店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
弘前は美味しいグルメが集まっている街!
弘前市は、青森県の西部を占める県内で第3位・約17万人もの人口を誇る地方自治体です。内陸部に位置しており、海には一切面していません。近年では岩木町や相馬村を統合合併し、市の面積は一気に増えました。
全国的に弘前はりんごの印象が強く、実際にこの地域のりんごの生産量は全国トップです。市街地以外の市内各地にはさまざまなりんご畑があります。そもそも弘前市の木が「りんご」であり、りんごを使ったご当地スイーツも名物レベルで有名です。
一方で内陸ながらも意外に海産物を使ったB級グルメやご当地グルメも多く、中には昨今有名になったものもあります。また、ご当地麺や汁物などの名物グルメもあり、弘前は多岐に渡るご当地B級グルメぶりなのが特徴的です。
このように青森県の弘前は、東北でも有数の食い倒れが期待できるグルメの街なのです。
青森県弘前市へのアクセス
青森県弘前市へのアクセス方法ですが、出発地によってさまざまな方法が考えられます。一部ですが紹介します。
航空機利用でアクセスの場合は、最寄空港は「青森空港」です。航路としては「東京:羽田→青森:青森(約80分)」、「大阪:伊丹→青森:青森(約110分)」、「札幌:千歳→青森:青森(約50分)」、「名古屋:小牧→青森:青森(約85分)」などがあります。
また、青森空港~弘前までは、空港バス「青森空港→弘前バスターミナル(約55分)」、タクシー「青森空港→弘前市内(約55分)」でのアクセス方法になります。
電車や列車でのアクセスの場合は、遠方からのアクセスは、まずJR新青森駅へ移動する必要があります。札幌方面からは「JR札幌駅→(特急)→JR新函館北斗駅→(北海道新幹線)→JR新青森駅(約4時間30分)」になります。
大阪(東京)方面からは「JR新大阪駅→(東海道新幹線)→JR東京駅→(東北道新幹線)→JR新青森駅(約6時間)」のルートです。JR新青森駅からは「JR新青森駅→(特急・快速・普通)→JR弘前駅(約25~40分)」で移動可能です。
高速バスでのアクセスの場合は、抜粋ですが次のようなルートです。「東京・新宿→(パンダ号:約9時間)→弘前:五所川原」、「横浜・品川・浜松町→(ノクターン号:約9時間45分)→弘前:五所川原」、「仙台→(キャッスル号:約4時間35分)→弘前」などがあります。
車でのアクセスの場合は、国道7号での主なルートは次の通りです。「青森→弘前(移動距離40km:約60分)」、「秋田→弘前(移動距離165km:約3時間15分)」になります。
東北自動車道の利用は「川口JCT→大鰐弘前I.C.(移動距離643.7km:約6時間55分)」、青森方面からは「青森I.C.→浪岡I.C.→黒石I.C.(全行程移動距離25.9km:約20分)」になります。
ちなみに「大鰐弘前I.C.または黒石I.C.→JR弘前駅(移動距離10km:約20分)」になります。他にもさまざまなルートがあるので、調べてみても良いかもしれません。
どのアクセス方法がおすすめかは、出発地によって変わるので一概には言えません。しかし、東京や大阪など遠方からのアクセスは、圧倒的に飛行機利用が早いでしょう。
弘前で外せない名物グルメ3選
凄まじく多い弘前のグルメの中でも、良く使われる食材の一種として「いか」や「貝類」等の海産物があります。貴重な海産物を大切にしたいという思いから、内陸にある街故に生まれた、さまざまな弘前名物グルメが食べられています。
昔からある、そんな弘前ならではの名物グルメや、各メディアで紹介され評判になった名物グルメもあります。一部ですが、そのようなおすすめ弘前グルメを紹介します。
弘前いかめんち
「弘前いかめんち」と便宜上表現していますが、弘前では「いがめんち」と呼ばれています。津軽弁の「いが」が「イカ」を意味しています。
イカのゲソを包丁で細かくたたき状態で刻み、季節の野菜などと共に小麦粉を混ぜ込み練ったものを、油で焼くまたは揚げた練り物が弘前いかめんちです。先の大戦前の時代、津軽内陸部の人々にとって海産物は貴重でした。
また、ふきのとうやタケノコや青じそを混ぜたものや、カレー粉やショウガなどのフレーバーものなど様々なアレンジができます。自家製のいかめんちが料理できるのも人気を集めている理由です。
弘前いかめんちとは、先人の知恵と想いがこもった伝統の食文化であり、母の味として受け継がれてきた生活に根付いた弘前の郷土料理なのです。その弘前いかめんちが食べられるお店は弘前に多く存在しています。
別途紹介する「津軽衆」や「津軽三味線ダイニング 響」でも、弘前いかめんちなどの人気ご当地グルメが食べられます。
黒石つゆ焼きそば
「黒石つゆ焼きそば」とは、その名前の如く青森県黒石市が発祥のご当地名物グルメです。黒石市内で食べられている太平麺に甘辛いソースで仕上げた逸品が「黒石やきそば」です。
その焼きそばを器に入れ、揚げ玉とネギをトッピングにして和風そばつゆをかけたものが「黒石つゆ焼きそば」です。作り置きの冷めた黒石焼きそばに、温かい出汁をかけて食べられていたものが発祥といわれています。
もっちりした太い麺と少々酸味が効いた濃厚ソースが絡み、想像を超える味が体感できます。実に興味がそそられる不思議なご当地名物グルメなのです。まさにB級グルメ、名物グルメ好きにおすすめしたい逸品です。
元祖とされる有名店から上品に味わえる和食屋まで、さまざまな「黒石つゆ焼きそば」が食べられるお店が弘前市にもあります。1度の実食でハマってしまいそうな人気名物グルメをぜひご賞味ください。
弘前の煮玉子屋の煮玉子
「弘前の煮玉子屋の煮玉子」とは、青森県弘前市稔町に実店舗を構える、店名もズバリ「弘前の煮玉子屋」の主力商品「煮玉子」のことです。1個60円で購入できる、味付け玉子であり、弘前のご当地名物グルメとして知られている人気グルメです。
店舗独自の製法で造り上げた「秘伝の煮汁」で丁寧に煮込み続けることで、黄身まで味が沁み込みます。数種の煮汁を、季節や日々の気温や気候状態を考え段階を踏んで仕上げます。
ご当地名物グルメ好きな人なら、唯一無二の「弘前の煮玉子」は実食必須のB級グルメです。また、「弘前の煮玉子屋」では「3色おいなりさん」も販売しています。煮玉子プラス「3色おいなりさん」で充分満足できるボリュームがあります。
ただ、現在は「弘前の煮玉子」製造に注力しており、「3色おいなりさん」は不定期販売状態ですが、製造は続けています。店頭に並んでいればラッキーです。それはそれで「3色おいなりさん」は即買いでしょう。
道の駅などでも買える
弘前の煮玉子は、実店舗以外では次の場所で販売しています。「道の駅(津軽地区):道の駅ひろさき サンフェスタいしかわ/道の駅なみおか アップルヒル/道の駅いなかだて 弥生の里、など全7か所」「道の駅(南部地区):道の駅とわだ とわだぴあ 全1か所」です。
道の駅以外では、スーパー「さとちょう」(約18店舗)、農業生産法人ANEKKO(あねっこ)運営の産直売所「野市里(のいちご)」、特産物直送センター「林檎の森」、「マルシェアサムボン」、「オヤマアグリサービス」などがあります。
また「さくら野百貨店弘前店」などの百貨店でも販売しています。まだまだ販売先を募っている状態なので、今後も販売先が増える可能性があります。
住所 | 青森県 弘前市稔町7-3 城南ハイツ1階 |
電話番号 | 0172-88-8517 |
弘前市民も絶賛のご当地グルメ7選
日本全国様々な街や観光地には、観光客絶賛のご当地グルメがありますが、その中には地元の人がおすすめする各種グルメがあったりします。弘前市も例外ではなく、郷土料理や名物グルメ、隠れたB級グルメなどに絶賛されている物があります。そのような逸品たちを紹介します。
南蛮の一升漬け
さまざまな名産がある弘前市ですが、唐辛子という隠れた名産もあります。弘前市郊外にある清水森エリアでは、昔から唐辛子が栽培されていますがここの唐辛子の特徴はその辛さです。これを活用するべく「南蛮の一升漬け」は、昔から個々の家庭で作られていました。
「一升」というワードは、材料が1:1:1の割合での配合からです。細かく刻んだ唐辛子を醤油に1ヵ月間漬け、その後米麹を混ぜてさらに1ヵ月間寝かせるという、かなり手間が必要な「郷土料理」です。
個々の家庭で作られる「南蛮の一升漬け」のために、一部の民宿や小料理屋などで提供するスポットもありますが、専門店は存在しません。しかし、それでも興味がある人は「青森特産品センター」での購入がおすすめです。
津軽そば
弘前には幻のそばとされる「津軽そば」があります。この津軽そばの特徴は、麺のつなぎに大豆を磨り潰した「呉汁」とが使われている点です。そばがきに呉汁を混ぜ込み打つことで、津軽そば生地が作られます。
なぜ「幻のそば」なのでしょう。このそばは大豆をゆで磨り潰し混ぜ込むという、かなり手間を重ねる製法故に、次第に職人が減り現在では貴重な存在となっている点に付きます。
つまり生産される数が非常に限られており、幻のそばの如く貴重なB級グルメなのです。麺の食感は柔らかくモチっとしており、かむとほのかに大豆の香りが感じられ美味しい麺なのです。
栄養価も高くカロリーも低いので、女性にもおすすめのB級グルメです。津軽そばが食べられるうどん・そば店のひとつが、JR弘前駅前にある「そば処 こぎん」、いわゆる立ち食い店です。
オーダーも券売機でチケットを買いカウンターでそのチケットを渡すスタイルになっています。定価格で津軽そばが食べられるので、時間が無い時にも利用できるグルメスポットです。
タラの子あえ
上記の写真画像は「タラの切り身」を使った料理ですが「タラの子あえ」は、タラの子を使った弘前グルメで郷土料理です。タラは青森の名産のひとつですが、この「タラの子あえ」は新鮮な生のマダラの子(タラコ)を使用します。
人参や糸こんにゃくやネギなどを醤油で味付けしたものを、生タラコで和える家庭料理で、人参の赤と糸こんにゃくの白とタラコの淡いピンクの色味から、主に正月料理として作られ、好んで食べられます。酒の肴にも最適です。
この名物グルメ惣菜が気になる人は、JR弘前駅前に立地する「虹のマート」内にある「惣菜あいさか」に訪れてみてください。このお店は、さまざまな手作り惣菜が手に入ると地元市民にも有名です。
もちろんタラの子あえも店頭に並んでいます。100g単位で購入できるので、好きな量が買えます。特に地元に根付いた弘前の家庭郷土料理が気になる人は、好みの種類や量を購入しホテルなどでの実食をおすすめします。
けの汁
弘前における「けの汁」とは、小正月に食べられる伝統の郷土料理です。大根や人参や凍み豆腐などを5mmの角切りした食材を赤味噌で煮込んだ汁物です。保存ができるので、日が経つほどに旨さが増します。
秋田県など他地方でも食べられる保存食ですが、食材は全く違うものの精進料理である点は同義です。東北地方では、小正月(1月15日頃)を女性の正月として祝う習慣があります。
小正月の頃に大鍋でけの汁を作り、普段忙しくする女性を休ませる意図がある昔からある習慣です。その料理が気になるならJR弘前駅から徒歩3分の場所にある居酒屋「津軽居酒屋 わいわい」が最適です。
特におすすめは「おすすめセット」です。けの汁やB級グルメ「貝焼き味噌」、旬のお刺身や小鉢など全7品が食べられるコスパが高いセットです。弘前観光時の食事などに最適です。
いかのすし
「いかのすし」は、青森県の下北地域の郷土料理、ご当地グルメです。普段の食事やお茶うけ、酒の肴など多くの場面で食べられています。淡いピンク色をしたイカの胴に黄色いキャベツとイカゲソが詰まっており、色彩豊かな逸品になっています。
キャベツのシャキッとした歯触りが心地良く、この食感は癖になる人も多いでしょう。下北地方はイカの有数の産地であり入手し易く、時短で作れることが人気になり各地に拡散する結果になりました。
淡泊な味なのでお漬け物感覚で楽しめ、若い人からお年寄りまで幅広く好まれています。弘前市内で「いかのすし」が食べられるお店のひとつに「ブッフェダイニングシェフズレシピ」があります。
じゃっぱ汁
青森県の正月に必然の魚介に「タラ」があります。1945年頃までは、タラに縄を付け雪道を引きながら自宅に帰るのが年末の風物詩でした。「じゃっぱ」とは青森の方言でいう「雑把(ざっぱ)」に意味があります。
さらに普通は廃棄する「魚の頭や骨、皮や内臓」を指します。タラは廃棄部位が無い魚といわれ、そのまま一匹まるっと使える鍋料理として食べられていました。
青森県内の家庭で作られる「タラのじゃっぱ汁」は、丸ごとタラが摂取できる合理的な料理です。大根の根菜類やネギなどの野菜と一緒に摂取することで栄養化も高まります。
心身共に温められるじゃっぱ汁は、津軽や弘前の厳しい冬に絶対に欠かせない郷土料理です。このグルメが食べられるお店は弘前にもあります。
その中でも「創作郷土料理の店 菊富士 本店」は、じゃっぱ汁などの弘前のさまざまなご当地グルメが、リーズナブルに味わえる郷土料理専門店です。
ひっつみ
小麦粉を練ったものを引きちぎって入れる行為から「ひっつみ」と呼ばれる、青森県南部、八戸市や十和田方面の郷土料理です。畑作地帯が広がっており、雑穀や粉食主体の料理(そば串もちやひっつみなど)が昔から伝承され、食べられていました。
特にひっつみは主食代用にもなります。ご飯が不足した時に作られる具沢山の汁物料理です。その具や出汁ですが、地方や各家庭、又は季節によって違います。山間部では主に肉、海側では魚介を入れるのが一般的です。
またゆでたひっつみに、きな粉と砂糖をかけたご当地スイーツとして食べられることもあります。つるっと滑らかで喉ごしが良い食感があり、かみごたえもあります。主にひっつみが食べられるお店は、八戸や十和田周辺に点在しています。
弘前市内にはありませんが、青森県八戸市に所在する居酒屋「サバの駅」でもひっつみが食べられます。大分の汁物料理のだんご汁との違いを探してはいかがでしょう。
弘前のスイーツのご当地グルメ2選
青森県弘前には、圧倒的な存在感を誇るスイーツがあります。弘前名産のりんごを用いた誰でもご存じの圧倒的な洋菓子が、そのまま弘前のご当地スイーツにもなっています。
弘前は洋館が多い街ともいわれ雰囲気に合っており、洋館の街の重要アイテムにもなっています。また、半世紀以上焼いている弘前名物のせんべいも、それはそれで弘前のご当地スイーツとして知られています。その弘前スイーツを紹介します。
アップルパイ
弘前の観光スポットのひとつ「藤田記念庭園洋館」内にあるカフェ「大正浪漫喫茶室」では、弘前市内で有名店の人気アップルパイが週替わりで楽しめます。つまり、週替わりで提供できるほどに、アップルパイが人気ご当地グルメとして定着しています。
一説では大正浪漫喫茶室だけで50種もの他店から物を含めたアップルパイを扱っており、酸味を強めたいパイの味に「紅玉」、甘味を強調したい時に「ふじ」などリンゴの品種を使い分けたものもあります。
りんご王国だけあり、りんごへのこだわりが半端無いことがわかります。また、注意しなければいけないのは、大正浪漫喫茶室だけで50種ということは、弘前に全体にはそれ以上の種類のアップルパイがあるのを意味しています。
アップルパイ実食ツアーも余裕でできる規模なので、スイーツ好きな人はアップルパイ目的での弘前散策もおすすめです。50種という数は半端なく、散策のし甲斐はあるでしょう。
小山せんべいのナッツ入りせんべい
1948年創業、半世紀以上の弘前にある手焼きせんべいといえば「小山せんべい店」です。職人歴が12~50年を超えるせんべい職人さん達が腕によりをかけて焼いたせんべいは、その味も格別です。
小山せんべい店の名物メニューは「豆せんべい」です。生の落花生から1枚1枚入れ込み焼き上げるので、本来の落花生の味を失うことなく堪能できます。
せんべいと落花生が融合した風味が口内に広がり、パリッとした食感が心地良いでしょう。最も人気が高いものが「手焼きアーモンドせんべい」です。手焼きの生地にアーモンドを混ぜ込んだ香りの良さが堪らない逸品です。
カリっとしたアーモンド独特の食感も、丸ごと楽しめるので味も申し分ありません。アーモンドはお子さまでも抵抗なく食べられるので、家族用のお土産にもおすすめできます。また、職場でもバラ撒き用のお土産に最適です。
住所 | 青森県弘前市大浦町5-3 |
電話番号 | 0172-36-8088 |
弘前で食べたい人気のB級グルメ2選
さまざまなグルメがそろう弘前の美食環境は、良い意味で混沌としています。それでも、絶対に弘前で実食したいグルメがあります。実食必須の弘前にある人気のB級グルメを紹介します。
貝焼き味噌
弘前市のご当地名物グルメといえば、何といっても「貝焼き味噌」でしょう。郷土料理のひとつで、青森名産の巨大サイズの帆立貝の殻に出汁と味噌を入れ、火に掛けながらネギや帆立の切り身などを入れつつ卵を溶きながらいただく一品です。
かつて、冬季時期の寒い弘前で栄養を得るために開発した独特の料理でした。現在では、弘前の名物グルメとして、実際に自宅で作りご飯のおかず、又は酒の肴として実食する人も多いでしょう。
また、県外の人や観光客向けに貝焼き味噌を提供する定食屋や居酒屋などのお店も多いので、特に観光客はそのようなお店での実食をおすすめします。そのお店のひとつに、弘前にある食事処「炉ばた屋 黒潮市場」があります。
その名の通り近海で獲れた新鮮海鮮を、豪快な炎で焼き上げる炉端焼きが主体の居酒屋です。職人によって焼いた貝焼き味噌を肴に、旨い弘前の地酒を味わってみましょう。
旬鮮 肴処 なじみの「嶽(だけ)きみ天ぷら」
まず「嶽(だけ)きみ」とは弘前市岩木山麓に構える「嶽温泉」付近の高原で栽培収獲される「とうもろこし」を意味します。それを津軽弁では「きみ」といい、嶽温泉で栽培されるとうもろこしなので「嶽きみ」なのです。
地元では「蒸しきみ」や「焼ききみ」で普通に食されています。そして「嶽きみ天ぷら」とは蒸しきみを、小麦粉で溶いた衣などに包み天ぷらにした一品です。
ズッシリ妙な重量感があり、そして1回噛んだだけで加熱しているにもかかわらずシャキシャキした食感が実感できます。さらには、口に広がるジューシーな甘さが濃く残り「食べて楽しい」と感じます。
一方で「旬鮮肴処 なじみ」とは、JR弘前駅前の第2カネヨビル1Fに入っている居酒屋です。この居酒屋の人気名物グルメが、この「嶽きみ天ぷら」です。元祖と掲げるだけあり、弘前観光の初心者は特におすすめできる人気B級グルメです。
弘前のご当地グルメが味わえるスポット3選
弘前のご当地グルメが食べられる場所はまだまだあります。しかも公設市場や、弘前にありながら北海道レストラン、そして津軽三味線ライブが楽しめる居酒屋など、プラスαな各種スポットでも気軽に堪能できます。弘前市独特の、ご当地グルメが楽しめるスポットを紹介します。
弘前中央市場
JR弘前駅中央口から徒歩で約15分、弘前市の中心に所在する「弘前市中央市場」は、昔ながらのレトロ感あふれる食品市場です。市場だけに、和風惣菜や洋風総菜、焼き鳥やお刺身から果物まで揃っており、1品50円~で買えます。
新鮮な海鮮類や、作りたての手作り惣菜など揃っており好きな惣菜を選び「お好み定食」にしてイートインも可能です。ご当地グルメや名物グルメ、B級グルメなど何でも揃います。
大学いもでも一般的な黒砂糖や水あめなどを揚げたいもにかけて仕上げる一般的なレシピではなく、白砂糖をかけて仕上げる独特の大学いもです。量り売りで提供も特徴で、大量買いするケースも珍しくないとのことです。
ちなみに9月中頃から、弘前のさくらまつりの時期までの期間限定発売です。白砂糖の大学いもは珍しいと、最近は観光客も買っていくケースも多いB級スイーツです。スイーツ好きやBグルメ好きは、必食必須の逸品でしょう。
住所 | 青森県弘前市大字土手町85-1 |
電話番号 | 0172-35-0144 |
北海道レストラン LUNGO CARNIVAL
やや内陸型の街とはいえ、「弘前いかめんち」や「貝焼き味噌」など海鮮系のB級グルメが多い弘前に所在する「北海道レストラン LUNGO CARNIVAL 」は、ズバリ北海道料理が楽しめる海鮮レストランです。
「弘前でなぜ北海道料理レストラン?」と疑問に感じるでしょう。もちろん弘前にして北海道料理が食べられるというメリットは絶大ですが、このレストランの最大のウリは「牡蠣」であり、牡蠣が旨いレストランとしても有名です。
もちろんその牡蠣は、北海道の厚岸産だったりします。生牡蠣1個100円は驚異的です。毎日、札幌中央市や羅臼漁港、厚岸漁港から鮮魚海鮮が直送されます。「金丸農園」より直送の野菜や、巨大ホールチーズを絡ませたクリームパスタも提供されます。
アルコールも基本北海道の銘柄が多いですが、青森の地酒「豊盃」なども提供するケースもあります。時期によっては白神山地産の食材を使った一品などが提供されることもあり、100%北海道レストランではない点が特徴です。
弘前のご当地グルメやB級グルメが食べられるレアケースもあり、そのような意味でも注目するべきグルメスポットのひとつです。
津軽三味線ダイニング 響
JR弘前駅下車徒歩で約12分の場所に弘前パークホテルがあります。そのホテルの3F常設の「津軽三味線ダイニング響」は、津軽三味線ライブを生で聴きながら津軽や弘前の郷土料理やご当地グルメが楽しめる居酒屋です。
つまり、ある意味「津軽三味線のライブハウス」ともいえるプレイスポットです。ちなみに津軽三味線のライブパフォーマンスは、5人の奏者により日替わりで基本的に日に1回ほぼ毎日行われます。ちなみに奏者は5人の演者による日替わりです。
「ご当地グルメが楽しめる居酒屋」でもあり、人気の「弘前いかめんち」や「貝焼き味噌」の名物グルメをはじめ、「じゃっぱ汁」「タラの子あえ」などのご当地グルメが食べられます。
また青森の郷土料理をコース仕立てにした郷土料理「かご膳」もあり、1度に多くのご当地グルメが楽しめる内容になっています。要予約ですが、多くの料理を少しずつ楽しみたい人におすすめです。
お酒においても「ねぶた」や「寒立馬」などの青森の地酒や「利き酒セット」があり、お酒でも弘前グルメが体感できます。食事だけではなく、目や耳からも弘前を体感したい人は、このお店はいかがでしょうか?
住所 | 青森県弘前市土手町126 弘前パークホテル3F |
電話番号 | 0172-31-0089 |
弘前で安い!美味しい!が揃ったグルメ店2選
さまざまな弘前ご当地グルメやB級グルメを紹介しました。紹介したものでも結構な種類があり、ふと「これらの弘前グルメが安く食べられるお店は?」と考える人が多いでしょう。
「安い、旨い、ボリュームがある」が揃った弘前グルメ体験ができるスポットが、実はしっかり存在しています。そのようなスポットを紹介します。
津軽衆
弘前のご当地グルメ「いかめんち」や、B級グルメ「鳥もつ煮」「豚バラ蒲焼」「シロコロホルモン」「十和田バラ焼き」など、さまざまなご当地人気料理が食べられます。
また、青森県の地酒を取り揃えており、一合からではなくグラスでオーダーできるのも嬉しい限りです。まさに、日々頑張る人を応援するための居酒屋であり、お財布にも配慮した弘前の「THE大衆居酒屋」ともいえる「津軽衆」です。
昔ながらの落ち着いた雰囲気があり、おひとり様から団体グループまで様々な飲み会に対応できます。「安い、旨い、ボリュームがある」飲み会がしたい時におすすめしたいご当地グルメスポットなのです。
マルミツ食堂
弘南鉄道 弘高下駅下車、車で県道126号線経由車で6分の場所に「マルミツ食堂」があります。弘前市内で、究極の「安い、旨い、ボリュームがある」が体験できる、と評判のグルメスポットです。
その雑然とした店舗外観から、特に一見客や観光客は引き気味になりがちですが、店内に入ると一転「あれ?ここは実家だったっけ?」と一気に寛いでしまう感覚に包まれます。さらにはスタッフ対応も良く、店舗外観とのそのギャップに驚かされます。
何が凄いのかといいますと、まずは「焼肉(ホルモン)」と「ラーメン」の人気2枚看板で営業を続けている点です。その焼肉メニューは新鮮でプリっとした食感のホルモン、しっかり肉の味が楽しめるバラ肉が旨いと絶賛されています。
ラーメンでも、地元に馴染んだ昔ながらの「津軽ラーメン」です。しかもその2枚看板を含め、メニューの価格帯がかなりリーズナブルです。高額メニューの焼肉定食も1000円以内です。かけうどんに至っては一杯の珈琲よりも安い価格です。
親子丼やカレーライスも500円台の価格なので、1000円札1枚だけでかなり満足できるでしょう。大食いさんでもかなりおすすめできます。まさに「安い」を意味しています。
とにかく、弘前に訪れる機会がありましたら、1度訪問してみてください。「安い、旨い、ボリュームがある」が体感できる食のカルチャーショックを受けるでしょう。
住所 | 青森県弘前市若葉1-5-4 |
電話番号 | 0172-33-3956 |
弘前で雰囲気も楽しめるおすすめグルメ店2選
弘前のご当地グルメやB級グルメなど、ずっと紹介しました。これだけの情報量だと、かなり地方色が濃いベタな地域、の印象が持たれがちです。しかし、弘前は坂が多く意外に洋館も点在する、雰囲気がある街です。
雰囲気ある街弘前は、つまり雰囲気が楽しめる人気店も多いことを意味しています。独特の雰囲気が味わえる人気店おすすめ2店舗を紹介します。
ペペキッチン
JR弘前駅城東口から徒歩約8分の場所に位置する「ペペキッチン」は、かなりボリュームがあるハンバーガーが食べられる人気カフェとして注目されているお店です。お店の外観内観はまさに真性アメリカンなバーガーカフェなのです。
ここが青森県の弘前市であるのを忘れそうな雰囲気満載なこのお店で提供されるメニュー全てが、アメリカンサイズです。かなり食べ応えがあるはずです。
圧倒的な質量があるハンバーガーが自慢のカフェです。まるでこのお店が青森県の弘前にあることを忘れてしまう、アメリカ西海岸の風が流れているようだと評判を集めています。
ファーストフードでは味わえない分厚いパティが特徴のハンバーガーの数々は、インパクトも十分で唯一無二だと人気集めています。ドリンクメニューも多く、カフェ感覚としても重宝します。
ランチタイムにはアメリカンサイズのハンバーガーにドリンクがプラスのコスパが良いセットがあり、トッピングも好きに選択できます。肉汁あふれる肉厚なパテが、フワフワバンズに挟まれ食べ応えは充分です。
ハンバーガーとサンドウィッチは、お持ち帰りもできます。バーガー類が好きで、本場の味が気になった人は、弘前の地のあるペペキッチンで堪能してみてください。
住所 | 青森県 弘前市稲田2-1-1 |
電話番号 | 0172-55-9266 |
四季旬彩 はなび(移転、閉店の可能性あり)
「四季旬菜 はなび」とは、中央弘前駅下車徒歩約5分の場所にある海鮮居酒屋です。店舗外観だけをみると整理された定食屋の印象があり、内観デザインは白で統一された清潔感ある空間が特徴的です。
そのようなお店で提供される料理は、ランチタイムはランチメニュー、ディナータイムはいわゆる創作料理や郷土料理を提供しています。しかし、このディナータイム利用方法がかなり変わっています。
実は「1000円/時間制限2時間」を前金で払う、入場料制なのです。前金することで、ドリンクや各種料理が安くオーダーできるというシステムです。提供する料理も、深浦産の海鮮や折爪三元豚を使うなどこだわりの逸品がそろっています。
もちろん弘前郷土料理やご当地グルメなども楽しめます。雰囲気ある店内でコスパよく弘前ご当地B級グルメを堪能したい時に「四季旬菜はなび」はおすすめです。
住所 | 青森県弘前市土手町31-1 |
電話番号 | 0172-55-8875 |
弘前の絶品グルメでお腹も心も満たそう!
弘前には「弘前いかめんち」や「貝焼き味噌」、「アップルパイ」など全国的に有名なご当地グルメがあります。一方で、まだまだ弘前でしか味わえないB級グルメなど、紹介しきれないさまざまな美食が残っています。
また、弘前グルメが味わえる郷土料理店も多く、そこで実食すると「弘前に来た」がより実感できるでしょう。弘前観光の際は絶品グルメで心身と共に満たされてはいかがでしょうか。