アボカドが固いときの対処方法を伝授!おいしく食べるためのレシピも

アボカドが固いときの対処方法を伝授!おいしく食べるためのレシピも

スーパーでも一年中買えるアボカドですが、時々固いアボカドにあたってしまうことがあります。アボカドはまったりとした食感が魅力なので、果肉が固いと独特の食感が楽しめません。そこで果肉が固いアボカドの対処法を、果肉が固い状態でもおいしいレシピと併せてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.固いアボガドは美味しいの?
  2. 2.固いアボカドを柔らかくする方法
  3. 3.固いアボカドの簡単おすすめレシピ
  4. 4.固いアボカドのおいしいおつまみレシピ
  5. 5.アボカドは固い物もおいしく食べれる!

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固いアボガドは美味しいの?

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中央アメリカが原産地であるアボカドは、クスノキ科ワニナシ属の常緑樹です。成長すると樹高が20mに達するアボカドは、結実するとたまご型の果実ができます。収穫したアボカドは果肉が柔らかく、まったりとした食感が特徴です。

日本国内でも栽培している地域はありますが、もともと寒さに弱いこともあって愛媛や和歌山など一部地域でしか栽培していません。そんなアボカドですが非常に栄養効果の高い果樹として知られていて、日本でもさまざまなレシピで食べられています。

そんなアボカドは、ほとんどが輸入品です。国内に流通するアボカドは、メキシコ産アボカドとニュージーランド産アボカドがありますが、産地によって販売時期が違います。

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通年で日本に輸出されているのはメキシコ産アボカドなので、スーパーでよく目にするアボカドのほとんどはメキシコ産アボカドといってよいでしょう。ニュージーランド産アボカドも比較的出荷量が多いのですが、国内では9月~12月が出荷時期です。

さらに数は少ないものの国産のアボカドは11月~2月が出荷時期なので、11月~12月は日本で手に入るアボカドの種類が最も豊富な時期といえます。

アボカドの栽培は7000年以上前から行われていたといわれており、13世紀に栄華を極めたインカ帝国の王の墓からもアボカドの種が発掘されています。そんなアボカドが世界に広まるきっかけとなったのはアメリカです。

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16世紀になってアメリカに移入されたアボカドは、その後ヨーロッパ諸国やオーストラリアなどにも広まります。もともと気温の高い地域で栽培されていたアボカドですから、温暖な気候でなければ栽培できません。

しかも果実を収穫することを目的に栽培するには技術が必要です。そのため観葉植物として楽しむなら自宅でも簡単に栽培ができますが、アボカドの収穫を目的に栽培するには専門的な知識と生育に適した環境を整えることが重要になります。

ですから収穫目的でアボカドを育てるのは簡単ではないのですが、スーパーに行けば1年じゅう手頃な価格で手に入るのがアボカドです。

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固いアボカドを柔らかくする方法

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まったりとした食感は、果肉の柔らかいアボカドだからこそ楽しめる魅力です。ただし市場に出回るアボカドのほとんどが海外からの輸入アボカドですから、完熟したアボカドを出荷すると日本に到着する前に傷んでしまいます。

ですから輸入アボカドは、果肉が固いうちに収穫して出荷するのが一般的です。通常はスーパーに並ぶ頃には熟成が進み、果肉も柔らかく食べ頃になっています。

ところが熟成が予定通りに進まなかった場合、アボカドの果肉は固いままです。このように果肉が固い場合でも、まったり食感が特徴の柔らかいアボカドにすることは可能です。

追熟させる

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固いアボカドを食べても健康上の問題はないのですが、まったりした食感を固いアボカドで楽しむことはできません。ただし購入後でもきちんと熟成させれば、固いアボカドがいつもの柔らかなアボカドに変身します。それが「追熟」です。

追熟という熟成方法はアボカド以外の果実でも行われているので、「名前を聞いたことがある」「やり方を知っている」という人もいるでしょう。

ただしアボカドは気温の高い地域で栽培される果樹ですから、正しい保存方法で保管しなければ、いくら時間をかけても固いままです。まず固いアボカドは、皮の色が緑色をしています。特に固い果肉の場合の皮は、鮮やかな緑色です。

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少し黒みがかった緑でも完熟とまではいかず、果肉もやや固い感じがします。これがほぼ黒に近い状態になると完熟です。完熟したアボカドは冷蔵保存しなければいけませんが、緑色をした固いままのアボカドは「常温で保存」が熟成中の正しい保存場所になります。

常温で保存の場合、室温によって固い状態から柔らかいアボカドになるまでの期間が違います。概ね3日~5日が完熟までにかかる時間の目安です。

ただし気温によってはそれ以上に時間がかかることもあります。なお熟成中は直射日光が厳禁ですから、新聞紙に包んでから風通しの良い場所に置くのがおすすめです。

早く追熟させたい時

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常温保存での熟成は「固いアボカドを柔らかくするおすすめの方法」です。ただし室温によっては時間がかかりすぎることもあるので、せっかく買っても「固いから食べられない」という状態が続きます。

そこで少しでも固い果肉を柔らかくしたい場合は、「気温」を調整していましょう。出荷量が多い秋~冬は日中でも室温が15℃前後という日が多いです。この状態だと固い果肉を柔らかくするのに最低でも3日はかかります。

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ところがアボカドの産地に近い気温(23℃~25℃)で保存すると、固い果肉が通常よりも早く完熟状態になります。ただしそれ以上高い気温はNGです。気温が高いほど固い果肉は早く熟しますが、傷や腐敗が起こりやすくなります。

また気温が高いとカビの発生率も高くなるので、固いアボカドを早く熟成させたい場合は、キッチンペーパーで表面の水分をよく拭きとってから新聞紙に包むようにしましょう。

レンジで加熱

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気温を操作して固い果肉を柔らかくする方法は初心者でも失敗しないおすすめの方法なのですが、「固いままでは嫌だけどすぐに使いたい」という時には、電子レンジを使う方法がおすすめです。

電子レンジは火を使わず電磁波で加熱する調理器具ですし、ほとんどの家庭にあります。しかも電子レンジは電磁波の強さが調整できますから、やり方次第では固いアボカドの熟成法として使えます。

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電子レンジを使った固い果肉を柔らかくする場合は、半分に切ってから電子レンジで加熱するのが基本です。アボカドの中央部分には大きな種があるので、まるごと電子レンジで加熱すると固い部分と柔らかい部分ができてしまいます。

そこで電子レンジを使う場合は、固いアボカドを2つに切り分け、中心にある種を取り除いてからラップで全体を包んでください。あとは600wの電子レンジで1分加熱すれば、簡単に固い果肉が柔らかくなります。

固いアボカドの簡単おすすめレシピ

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買ってきたアボカドが固い場合も、室温で熟成させればいつものアボカドらしい柔らかさになります。とはいえ固い果肉を柔らかくするにはどうしても時間がかかるので、すぐに食べたい時には適しません。

ただし「固い」というだけの理由で食べられないことはありませんから、固いままでも簡単にできるレシピでおいしい一品料理にチャレンジしてみましょう。

アボカドのフライ

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アボカドの天ぷらには、柔らかい果肉よりも固い方が簡単&おいしい天ぷらになります。アボカドは加熱すると柔らかくなる特徴があるので、固いままでも食べたときにはねっとりした食感になるのがアボカド天ぷらの魅力です。

柔らかいアボカドを使えばとろけるような柔らかさになりますし、固いアボカドでも天ぷらにすればねっとりした柔らかい食感が楽しめます。

アボカドのぬか漬け

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ぬか漬けは固い食材を柔らかくするおすすめの調理法です。野菜を漬けこむだけで味がつくだけでなく柔らかくなるのがぬか漬けの特徴なので、固いままのアボカドでもおいしい漬物になります。

さらにぬか漬けのもととなるぬか床には、酵母や乳酸菌などが含まれています。ですからそのままでも栄養効果が高いアボカドですが、ぬか漬けにすることで酵母や乳酸菌による栄養効果も得られるところがおすすめです。

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固いアボカドのおいしいおつまみレシピ

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固いアボカドでもおいしいおつまみが簡単に作れます。「完熟まで待てない」「固いままでもおいしければOK」というときには、すぐに作れるおつまみレシピがおすすめです。

アボカドポテト

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加熱すると柔らかくなるアボカドの特徴を活かせば、固いアボカドもおいしいおつまみサラダになります。通常のポテトサラダだと手間がかかりますが、素揚げにしたポテト&アボカドサラダなら簡単です。

しかもこのレシピは固い果肉のアボカドでなければ作れません。ですから固いアボカドが手に入ったらぜひチャレンジしてみてください。作り方はとても簡単です。

Photo by Focx Photography

皮つきじゃがいもと種を取り除いたアボカドを、どちらも同じ大きさのくし切りにしてください。ビニール袋に小麦粉とハーブソルトを入れ、全体を混ぜ合わせましょう。

全体がなじんだらくし切りにしたアボカドとじゃがいもをビニール袋に入れて、全体に衣をまぶしてください。あとは油で表面がこんがりと焼き色がついたら、バットにあげ油をしっかりきって皿に盛り付ければ完成です。

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アボカドは固い物もおいしく食べれる!

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固いアボカドも正しく保存をすれば、簡単に柔らかくておいしいアボカドになります。もちろん柔らかいアボカドの方がアボカドらしさが楽しめるのでおすすめですが、固いアボカドもレシピ次第でおいしい料理になるので、すぐに食べたい時におすすめです。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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