店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
シャインマスカットとは?
高級ギフトとしても人気のシャインマスカットは、皮つきのままでも食べられる人気品種です。シャインマスカットは大粒品種のぶどうですが、シャインマスカットのような大粒品種のぶどう種の多くは、皮をむいて食べます。
ところががシャインマスカットは皮のまま食べた方が、皮をむいて食べるより何倍もおいしくなる品種です。しかもシャインマスカットは種がないので、小さな子供がまるごと口に入れても安心できるところが魅力といえます。
そんなシャインマスカットは高級ぶどうとしても有名なのですが、旬のシャインマスカットは値段もお手頃ですし、シャインマスカットの食べ放題ができるぶどう狩りも多数あります。
そのため全国各地で栽培されるシャインマスカットは「皮つきで食べられる珍しい品種」なのですが、「食べやすくておいしい国産ぶどう」としても人気です。
黄緑色の皮ごと食べられる人気のぶどう
シャインマスカットは黄緑糸の美しい皮が特徴のぶどうです。日本生まれのシャインマスカットですが、このように皮の色が美しいのは海外生まれのマスカット種の影響を受けています。
ただしすべてのマスカット種が、人気品種・シャインマスカットのように皮つきで食べておいしいぶどう種ではありません。
あくまでもシャインマスカットは「皮つきで食べてもおいしいマスカット種」として品種改良されたからこそ、皮ごと食べられるぶどう種の中でもトップクラスの人気を誇るのです。
シャインマスカットの旬
全国各地で栽培されているシャインマスカットなので、産地によって旬の時期には多少の違いがあります。また栽培方法の違いも、収穫時期がずれる1つの要因です。
そこで出荷量で旬の時期を解説すると、露地もの(自然な状態で栽培したシャインマスカット)は、8月中旬~9月下旬が旬といえます。
なおハウスもの(ハウス栽培のシャインマスカット)は7月中旬~8月中旬です。ちなみにハウスもののシャインマスカットは、早生種だと6月下旬から出回り始めます。
シャインマスカットの栄養
マスカット特有の香りと糖度の高さが魅力のシャインマスカットは、栄養面でもおすすめです。果肉だけでなく皮にも美容・健康維持に役立つ栄養成分がたっぷりと含まれているので、皮つきのままで食べればそれらの栄養成分もすべて摂取できます。
まずシャインマスカットの果肉に含まれる主な栄養成分から解説しましょう。含有量が多く美容・健康維持に役立つ栄養成分にはビタミン類が挙げられます。ビタミン類は体内で作られる成分ではないので、食事から摂取するのが基本です。
そのためビタミン類の含有量が多いシャインマスカットは、ビタミン不足を補う上でもおすすめの食材といえます。
さらに食物繊維が含まれているので、腸の健康維持にも役立ちます。むくみやすい人におすすめの栄養素・カリウムが含まれているのも、シャインマスカットの特徴です。
カリウムは体の中の余分な塩分を排出してくれる栄養効果があるので、シャインマスカットを食べることでカリウム不足を補うこともできます。
シャインマスカットには糖質も含まれているのですが、糖質は吸収率が高くエネルギーになりやすい栄養成分です。ですから糖質でエネルギー補給をすると、スポーツや仕事による体や脳の疲労回復に役立ちます。
皮に多く含まれるポリフェノール
シャインマスカットに含まれる栄養成分で忘れてはいけないのが「ポリフェノール」の存在でしょう。ポリフェノールはシャインマスカットだけでなく多くのぶどう種に含まれていて、美容や健康維持に役立つ栄養成分として有名です。
そんな貴重な栄養成分は果肉にも含まれるのですが、最も多く含んでいるのは「皮」です。これはシャインマスカット以外のぶどう種にもみられる傾向なのですが、皮つきのままで食べられる品種はそれほど多くありません。
もちろんどのタイプのぶどうも皮ごと食べることは可能なのですが、厚みがある上に硬いので食味が悪くなります。
その点シャインマスカットは皮つきで食べることを前提に栽培しているぶどう種ですから、ポリフェノールをたっぷりと摂取したい時におすすめです。
シャインマスカットの皮は美容に良い?
シャインマスカットに限らず多くのぶどう種には、果肉だけでなく皮にも美容や健康維持におすすめの栄養成分が含まれています。
果肉の栄養成分は種類に限らずほとんどのぶどうが共通しているのですが、シャインマスカットの皮には果肉にはほとんど見られない栄養成分の含有量が高いです。ただし皮が厚いぶどう種は皮が厚いですし、口に残ると不快感もあります。
しかも皮つきで食べるぶどう種以外だと皮に苦味があるので、せっかく甘いぶどうを食べても皮を食べることによっておいしいぶどうの味が台無しになることも多いです。
その点、シャインマスカットは「皮つきで食べておいしいぶどう」として品種改良されたので、皮に含まれる美容・健康維持に役立つ栄養成分がまるごと摂取できるだけでなく、おいしさも保持できます。
ですから皮が厚いぶどう種を皮つきで食べるよりも、シャインマスカットで皮までおいしく食べる方がおすすめです。
妊婦への影響
なかなか外出が難しい妊婦さんにも、シャインマスカットはおすすめです。妊婦さんの場合、赤ちゃんのためにも「農薬を摂取するリスクは避けたい」というのが本音でしょう。
でも「食べ過ぎない」ということを意識すれば、美容・健康維持に役立つ栄養成分が豊富なぶどうの皮を食べるのにシャインマスカットは適しているといえます。
シャインマスカットは「皮つきで食べる」というのが基本なので、皮ごと食べても健康被害を起こさないよう、栽培方法も工夫されています。とはいえ大事な赤ちゃんがお腹にいる妊婦さんの「ほんの少しのリスクも避けたい」という気持ちは痛いほどわかります。
そんな不安な気持ちを解消する方法が「食べる前にしっかりと洗う」です。無農薬で栽培したシャインマスカットであっても、皮には赤ちゃんに影響を及ぼす菌(トキソプラズマ菌やリステリア菌)が付着している可能性はゼロではありません。
ただしこれらの菌は丁寧に水洗いすれば、リスクを心配しなくても大丈夫です。完全にリスクを排除したいというのであれば皮をむく方法もありますが、皮ごと食べた方がおいしいシャインマスカットなので、栄養面だけでなく味わうという点で皮をむくのはもったいないです。
さらに食べたいのをがまんしてストレスを抱えると、そのストレスが赤ちゃんに伝わってしまいます。ですからしっかり洗っておいしく食べた方が良いともいえます。
シャインマスカットの皮のむき方
果肉だけでなく皮にも美容&健康維持に役立つ栄養成分が含まれるシャインマスカットですが、「衛生面(農薬を含む)が気になる」「ぶどうは皮をむいて食べる方がしっくりくる」という人もいます。
ただしシャインマスカットは「皮つきで食べるぶどう」として品種改良された経緯があるので、大粒系ぶどうの中でも皮がむきにくいです。その理由には、シャインマスカットの皮の薄さが挙げられます。
そんなシャインマスカットですが、簡単にできる裏ワザのむき方を使えば、手を汚さずきれいに皮むきすることが可能です。
皮が厚いぶどう品種であれば、「湯むきするむき方」「冷凍後に自然解凍するむき方」があります。もちろんシャインマスカット用のむき方としても活用は可能です。
ただしシャインマスカットの皮は薄いので、湯むきするむき方や冷凍後に自然解凍するむき方だと食感が変わってしまいます。そこでシャインマスカットの食感を損なわずに皮だけをきれいに取り除くむき方としておすすめなのが「爪楊枝を使うむき方」です。
爪楊枝を使うむき方もぶどうの皮むきでは定番ですが、シャインマスカットのように皮が薄いぶどう種にも使えます。初心者におすすめなのが、爪楊枝で切り込みを入れるむき方です。ポイントは「最初に爪楊枝を差し込む位置」にあります。
最初に差し込む位置は節に設置していた部分です。おへそのようにへこんでいる部分に爪楊枝の先端を挿し、反対側(シャインマスカットの先端)に向かって真っすぐに切り込みを入れます。切り込みを入れるのは1ヵ所で構いません。
たったこれだけで薄くてはがれにくいシャインマスカットの皮がきれいにむけます。なおむきにくい部分は、爪楊枝を使って果肉と皮を剥がしてみましょう。このむき方なら手を汚すこともありませんし、食べ方もきれいなのでおすすめです。
シャインマスカットは皮ごと食べるのがおすすめ!
皮つきのままの方が食味・食感が良いシャインマスカットは、皮にも美容や健康維持に効果のある栄養成分が多く含まれています。
もちろん皮をむいて食べることもできますが、美容・健康維持におすすめの栄養成分は皮に集中しているので、シャインマスカットは「皮ごと食べる」がおすすめです。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。