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ハトロン紙とは?
日頃から布ものハンドメイドをされている方は「ハトロン紙」についてご存知でしょうか。ハトロン紙というアイテムは、主に洋裁をするときに便利な使い方ができるものです。
ハトロン紙について詳しく知らない方はぜひこの記事を参考になさってください。ハトロン紙がどんな役割を担っていて、どのような使い方をするのかがよくわかるはずです。またハトロン紙をよく使っている方であっても、ハトロン紙の種類や代用品になるものがわかるようになっています。
手元にハトロン紙がないけれど今すぐハトロン紙が欲しいという方は、ここでご紹介する代用品をお持ちかもしれません。まずはハトロン紙がどんなものかについて詳しくお伝えしていきます。
ハトロン紙は洋裁の型紙を写す紙のこと
ハトロン紙の役割は、「洋裁の型紙を写すこと」です。よく服の型紙や帽子の型など、雑誌などでも掲載されている型が多く見受けられます。そうした原本となる型紙を写し描きするのがハトロン紙なのです。ハトロン紙の特徴というのは、透け感のある比較的大きなサイズ感である点です。
ハサミでカットもしやすく、使用するサイズに好きなように切って使うことができます。鉛筆などによるペン入れがしやすく、縫い代をつける点でも使いやすいアイテムです。
ハトロン紙を取り扱っているのは洋裁ショップの他、100均などが挙げられます。ほとんどが筒状にまるまった状態で売られているため、使うときは軽くアイロンをかけるのがおすすめです。
ハトロン紙の種類
ハトロン紙を普段から使っている方でも、ハトロン紙の種類に詳しい方は少ないかもしれません。しかしさまざまな種類が展開されているハトロン紙は、使う場面によって使い分けることでより作業効率がアップする工夫もあるようです。展開されている種類について興味をもってみませんか。
ハトロン紙は基本的に無地で透け感があります。その他に展開されている種類としては、方眼入りや茶系の紙、透け感のないものやカラーが豊富に用意されたハトロン紙などがあります。生地の種類としては和紙でできたものや不織布でできたハトロン紙もあり、選択肢が多くなっています。
ハトロン紙の使い方は?
どんなハトロン紙も使い方は同じです。種類が多くてよくわからないという方や初心者の方は、方眼入りの透け感のあるものを選ぶと扱いやすいかもしれません。
ここからは具体的なハトロン紙の使い方をご紹介していきます。ハトロン紙を購入したものの使い方がよくわからず、周りの人にも聞きにくいという方はぜひこの記事を参考になさってください。基本的なハトロン紙の使い方がわかるようになっています。
ハトロン紙の使い方1:型紙を写す
まずハトロン紙で最初に行う作業が「型紙を写す」ことです。この作業を「トレースする」とも言います。雑誌などに描かれた型紙の原本などをこのハトロン紙に写して使います。
透け感のあるハトロン紙を使うことで容易に書き写すことができるので、型紙原本の上にハトロン紙を重ねておきましょう。そして鉛筆で線を書いていきます。
さらにハトロン紙へ写し書きするのに便利なのが定規です。洋裁向けの定規には直線のものはもちろんのこと、曲線を書くのに便利な定規もあります。これらの道具を準備してから写し書きをすれば作業の効率はかくだんにアップし、完成までの時間も短縮させることができるでしょう。
ハトロン紙には裏表がある!
このトレースを行うときに注意してほしいのが、ハトロン紙には裏と表があるという点です。一見ただの紙なので、裏表がよくわからないかもしれません。そんなときには指で触ってみて感触を確かめてみてください。ザラザラっとした面が表になり、鉛筆で書きやすくなっています。
鉛筆がよく書けるザラザラ面のほうが線がはっきり残るため、できるだけ裏表を意識してみてください。これまであまり気にしていなかった方も、裏表を意識するだけで書き心地が変わることでしょう。
ハトロン紙の使い方2:写した型紙に縫い代をつける
トレースが終わったあとは、写した型紙に対して「縫い代をつける」作業を行います。余白部分に縫い代をつけることで、作業効率がまたさらにアップするのです。
縫い代つきの型紙も増えているので、あえて自分で縫い代をつけていくことも減ったかもしれません。写し書きをする際もご自身で縫い代を書くさいも、定規を使うのがおすすめです。特におすすめの定規というのが、透明かつ格子状の線が入っている定規になります。
服作りなどで使う縫い代は細かな幅を測っていく必要があります。縫い代もしっかり測って書き入れることで後の作業が行いやすくなるので、丁寧な作業を心掛けてみてください。
ハトロン紙の代用品はある?
ハトロン紙が型紙の書き写しに必要なアイテムであることをお伝えしましたが、わざわざハトロン紙を買うほど使い道もない、という方がいるかもしれません。はたまたハトロン紙を使いたいけれど買いに行く余裕がなく、すぐに代用アイテムを使いたいという方もいることでしょう。
そんな方にはハトロン紙の代用となるアイテムをご紹介します。例えば製図用不織布や園芸用不織布、包装用クラフト紙など紙製のアイテムになります。
SNSなどでは障子紙を使っている方もいるほど、ハトロン紙の代用品は非常に種類が多く手軽なものがたくさんあるようです。ハトロン紙より経済的という面でもおすすめです。
おすすめ!ユザワヤで売っているハトロン紙!
ハトロン紙が必要な方は、ぜひ手芸用品を取り扱っている店舗を訪れてみてください。思っている以上に多くの種類のハトロン紙が置かれているはずです。
ここからご紹介するハトロン紙は、手芸用品店として有名な「ユザワヤ」で取り扱っているものになります。お目当てのハトロン紙が見つかった際には、ぜひユザワヤの中を探してみてください。きっと好みの使い方ができるハトロン紙が見つかるはずです。
SEW04 ハトロン紙ロールタイプ
まず最初にご紹介するのが「SEW04 ハトロン紙ロールタイプ」です。すごくシンプルな見た目なので見逃しがちかもしれません。白くて長細い筒状になったハトロン紙に、商品についての用紙が1枚ついたアイテムです。日本製の清原から提供されている、薄くて丈夫なハトロン紙になります。
このハトロン紙はユザワヤの店舗ではもちろんのこと、オンラインショップでも販売されています。幅60cm×10m巻となっているため、大きなサイズの型紙でも写しやすいハトロン紙です。
定価は税込み770円となっていますが、ユザワヤ会員であれば税込み693円とお買い得です。この価格はオンラインショップでの表記になるため、ユザワヤ店舗では異なることもあります。
ハトロン紙 カラー 39-323
続いておすすめなのが「ハトロン紙 カラー 39-323」です。ユザワヤではカラー紙が目を引くハトロン紙も取り扱われています。クロバーから提供されているこのハトロン紙はブルー、ピンク、イエローの3色が3枚セットとして販売されています。
価格は税込み715円で、ユザワヤ会員であれば税込み643円です。洋服などの型紙には似たような形が多く、パーツが混在してしまうこともあります。それを防ぐのにカラータイプのハトロン紙が有用なのです。サイズは78×109cmとなっています。
こちらもオンラインショップで購入することができるので、ユザワヤを一度調べてみてください。
リーズナブル!ダイソーで買えるハトロン紙の代用品
続いてハトロン紙を取り扱うおすすめのショップが、100均で大人気のダイソーです。ダイソーではさまざまなハンドメイドアイテムを取り扱っていますが、洋裁に使えるアイテムも豊富に取り扱っています。ダイソーにはどんなハトロン紙が置かれているのでしょうか。
ダイソーで取り扱っているのは、ハトロン紙として提供されているものではありません。その名称自体にハトロン紙とは入っていないのですが、ハトロン紙として使う方が多くいるのです。
そのハトロン紙の代用品として注目されているアイテムが、「不織布シート」や「多用途不織布シート」です。マスクをハンドメイドする際にも注目を浴びた不織布シートなのです。
ダイソーで提供されている大きなサイズの不織布は、どれも用途が多目的となっています。サイズは50×100cm以上あり価格はどれも税込み110円です。
コスパの良さや使い勝手の良さから、SNS上でもハトロン紙の代用として活用されている方が多く見受けられます。ぜひみなさんもダイソーで不織布シートを探してみてください。
ハトロン紙を活用して洋裁を楽しもう!
ハトロン紙やハトロン紙の代用となるアイテムを紹介してきました。みなさんは洋裁をするのにハトロン紙を活用しているでしょうか。もしハトロン紙の存在を知らずにいた方がいれば、ぜひ代用品でもよいので書き写しを試してみてください。作業がはかどること間違いなしです。
※ご紹介した商品やサービスは地域や季節、店舗、販売期間によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。