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かぼちゃの基本情報
かぼちゃは、スーパーでよく見かける野菜のひとつです。かぼちゃは、おかずにもお菓子作りにも使用できる、万能食材です。いろいろな調理方法で美味しく食べられるため、ほとんどの人がスーパーで目にしたことがあるのではないでしょうか。
日本で見かけるかぼちゃは、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ぺぽかぼちゃの3種類です。本記事では、旬のかぼちゃの食べごろや、旬のかぼちゃを使ったおいしいおかずやお菓子のレシピを紹介します。かぼちゃの旬を知りたい人は、参考にしてください。
日本かぼちゃ・西洋かぼちゃの違い
最初に、よく間違われがちな2種類のかぼちゃの違いについて、解説します。スーパーでよく目にするかぼちゃは、日本で販売されていますが、「西洋かぼちゃ」がほとんどです。日本かぼちゃの代表といえば、黒っぽい緑がかった皮が特徴の、黒皮かぼちゃです。
日本かぼちゃは、水分が多いのが特徴で、さっぱりとした味わいが楽しめます。さっぱりとしているため、サクサクの衣のついた天ぷらや、味が濃いめの煮物などのおかずにおすすめです。
スーパーでよく見かける西洋かぼちゃは、甘味のあるホクホクした食感が特徴です。スーパーでよく見かける西洋かぼちゃは、煮物だけでなくいろいろなおかずや、お菓子作りに使用できます。
主な産地
かぼちゃの種類によって、産地が異なることはご存知でしょうか。かぼちゃは日本国内のさまざまな県で作られていますが、国内の収穫量1位は、北海道となっています。北海道に次いで、鹿児島県、茨城県の収穫量が多いです。
日本かぼちゃは、宮崎県が主な産地となっています。一方、見かけることの多い西洋かぼちゃは、北海道や東北で盛んに生産されています。そんな西洋かぼちゃは、冷感な土地での栽培が適していると言われています。
かぼちゃの旬
次は、かぼちゃの旬を紹介します。おいしいかぼちゃを食べるためには、旬をしっかり把握しておくことが重要です。さっそく、それぞれの種類ごとの旬をチェックしていきましょう!
一般的なかぼちゃ・黒皮かぼちゃの旬
一般的なかぼちゃの旬は、9月~11月ごろになります。秋から冬にかけて旬を迎えますが、実は8月ごろに収穫されます。かぼちゃは、数か月寝かせることで、甘味を十分に引き出すことができます。
黒皮かぼちゃの旬は、10月~1月となります。かぼちゃはの種類によって、旬が異なるため注意してください。
かぼちゃが旬の時期以外にも食べられる理由
かぼちゃの旬について紹介しましたが、かぼちゃは旬の時期以外にも販売されています。ほとんどのスーパーで、旬ではない春や夏にも、かぼちゃが販売されています。かぼちゃは、海外からの輸入品も多いため、旬の時期以外でもおいしいかぼちゃが食べられます。
旬でおいしい食べごろのかぼちゃの見分け方
次は、旬でおいしい食べごろかぼちゃの見分け方を紹介します。スーパーで並んでいるかぼちゃが、すべて美味しいとは限りません。しっかりと、おいしいものを見分ける必要があります。おいしいおかずやデザートを作るために、甘味を感じられるものを選びましょう。
艶がありヘタの周りがへこんでいる
旬の食べごろかぼちゃは、表面に艶があります。かぼちゃの表面が黄色になっているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。この黄色い面は、地面に接していて日焼けしていない部分となります。
この黄色の面はあっても問題ありませんが、旬のおいしいかぼちゃを食べたい人は、ないものを選ぶことをおすすめします。黄色い面がないかぼちゃは、生産者がこまめに表面を太陽に当てている証拠です。丁寧に作られた旬のかぼちゃは絶品ですが、黄色い面でも食べごろか見分けられます。
旬の食べごろかぼちゃは、黄色い面が濃くなっているのが特徴です。日焼けしていない黄色い面は、かぼちゃの果肉の色と同じと考えて、問題ありません。旬の食べごろかぼちゃは、果肉が熟して濃くなっています。濃いものを選べば、旬のおいしいかぼちゃが食べられます。
旬の食べごろかぼちゃは、ヘタが太くコルクのようになっています。また、ヘタはなるべく乾燥しているものを選ぶと良いと言われています。ヘタの周囲がへこんでいるものがおすすめです。ヘタは乾燥しているだけではなく、丸いものを選びましょう。
ヘタはただ丸いだけではなく、左右対称かどうか確認する必要があります。ヘタの形がいびつな形は、受粉不良なものになります。旬の食べごろかぼちゃを見分けるときは、まずは見た目で分かりやすい、ヘタの状態と表面の艶を確認しましょう。
見た目では見分けがつきにくいとされますが、旬の食べごろかぼちゃは持った時にずっしりとした重みを感じられます。また、爪を立てたときも、表面がへこまないものを選んでください。また、カットされているかぼちゃは、果肉の色を確認します。
旬の食べごろかぼちゃは、果肉の色が濃い黄色でオレンジに近い色になっています。種が膨らんでいるかぼちゃは、しっかりと熟成された状態で出荷されている証拠となります。
旬のかぼちゃを食べる!おすすめおかず・お菓子レシピ
旬のかぼちゃを購入したものの、おいしいレシピが思いつかない人も少なくありません。次は、旬のかぼちゃを使ったおすすめのおかずや、お菓子を紹介します。子供も美味しく食べられるメニューが登場するため、要チェックです。
かぼちゃサラダ
最初に紹介するレシピは、旬のかぼちゃを使った「かぼちゃサラダ」です。旬のかぼちゃを使った、かぼちゃサラダに必要な材料は、かぼちゃ1/4、玉ねぎ1/2、マヨネーズ大さじ4、乾燥パセリ適量、塩コショウで、この材料で4人分のサラダを作れます。
まずは、旬のかぼちゃを加熱することから始めます。かぼちゃは種とワタを取り除き、一口サイズにカットします。火の通りにくいかぼちゃですが、小さくカットすることで火を通りやすくします。
カットしたかぼちゃは、耐熱容器に入れてラップをかけて、500Wのレンジで5分~6分加熱します。かぼちゃの加熱時間は、かぼちゃの大きさや使用するレンジによって、調整してください。次に加熱したかぼちゃを、マッシャーやスプーンを使って、つぶしていきます。
かぼちゃはまだ熱いうちにつぶすことで、なめらかに仕上がります。次は、玉ねぎをうす切りにし、耐熱皿にラップをかけて、500Wのレンジで1分加熱します。玉ねぎを加熱すると、玉ねぎから水分がでます。水分は、キッチンペーパーなどを使って絞っておきましょう。
玉ねぎ特有の辛みが苦手に感じる人も、少なくありません。しかし、玉ねぎをレンジで加熱することで、甘味を感じられるようになります。次に粗熱をとったかぼちゃと玉ねぎに、マヨネーズを和えていきます。
マヨネーズを全体にしっかり和えたら、塩コショウで味を整えます。最後に、器に盛りつけ、乾燥パセリをかけたら完成です。旬のかぼちゃと玉ねぎを使ったシンプルなサラダですが、ゆで卵やハムなどの具材もおすすめです。
かぼちゃケーキ
次は、旬のかぼちゃを使った、子供にもおすすめの「旬のかぼちゃケーキ」を紹介します。かぼちゃが苦手な子供でも、おいしく食べられる旬のかぼちゃケーキです。かぼちゃケーキの材料は、旬のかぼちゃ250~300g、卵2個、砂糖50g、バター50g、小麦粉30gです。
まず、旬のかぼちゃは小さくカットし、500Wのレンジで5分~6分加熱します。かぼちゃが柔らかくなったら、皮をむき、つぶしていきます。かぼちゃは、なるべく早い段階でつぶすことが大切です。すぐにつぶすことで、なめらかなケーキに仕上がります。
かぼちゃをマッシュしたら、砂糖と溶かしたバターを入れてよく混ぜ合わせてください。最後に小麦粉を入れて、なめらかになるまでしっかり混ぜ合わせます。次に、15cmの丸型にクッキングシートを敷き、ケーキの生地を流し入れます。
180度に温めたオーブンで、40分~45分ほど焼きます。竹串などを刺し、竹串に生地がつかなければ完成です。焼き立てを食べてもおいしですが、冷蔵庫に入れて冷やすと、さらに美味しく食べられます。
旬のかぼちゃのケーキは、完全にマッシュするとなめらかな舌触りに、少し形を残すことで、違った食感も楽しめます。
かぼちゃの旬を知っておいしく食べよう!
かぼちゃの旬について、たっぷりご紹介しました。かぼちゃを使えば、おいしいおかずやお菓子が作れます。旬のかぼちゃの食べごろを知るためには、かぼちゃの表面やヘタ、重さを確認する必要があります。かぼちゃの旬を知って、おいしいおかずやお菓子を作りましょう!