが、植え付けに使う豆は「大豆」です。つまり枝豆は大豆と同じ植物なので、「枝豆」という植物が存在しません。
ただし「枝豆=大豆」というのは正しい解釈ではないのです。まず枝豆と大豆は「収穫時期」が違います。大豆は葉やサヤが枯れた状態で収穫しますし、収穫後さらに乾燥させます。
そんな大豆は、分類上だと「豆類」です。これに対して枝豆は実が完全に成長する前に収穫します。しかも乾燥させず、「茹でる」「焼く」など加熱調理して食べるのが枝豆の特徴です。そのため枝豆は豆類ではなく「緑黄色野菜」に分類されます。
なんと品種は400種類以上!
全国各地で栽培されている枝豆は、種類が非常に多いです。種類は多いのですが、「収穫時期が短い」「鮮度落ちが早い」という共通点があるため、地元で消費される枝豆品種も多数あります。
そんな枝豆の種類は400種以上あるといわれていますが、枝豆に共通する特徴の影響が大きく、400種以上あってもそのほとんどが地方品種です。
枝豆の旬の時期は?
緑黄色野菜に区分される枝豆は、非常に多くの品種があります。また全国各地で栽培されるので、品種だけでなく産地によっても旬が異なります。
6月から9月にかけてが収穫のピーク
関東以北で積極的に栽培されている枝豆は、産地によって収穫のピークが異なります。千葉・群馬・埼玉では6月~8月が出荷のピークですが、秋田や新潟では7月~9月が出荷のピークです。
鮮度が命の枝豆なので「出荷のピーク=旬」となります。ですから生産者が多い関東以北の出荷ピーク「6月~9月」を枝豆の旬とするのが一般的です。
枝豆の主な産地と人気品種の産地
年間約6万8000tが生産される枝豆ですが、産地によって栽培している枝豆種が異なるため、種類によっては産地が限定される枝豆種もあります。
さらに枝豆産地として有名な地域では、ブランド枝豆も多数展開しています。そのため同じ枝豆種であっても名前が異なることもありますし、旬も種類や産地で変わるのが枝豆の特徴です。
8割以上が関東とその以北
枝豆は大豆と同じ植物ですから、大豆栽培が盛んな地域が基本的に枝豆の産地となります。大豆の収穫量が最も多いのは北海道ですが、枝豆は鮮度落ちが早いです。そのため輸送に時間がかかる北海道は大豆の生産量は全1位ですが、枝豆生産量ではそこまで有名ではありません。
なお枝豆は関東地方および関東以北地域が大半を占めています。年間約6万8000tの枝豆が生産されますが、そのうちの約80%は関東産および関東以北地域産の枝豆です。
収穫量トップは群馬県
2016年(平成28年)までは、枝豆収穫量全国1位は千葉でした。ところが直近の調査によると、現在の枝豆収穫量全国1位は「群馬」です。
群馬が生産量トップ3にランクインするようになったのは2016年からで、2018年(平成30年)には長年生産量全国1位だった千葉を抜き、群馬が日本一となっています。
ちなみに群馬が初めて日本一になる前年の2017年には、大豆生産量第1位の北海道が枝豆生産量全国1位を獲得しました。
黒豆(黒枝豆)の産地
サヤは緑色なのに薄皮がうっすらと黒色をしている黒枝豆は、未成熟の黒豆を収穫したものです。黒豆はおせちの縁起物として定番で、丹波地方の黒豆が非常に人気があります。
生産量も丹波地方が最も多いため、黒枝豆も丹波地方産が多いです。旬が非常に短い上に生産量も少ないので、市場にはほとんど出回りません。そんな希少な枝豆種・黒枝豆の旬は「9月中旬~10月下旬」です。
茶豆の産地
茶豆というとだだ茶豆が有名ですが、黒崎茶豆や八尾枝豆も全国的に知名度が高いです。主な産地は東北地方ですが、八尾枝豆は大阪・八尾市が産地になります。
ただし茶豆全体でみると東北地方産が多いので、茶豆の旬は東北地方の収穫時期とすることが多いです。なお東北地方では8月~9月上旬に茶豆の旬を迎えるので、「茶豆の旬=8月~9月上旬」とされます。
枝豆のおいしい食べ方
主に夏が旬の枝豆は冷えたビールのおつまみとして定番です。枝豆のおつまみレシピといえば塩茹で枝豆が人気ですが、塩茹で枝豆以外にもおいしいおつまみレシピがあります。
さらに栄養が豊富で子供にも人気がある枝豆は、おつまみだけでなくメイン料理やスイーツレシピもおすすめです。そこで簡単にできておいしいおつまみ枝豆レシピや栄養満点な枝豆レシピなどを、まとめて4点ご紹介しましょう。
おつまみにおすすめ!焼き枝豆
焼き枝豆は、簡単なのにおいしいおつまみ枝豆レシピとして人気です。枝豆には三大栄養素(たんぱく質・炭水化物・糖質)が豊富なだけでなく、ビタミン類、ミネラル、食物繊維、鉄分なども豊富に含まれています。
そのためおつまみとして枝豆を食べれば、おつまみでもきちんと栄養補給ができるおすすめレシピです。そんな枝豆ですが、塩茹でよりも焼き枝豆にすると甘みが増すのをご存じでしょうか?
枝豆は塩茹でにした方が短時間で調理ができるのですが、茹でてしまうとせっかくの枝豆の旨味成分が茹で汁に流れ出てしまいます。その点焼き枝豆ならサヤの中で蒸し焼き状態になるので、枝豆本来の旨味が最大限に引き出せます。
さらに焼き枝豆は塩茹で枝豆とは違い、時間をかけてゆっくりと加熱するおつまみレシピです。そのため枝豆に含まれるでんぷん質が糖分にかわり、一般的な種類の枝豆でも高級枝豆のような甘みの強い味になります。作り方はとても簡単ですが、下処理は丁寧に行いましょう。
とはいえ下処理方法も簡単です。水洗いした枝豆に塩をまぶし、優しく揉みこみます。その後約5分置いておけば、枝豆の下処理は完了です。この下処理をすることによってサヤについていた汚れを落とせるだけでなく、枝豆特有の灰汁やえぐみをとることができます。
あとはフライパンに油を敷き、下処理済みの枝豆を広げてゆっくりと焼き色をつけていきます。なお焼き上がりは「サヤが少し開いた状態」を目安にするのがおすすめです。
栄養もボリュームもたっぷり!枝豆の肉巻きおにぎり
お弁当やホームパーティメニューとしても人気の肉巻きおにぎりですが、むき枝豆をご飯に混ぜるだけで、彩りが良く栄養補給にもなるおいしい枝豆レシピができます。
肉巻きおにぎりには豚肉薄切りを使いますが、豚肉はアミノスコア100(アミノ酸の栄養価を示す数値/数字が大きいほど摂取効率が高い)食材ですし、ビタミンB1やミネラル類が豊富です。
さらに旨味成分(イノシン酸やグラミン酸など)も多く含んでいるので、濃い味付けにしなくてもおいしい料理になるところが豚肉の魅力といえます。そんな豚肉で栄養満点な枝豆入りおにぎりを包むのですから、ボリュームだけでなく栄養補給にもおすすめです。
豚肉薄切りには、酒・みりん・しょう油であらかじめ下味をつけておきます。その間に枝豆入りおにぎりを作ります。おにぎりはどんな形でも構いませんが、全体を味付けした豚肉で包むので、通常のおにぎりよりも小さめのサイズにしましょう。
おにぎりを味付け豚肉で包んだら、熱したフライパンに油をひいて焼いてください。豚肉は完全に火が通す必要があるので、焦がさないよう全体を転がしながら焼いていきましょう。なお下味をつける際に使ったたれは最後にまわしかけ、肉巻きおにぎりに絡めれば完成です。
枝豆のスイーツ!ずんだ白玉だんご
東北地方の郷土料理としても有名な枝豆スイーツ「ずんだ」は、白玉だんごを使うと自宅でも簡単に作れます。ずんだスイーツは宮城が人気ですが、宮城は餅の消費量が多い地域なので、白玉だんごではなくつきたての餅に絡めるのが定番です。
宮城ではつきたての餅にずんだを組み合わせるのがおいしいスイーツレシピとして定番ですが、簡単に作れてずんだとの相性も良い白玉だんごレシピの方が手軽に作れるため人気があります。
ずんだの材料は茹で枝豆ですが、サヤ入り枝豆から作る場合は、茹でた枝豆の甘皮も取り除くことによってなめらかでおいしいずんだ白玉だんごになります。甘皮を取り除いた枝豆をすり鉢に入れ、砂糖・塩・水を加えながらなめらかになるまですりつぶしてください。
なお枝豆の姿が見えなくなるまですりつぶすよりは、若干形が残る程度にするのがおいしいずんだ白玉だんごづくりのポイントです。出来上がったずんだは、ひと口大にした白玉だんごと組み合わせます。
たっぷりとずんだを食べたい時には、白玉だんごにずんだを絡ませると食べやすいです。おもてなしスイーツにしたい場合は、小鉢に白玉だんごを入れ、ずんだを上からかける盛り付けもよいでしょう。
人気の枝豆お取り寄せ
栄養豊富でおつまみにも料理にも使える万能野菜・枝豆は、産地から直接お取り寄せをすることもできます。400種類以上もある枝豆は産地によっても人気の枝豆種が違います。
しかも枝豆の種類によって旬も異なるので、季節ごとに旬の枝豆をお取り寄せするのもおすすめの楽しみ方です。
「群馬県より産地直送 天狗印の枝豆 味緑(みりょく)約2キロ」
「群馬県より産地直送 天狗印の枝豆 味緑(みりょく)約2キロ」は、枝豆生産量日本一の群馬からお取り寄せができるおすすめ枝豆です。味緑は群馬県産のブランド枝豆「天狗印枝豆」のことで、群馬産枝豆の中でも最上級ランクのブランド枝豆といわれています。
天狗印枝豆は日本国内でも枝豆栽培地として有名な北毛地域(沼田市を含む北部エリア)で栽培される枝豆で、標高が高く昼夜の寒暖差が大きいので、一般的な枝豆と比べると糖度が高いのが特徴です。
そんな天狗印枝豆・味緑の魅力を損なわないよう、収穫は早朝、収穫後も冷却処理を施してから発送するため、お取り寄せしても鮮度の良い天狗印枝豆・味緑が楽しめます。
なお「群馬県より産地直送 天狗印の枝豆 味緑(みりょく)約2キロ」をお取り寄せした場合は、できるだけ早く下茹で処理をしてください。
鮮度が落ちると天狗印枝豆・味緑の糖度が下がりますから、すぐに食べない場合でもできだけ早く下茹でをし、冷蔵または冷凍保存をするのがおすすめです。
「丹波黒枝豆 食べ比べセット」
「丹波黒枝豆 食べ比べセット」は、高級黒豆として人気の高い丹波黒豆を未成熟の段階で収穫した枝豆です。丹波産といっても地域が変わるだけでも味が変わりますし、栽培方法・土の状態・水やりのタイミングなどによっても味が変わります。
その特徴に着目したのが「丹波黒枝豆 食べ比べセット」で、丹波地域の枝豆生産者4件の丹波黒枝豆を詰め合わせにしたユニークお取り寄せ商品です。生産者の顔がわかるので、小さな子供にも安心して食べさせられます。
また食べ比べをしてお気に入りの丹波黒枝豆生産者を見つけるのも、お取り寄せ商品「「丹波黒枝豆 食べ比べセット」のおすすめポイントです。ただし「丹波黒枝豆 食べ比べセット」は鮮度を保つため、出荷から1日以内に配送ができる地域限定での販売となっています。
しかも収穫時期が非常に短いので、配送可能エリアからお取り寄せする場合もできるだけ早く予約・注文するのがおすすめです。
「【京都府産】本場の黒枝豆 紫ずきん 約200g×5パック」
「【京都府産】本場の黒枝豆 紫ずきん 約200g×5パック」は、全国にある黒豆産地の中でも最高級品といわれる京都府産黒枝豆のお取り寄せ商品です。京都は恵まれた自然と上質な湧水があるため、日本一といわれる最高級黒豆の産地としても知られています。
「【京都府産】本場の黒枝豆 紫ずきん 約200g×5パック」は丹波黒豆になる前に収穫する貴重な枝豆で、色の美しさはもちろんですが、上品な甘みと旨味を楽しめるところが人気です。
「【京都府産】本場の黒枝豆 紫ずきん 約200g×5パック」も期間限定販売ですが、収穫時期が非常に短く希少なお取り寄せ商品なので、贈答品にしても喜ばれます。
「JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆」
「JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆」は、山形・鶴岡市の一部でしか栽培ができない希少なだだ茶豆のお取り寄せ商品です。
非常に限定された地域でしか栽培ができないというだけでもお取り寄せをする価値があるのですが、濃厚な甘みと香りの強さが特徴の枝豆なので、枝豆のイメージをいい意味で覆してくれます。なお鮮度を維持するため、収穫してすぐに下茹でし冷凍した状態で出荷します。
冷凍枝豆ですから賞味期限は18ヶ月もありますが、収穫ができるのは夏のほんの短い期間です。そのため「JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆」をお取り寄せすれば、新しい枝豆の魅力に触れるきっかけになるでしょう。
ちなみに「JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆」は、流水で解凍すれば食べられます。解凍しただだ茶豆を口に含むとほんのり塩味が感じられますが、下茹で処理では塩を使っていません。
つまりほんのりと感じる塩味は、「JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆」に含まれる塩分というわけです。ですから塩分調整が必要な人でも、「JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆」なら安心して食べられます。
枝豆はおいしくて栄養たっぷりな優秀野菜!
おつまみだけでなくいろいろな料理にアレンジができるおいしい食材・枝豆は、種類によって旬やおすすめ産地が違います。
そんな枝豆には女性の健康維持や美容に役立つ栄養成分が豊富なので、おいしいだけでなく気軽に栄養補給ができる万能食材としてもおすすめです。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。
JA鶴岡 山形鶴岡産 殿様のだだちゃ豆
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