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ルバーブジャムとは?
赤い茎の「ルバーブ」をご存知でしょうか。ヨーロッパや北アメリカなどで古くから親しまれてきたルバーブは独特の酸味をもつ野菜です。最も代表的なルバーブの食べ方がジャムで、すっきりとした酸味と甘く煮た風味は様々な料理をおいしくしてくれます。
今回の記事ではルバーブを使ったルバーブジャムを特集します。ルバーブジャムの味の特徴やルバーブジャムの簡単レシピ、ルバーブジャムのおすすめの食べ方などを詳しくご紹介します。
「ルバーブ」は野菜
「ルバーブ(rhubarb)」は酸味の強い野菜の一つです。ルバーブは赤紫色のフキのような茎が特徴です。野菜の青臭さと強い酸味があるので野菜としてそのまま食べることはあまりしません。ルバーブは砂糖と一緒に煮込み、ルバーブジャムとして楽しむのが一般的です。
ルバーブの和名はショクヨウダイオウ(食用大黄)です。多年草で太くて短い地下茎を持ちます。地面から伸びる多肉質の葉柄がルバーブの食べる部分です。外国のスーパーなどでは野菜売り場でよく見かけますが、日本では一般的なスーパーではあまり見かけません。
輸入食材のお店や大型スーパーなどで販売されていることがありますのでチェックしてみましょう。ルバーブは北米と北ヨーロッパを中心に広く栽培されています。
日本には1920年代にルバーブの栽培がスタートし、長野県の野尻湖畔や軽井沢など、外国人避暑地の周辺で外国人向けの栽培として始まりました。
1990年頃には健康・自然食ブームがおき、神奈川などでもルバーブの栽培が開始、以降長野県富士見町では2004年頃から赤ルバーブを特産品として町おこしに取り組んできています。ルバーブはフキに似た多肉質の葉柄部分を食べます。
アンズのような香りと酸味は果物のようでありますが、ルバーブは野菜に分類されます。砂糖と一緒に煮てジャムにしたり、パイやプリンなどに用いるのが一般的な食べ方です。
美容効果も高いってホント?
ルバーブは古くから生薬の大黄として下剤などに活用されてきたと言われています。便秘の改善に効果があると言われているルバーブにはビタミンCやミネラルの他、ペクチンという食物繊維がふくまれています。
ビタミンCは抗酸化作用をもつことで知られており、肌のシミ防止にも役立つと言われています。美容効果も期待できるルバーブは毎日の食卓におすすめです。
ルバーブジャムはどんな味?
まだまだ日本においてその認知度が低い「ルバーブジャム」ですが、どのような味なのでしょうか。野菜の一つであるルバーブは強烈な酸味が特徴です。砂糖を使ってルバーブジャムにすると酸味が凝縮され、砂糖の甘みと調和し、甘酸っぱいおいしさになります。
野菜ジャムなのにフルーティー
ルバーブは野菜ですが、ルバーブジャムにすると柑橘系のフルーツのような甘酸っぱさがあり、パンやヨーグルトをはじめ様々なスイーツと合わせて楽しむことができます。
爽やかで甘酸っぱい味
フルーティーなルバーブジャムは、酸味が凝縮された爽快感のある甘酸っぱさが特徴です。ルバーブジャムはヨーグルトなどの乳製品との相性も抜群に良く、朝食でルバーブジャムのヨーグルトを食べればすっきりとした爽やかな味わいが楽しめます。
ルバーブには緑と赤の2種類があり、葉柄の色もそれぞれ異なりますが、赤いルバーブで作ったルバーブジャムは色味も美しく朝の目覚めに最適なジャムと言えるでしょう。
簡単にできちゃう!ルバーブジャムのレシピ
ルバーブジャムのレシピを見ていきましょう。ルバーブは緑でも赤でもどちらでもOKです。緑ルバーブの方が比較的赤ルバーブよりも酸味が強い傾向にありますが、ルバーブの酸味の強さは品種や産地、採れた時期などにもよります。
ルバーブのジャムらしさを求めるなら断然赤ルバーブがおすすめです。赤ルバーブで作られるルバーブジャムは、色味が鮮やかでスイーツやヨーグルトのトッピングとしておおすすめです。
簡単なルバーブジャムのレシピは、ルバーブをカットし、砂糖などと混ぜ放置し、鍋で煮込むという流れです。詳しいレシピを見ていきましょう。ルバーブジャムの材料はルバーブ1kg、砂糖600g、レモン1/2個分です。ルバーブは2cmくらいにカットします。
レモンは皮付きのまま5mmほどの輪切りにします。大きな鍋にルバーブと砂糖、レモンを入れ手でよく混ぜ合わせます。全体に砂糖が混ざったら、そのまま約1時間放置します。1時間ほど経つと水分が出てきますのでそのまま中火にかけ、木べらなどで混ぜながら煮ていきましょう。
アクの強いルバーブはこまめにアクを取ってあげる必要があります。煮込み途中にしっかりと丁寧にルバーブのアクを取ってあげるとおいしいルバーブジャムになります。
アクが出なくなったらさらに混ぜ、ルバーブが繊維状になるまで煮込みます。なめらかなジャム状になったらレモンを取り出し完成です。鍋で煮込む時間は約20分が目安です。ルバーブさえ手に入ればとても簡単に作れますのでぜひ挑戦してみてください。
ルバーブジャムのおすすめの食べ方
前章ではルバーブジャムのレシピをご紹介しました。続いてはルバーブジャムのおすすめの食べ方をチェックしましょう。
ヨーグルトに混ぜて食べる
酸味が爽やかで独特の爽快感があるルバーブジャムはヨーグルトに良く合います。整腸作用のある乳製品・発酵食品のヨーグルトにルバーブジャムを合わせると便秘の解消にも役立つと言われています。爽やかな朝食のメニューに、ルバーブジャム入りヨーグルトは最適です。
ルバーブジャムのおいしさが引き立つよう、ヨーグルトはプレーンタイプの味のものがおすすめです。砂糖などが入っていない甘味のないプレーンヨーグルトにたっぷりのルバーブジャムをのせて食べましょう。
最近ではオイコスやギリシャヨーグルトなど、高たんぱくのヨーグルトの人気が出ています。カロリーコントロール中の方や筋トレ中の方にも高たんぱくヨーグルトはおすすめです。
少量のワインや好みのスパイスと混ぜてソースに
ルバーブジャムの酸味はお肉料理のソースとしてもよく使われます。ルバーブジャムに玉ねぎのすりおろし、醤油、赤ワイン、すりおろしたにんにくと生姜、黒こしょうなどを混ぜ、豚ロース生姜焼き用のお肉を漬け込みます。
ルバーブジャム入りの漬け込みだれに漬け込んだ豚ロース肉をフライパンで焼き、火が通ったら取り出しましょう。豚ロース肉を焼いたフライパンで、漬け込みだれを煮詰めればソースの完成です。器に豚ロース肉を盛りつけ、ルバーブジャム入りのソースをかけていただきましょう。
ルバーブの酸味と爽やかさがプラスされ、豚ロース肉がいつもとちょっと違ったおしゃれな料理に仕上がります。赤色のルバーブジャムを入れることで彩りもプラスされ食欲もそそります。豚肉だけでなく鶏もも肉やビーフにも合いますので、特別な日のディナーなどにぜひお試しください。
ルバーブジャムはスパイスをプラスすることで魚料理との相性も良くなります。ルバーブジャムにスパイスのペッパーコーンとフェンネルシードを合わせて煮込みソースにしましょう。ペッパーコーンは粒こしょうのことです。
ミックスペッパーコーンというスパイスは赤や緑、黒色の粒こしょうがミックスされたスパイスのことです。ミックスペッパーコーンにすると彩りがよくなりおしゃれ感が増します。
フェンネルシードというスパイスはヨーロッパなどでは「魚のハーブ」として重宝されます。セリ科の植物で名前の通り種(シード)部分を使用します。人気のスパイス・フェンネルシードには独特の甘い香りと清涼感があります。
ほんのり苦味もあり、ソースにするとエキゾチックで深みのある味が楽しめます。ルバーブジャムの酸味とフェンネルシードの甘い香りや清涼感、さらにペッパーコーンがアクセントになりサーモンソテーなどの魚料理に最適なソースになります。
パイやケーキのスイーツに
甘酸っぱいおいしさのルバーブジャムはパイやケーキなどのスイーツにおすすめのジャムです。冷凍パイシートの上にたっぷりのルバーブジャムをのせ、溶き卵をハケなどで塗ってオーブンで焼けば、ルバーブジャムのパイが簡単に作れます。
パウンドケーキに入れたり、ケーキのトッピングにルバーブジャムを使ったりするのもおすすめです。赤ルバーブで作ったジャムは彩りも美しいのでケーキのデコレーションに最適です。
ルバームジャムを食卓に取り入れてみよう
ルバーブジャムの基本情報やレシピ、ルバーブジャムのおいしい食べ方などをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
甘酸っぱいルバーブジャムはスイーツやヨーグルトに合わせるだけでなく、お肉料理や魚料理のソースとしても使えます。スパイスと合わせてもおいしいルバーブジャムは万能でおいしいおすすめジャムです。
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