オクラを生で食べるための処理方法を伝授!おいしいレシピも

オクラを生で食べるための処理方法を伝授!おいしいレシピも

クセがなく食べやすいオクラは茹でオクラにすることが多いのですが、生でもおいしい野菜です。ただし生で食べる場合も下処理をしないと食味が悪くなります。そこで生でオクラを食べるための下処理方法を、おいしいオクラの見分け方や簡単にできるレシピと併せてご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.オクラは生で食べると歯応え抜群でおいしい!
  2. 2.オクラは生で食べても大丈夫なの?
  3. 3.鮮度の良いオクラの見分け方
  4. 4.生のオクラのおすすめ下処理方法
  5. 5.生のオクラをおいしく食べる簡単レシピ
  6. 6.新鮮なオクラは生でもおいしい!

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オクラは生で食べると歯応え抜群でおいしい!

オクラ

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食感の良さとぬめり成分が特徴のオクラは、アオイ科トロロアオイ属の野菜です。オクラの原産地はアフリカ北東部で、日本では夏が旬の野菜として人気があります。

加熱調理しても食感がしっかりと残っているので、炒め物、揚げ物、スープ、煮物などさまざまなレシピに使えるおすすめ食材です。そんなオクラは生食もできます。

オクラ

Photo by jouer
 

とはいえサラダとして食べる場合も茹でオクラにする食べ方が主流ですから、「オクラ=加熱調理して食べる野菜」というイメージもあるでしょう。そんなオクラですが生で食べると違った食感が楽しめますし、ぬめり成分もあるので食欲がない時におすすめの食材です。

しかもオクラは栄養も豊富に含まれるので、わざわざ加熱調理しなくても簡単に食べられる生食の方が適しているともいえます。

【オクラ】の正しい保存方法をくわしく解説!冷凍でもOK?のイメージ
【オクラ】の正しい保存方法をくわしく解説!冷凍でもOK?
ネバネバ食感と栄養価の高さで人気の「オクラ」は、輪切りにするとかわいい星型になるので、料理の彩りにも使えます。大変便利な野菜ですが、上手に保存をするのは難しいといわれます。オクラを最後まで使い切りたいという人に、冷蔵と冷凍での正しい保存方法を説明します。

オクラは生で食べても大丈夫なの?

オクラ 生調理

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輪切りにすると花や星のような形に見えるオクラは、トッピングとして使うのもおすすめです。ところがトッピングにする場合もほとんどは茹でオクラを使用するので、生でオクラを食べることはあまりありません。

とはいえオクラは生食ができない食材というわけではなく、地域によっては昔から生オクラを使ったレシピが食べられています。

ただしオクラはもともと熱帯地域で育つ野菜なので、亜熱帯地域に属する地域では一年中手に入りますが、通常は収穫時期である夏にしか生オクラは出回りません。通年野菜ではないため「オクラは加熱調理して食べる野菜」というイメージもありますが、生食もおいしいです。

鮮度がよくやわらかいものならOK!

オクラ 生調理

Photo by jouer
 

オクラにはいろいろな種類があるのですが、スーパーなどで手軽に購入ができるオクラの種類は「角オクラ」「丸オクラ」の2種類です。角オクラ・丸オクラの栄養成分や食べ方は同じですが、食用に適したサイズは種類によって違います。

角オクラは概ね10cmですが、丸オクラは15cm~20cmが「若い果実」とされるので、大きさだけでなく種類を確認することも選ぶときの重要なポイントです。そのうえで生食用として選ぶのであれば、鮮度が良いものを選んでください。

ヘタの色を確認することでも鮮度チェックは可能です。新鮮なオクラは実と同じ緑色をしていますが、鮮度が落ちたオクラのヘタは変色しています。

オクラ

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なお収穫時期が遅れたオクラは、生食にはむいていません。収穫のタイミングは種類によって違いますが、収穫のタイミングが遅れると成長しすぎた固いオクラになります。

加熱調理用のオクラであれば「大きいオクラ=可食部が多い」ともいえますが、収穫に適したサイズよりも大きい場合は繊維が発達しているので、食味が悪く生で食べてもおいしくありません。

ですから生食用オクラは「柔らかいものを選ぶ」が基本ですが、柔らかさの加減が分からない場合は「できるだけサイズの小さなオクラを選ぶ」がおすすめです。

6~7月頃のオクラがおすすめ

Photo bySandeepHanda

オクラは6月~9月に集中して出回りますが、生食用のオクラとしておすすめなのは収穫が始まったばかりの6月~7月のオクラです。この時期のオクラは柔らかいので、生食用に適しています。

鮮度の良いオクラの見分け方

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熱帯地域が原産のオクラは、乾燥や冷温が苦手です。そのため保存状態次第で鮮度が悪くなりますから、新鮮なオクラを見分けることが生オクラをおいしく食べるポイントといえるでしょう。

全体に細かいうぶ毛が生えている

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生食用に適したオクラの解説でも触れましたが、オクラの鮮度は表面に生えているうぶ毛で判断ができます。収穫前のオクラは表面が白く見えるほどびっしりとうぶ毛が密集しているのですが、鮮度が落ちるとうぶ毛の張りがなくなるので目立たなくなります。

さらに日が経つにつれ毛の張りもなくなるので、収穫直後は触ると痛いと感じることもあるのですが、鮮度が落ちたオクラは触ってもあまり感触がありません。このようなオクラは鮮度が落ちている証拠ですから、買わないように気を付けましょう。

深い緑色をしている

オクラ

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産毛が密集して生えているため若干表面が白っぽく見えますが、鮮度の良いオクラはその状態でも濃い緑色をしています。ですからオクラ全体が濃い緑色をしていれば、生食に適した新鮮なオクラと判断してよいでしょう。

ガクがキュッと上がっている

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オクラは開花した部分からサヤが上に向かって生えてきます。そのためガクの形をチェックすれば鮮度を判断することが可能です。

ちなみにオクラはガクがある方を下に向けて袋詰めするため、袋入りオクラを手にした時にガクが上方向に向かって伸びているオクラは新鮮なオクラと判断できます。

生のオクラのおすすめ下処理方法

オクラ

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食物繊維が豊富なオクラが生で食べられれば、夏の暑いときにガスコンロの前で下処理をする必要もないので、調理も簡単にできます。ただし生のままオクラを食べる場合も、生食用の下処理法があります。

ヘタの先端(なり口)を切り落としガクの部分を剥く

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スーパーで販売されている生オクラには、ヘタとガクがついています。ヘタとガクがついたままの状態で販売されるのは乾燥を防ぐためで、ヘタやガクがついたままでも食べられるからではありません。

オクラは夏野菜の定番であるナスやキュウリなどとは違った実のつけ方をします。一般的な夏野菜は実がぶら下がった状態で育ちますが、オクラの実は上に向かって伸びていきます。そのためヘタやガクは非常に固く、生ではとても食べられません。

オクラ 生調理

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そのため生オクラを食べる際には、ヘタを切り落とすだけでなく、ガクも丁寧に剥くようにしてください。ただしそれほど大きな野菜ではありませんから、包丁の差し込みが深いと可食部分もそぎ落としてしまいます。

さらに完熟前の種(空洞内部にある白いもの)が見える状態まで剥いてしまうと、下処理中にオクラ特有のぬめりが出ます。ですからガクを取り除くときは可食部に包丁が当たらないようにする必要がありますし、ヘタとガクを一緒に切り落とすのもNGです。

オクラ全体を塩でみがく

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生食に適したオクラには、表面の皮全体に白い産毛が生えています。加熱調理や下茹で処理をするのであればそのままでも問題はないのですが、生食にする場合、白い産毛が残ったままでは食味が悪いです。

ただし産毛は表面全体にびっしり生えていますから、手で1本ずつ抜き取るのは合理的ではありません。そんな厄介な産毛は、和食の下処理法「板ずり」をすると簡単に取れます。板ずりに必要なのは「まな板」と「塩」です。

Photo bymkupiec7

板ずりは「表面を滑らかにする」「発色をよくする」ために行う下処理法であって、味付けのために行うものではありません。ですからキッチンに常備してある塩で十分です。

やり方はとても簡単で、生オクラ全体を塩でまぶしなじませた後、まな板で転がすだけでできます。たったこれだけでオクラの表面にびっしりとついていた産毛はきれいに取れますし、茹でなくても鮮やかな緑色になるので見た目にもおいしいです。

生のオクラをおいしく食べる簡単レシピ

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夏が旬の野菜・オクラは、鮮度が良くサイズも大きすぎなければ生食ができます。加熱処理したオクラも食感が良いですが、生オクラはシャキシャキした食感が楽しめるのでおすすめです。

さらに生オクラのレシピにすれば、オクラに多く含まれる水溶性食物繊維をまるごと摂取できます。そんなおいしい生オクラを使った簡単なおすすめレシピを3品紹介しましょう。

生オクラとカラシマヨの和え物

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下茹で処理したオクラも和え物レシピにするとおいしいですが、生オクラを使った和え物レシピもおすすめです。生オクラの場合は食べやすいように切って使いますが、切ることによってオクラ特有のぬめりがでてきます。

ですから生オクラを使った和え物レシピでは、混ぜ具合によってぬめりを調節するのがおすすめです。まずオクラの下処理から始めます。生オクラのからしマヨネーズ和えは、調味料以外の食材は生オクラのみです。

ですから鮮度の良い生オクラを選ぶことはもちろんですが、下処理を丁寧に行うこともおいしさにつながります。

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特に表面の産毛処理が正しくできていないと、味付けが良くても食味が悪いのでおいしくありません。塩を使ってまんべんなく板ずりをし、生オクラの産毛をすべて処理するようにしましょう。

処理が終わったら軽く水洗いをし、キッチンペーパーで表面の水分をしっかり拭き取ってください。水分が残った状態で生オクラをカットしていくとぬめりが強くなるので切りにくくなりますし、生オクラに多く含まれる水溶性食物繊維も流れ出てしまいます。

ですから水洗いした生オクラは、切る前に必ず水分を拭き取るようにしましょう。あとはお好みの厚さで生オクラを輪切りにするのですが、断面が多くなるほどぬめりが多くなります。

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しかもカラシマヨの和え物では出汁醤油にマヨネーズとからしを加えたたれを使うので、たれを加えるとより一層ぬめりが出てきます。ですからぬめりが苦手な人はやや厚めの輪切り、ぬめりの多い方が好きな人は薄めの輪切りにするのがおすすめです。

またたれを加えた後の混ぜ方も、ぬめりが苦手な人とぬめりの好きな人でやり方が変わります。ぬめりが苦手な場合は、輪切りにした生オクラにカラシマヨ入り出汁醤油を加えたら全体をざっくりと混ぜ合わせるのがおすすめです。

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極力混ぜないようにすれば生オクラからぬめりが大量に出るのを防げるので、シャキシャキした食感とカラシマヨのピリ辛な味が素直に楽しめます。ぬめりが強い方が食べやすくておいしいという場合は、カラシマヨ入り出汁醤油を加えてから全体をしっかり混ぜてください。

納豆と同じように混ぜれば混ぜるほど生オクラからぬめりが出てくるので、しっかり混ぜてぬめりを出せば、生オクラれしぴでものどごしの良さが楽しめます。

生オクラのカプレーゼ

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カプレーゼは食材さえそろえば簡単に作れるおすすめレシピです。本来はトマト・モッツァレラチーズ・バジルの3食材を使うのですが、旬のオクラは生でもおいしいので、バジルの代わりに生オクラを使えば簡単に夏野菜のカプレーゼ風になります。

本来カプレーゼレシピでは食材の大きさを揃えるのですが、生オクラは大きすぎると食味が悪いので、通常のカプレーゼレシピとは違い、生オクラのみ食べやすい大きさに切るのがポイントです。

また生オクラを美しい緑色に仕上げるのもおいしいカプレーゼにするおすすめポイントなので、塩を使った板ずりは手を抜かず丁寧に行いましょう。

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組み合わせるトマトも、通常のトマトではなくミニトマトを選ぶのが「生オクラのカプレーゼ風」のレシピポイントです。トマトは水分を多く含む食材で、断面が多いほど水分が多く出てしまいます。

水分が多ければ生オクラのぬめり成分が増えるので、半分にカットしたミニトマトを使用した方がぬめりが出にくいです。生オクラのカプレーゼ風は、オクラの下処理と切り方さえ注意すれば簡単に作れます。

板ずりして産毛を取った生オクラは、水洗いをしてキッチンペーパーで丁寧に水気を取り除き、やや厚めの輪切りにしてください。

Photo byJillWellington

カプレーゼの味付けには塩が含まれるので、若干厚めの輪切りでも食べにくさはありません。ミニトマトはあまり中程度のサイズを選び、半分に切っておきます。モッツァレラチーズはミニトマトと同じ大きさに切っておきましょう。

あとはボウルに切った生オクラ・ミニトマト・モッツァレラチーズを入れ、そこに塩・コショウ・オリーブオイルを加えて軽く混ぜ合わせれば完成です。なおあまり混ぜすぎると、生オクラからぬめりが出て見た目が悪くなります。

ですからタッパーに入れて冷蔵庫でしばらく漬け込む場合は、食べる(盛り付ける)直前に全体を軽く混ぜる程度でもOKです。

生オクラの酢漬け

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夏が旬のオクラは、冷蔵保存にするとすぐに鮮度が悪くなってしまう食材です。そのわりに乾燥が苦手なので、購入したらできるだけ早く食べきらないとおいしさが逃げてしまいます。そんな生オクラは、簡単でおいしいうえに冷蔵保存も可能な甘酢漬けがおすすめです。

生オクラの甘酢漬けはとにかく簡単に作れます。酢の効果で実が柔らかくなりますから、大きめ(3等分が目安)に切っても食べたときに食味が気になりません。また甘酢漬けにするので、生オクラの青臭さも抑えることができます。ただし生オクラの下処理は重要です。

特に水洗い後の水気取りは、キッチンペーパーを使って丁寧に行ってください。下準備ができたら、酢・砂糖・塩で漬け汁を準備します。

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準備ができたらヘタを切り落とし3等分にした生オクラを漬け汁に入れ、味が染みるまで漬け込んだら完成です。2時間程度漬け込めば食べられますが、一晩冷蔵庫で寝かせるとさらにおいしい甘酢漬けになります。

このレシピはとにかく簡単に作れますし、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存もできるので、大量の生オクラの処理に困った時などにおすすめです。

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新鮮なオクラは生でもおいしい!

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栄養豊富で健康維持にもおすすめなオクラは、生で食べてもおいしいです。ただしオクラは乾燥が苦手な夏野菜ですから、生で食べる場合は正しい下処理方法を行うだけでなく、乾燥を防ぐための保存方法にも気を配りましょう。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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