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三重県の名所を知ろう
昔から人気の観光地である三重県ですが、どういった観光スポットがあるのか、いくつも頭に浮かぶ人はそれほど多くないのではないでしょうか。伊勢神宮があることは分かるけれど、他にというとすぐに思い浮かばない人がほとんどです。
やはり伊勢神宮が有名ではありますが、調べてみるとこんな素敵なところもあるのか、と驚く観光スポットが三重県にはたくさんあります。まずは、三重旅行の計画が楽しくなりそうな名所や観光スポットをご紹介します。
伊勢神宮以外にも見どころたくさん!
三重県の観光スポットとして最初に思い浮かぶのはやはり伊勢神宮です。江戸時代から人気だったお伊勢参りは、現在も三重旅行に行く人にとっては一番の目的であることがほとんどです。
伊勢神宮のそばにある「おかげ横丁」も、伊勢神宮が古くから人気の観光スポットである理由です。見るだけでなく、買い物や食べ歩きが出来る場所も充実しているため、多くの観光客が楽しめる場所となっています。
しかし、三重の観光スポットは伊勢神宮だけではありません。和歌山県との間に伸びる熊野古道は世界遺産に指定されていることもあり、多くの観光客が訪れています。熊野古道の他にも赤目四十八滝や丸山千枚田と、雄大な自然の風景を楽しめる場所がいくつもあります。
三重県は、面積そのものは全都道府県中25位と中間あたりですが、東北から南西にかけて斜めに伸ばしたような形になっているため、海に面している場所もあれば山深い場所もあり、県内でも多種多様な自然を感じられるのが魅力です。
自然を感じたいからといって、無理に山や海に入る必要はありません。三重県にある鳥羽水族館は飼育する生き物の数が日本一多く、鳥羽水族館でも三重県の自然に触れることが出来ます。可愛いジュゴンの姿を見たいと、観光客からも人気のスポットです。
そして、鳥羽であれば海の幸も存分に楽しめます。言わずと知れた伊勢海老をはじめとした、伊勢湾の魚介類は「美し国(うましくに)」と称された三重県の本領が発揮されています。また真珠の生産地でもあるので、グルメ以外の海の恵みも目にすることが出来ます。
さらに、雄大な自然の他にも、街歩きが楽しめるスポットもあります。松阪ではレンタル着物を着て城下町を散策し、松阪牛を食べるといった散策コースが人気です。歴史好きな人にとっても魅力的なポイントが数多くあります。
その他にも、立派な佇まいの伊賀上野城や外国人観光客に人気の伊賀流忍者博物館も、三重県の観光スポットです。全国の都道府県の中でも有数の、見る・食べる・遊ぶの全てを充分に堪能出来る観光地と言えるでしょう。
三重県に飛行機でいける?
旅行の際の交通手段としてメジャーな飛行機ですが、三重県への旅行で飛行機移動は有効なのでしょうか。空港が無い都道府県だと、空路は逆に無駄足になってしまう可能性もあります。三重県の空港の有無と、一番近い空港からのアクセスについてまとめました。
三重県は空港が無い都道府県のひとつ
残念なことに、三重県は47都道府県の中でも空港が無い県の一つです。三重県を含めると、空港の無い都道府県は神奈川県や京都府など全部で10あるのですが、やはり県内に空港が無いと移動が不便ではないか、と思う人は多いです。
しかし、逆に考えると、先程挙げた神奈川県や京都府は近隣の都道府県に空港があり、近隣の空港へのアクセスが便利であるために県内に空港がなくても問題が無いのだとも言えます。三重県の場合、近隣の都道府県でアクセスがしやすい空港はどこになるのでしょうか。
三重県に一番近い空港は中部国際空港セントレア!
三重県の場合、一番近い空港は隣の愛知県にある中部国際空港セントレアです。出発地にもよりますが、例えば県庁所在地の津からのアクセスだと、中部国際空港セントレアまで電車移動すればおおよそ1時間半~2時間で到着出来ます。
車での移動だと高速道路を経由してもう少し早く着くことも出来ますが、道路の混雑状況に左右されることが多いので、電車移動と同じくらいの時間を見込んでおいた方が安心です。
全国から中部国際空港までの所要時間
しかし、三重県に近いとは言っても、全国の都道府県から訪れることを考えると、全国の主な空港から中部国際空港セントレアまでの所要時間は重要なポイントです。
たとえ空港から三重県への移動が近かったとしても、中部国際空港セントレアへ着くまでに時間がかかったり乗り換えや手配が大変だったりするのでは、旅行の交通手段としては使いづらくなってしまいます。
中部国際空港セントレアへ行く便とフライト時間を調べてみたところ、羽田空港や成田空港発の便でおよそ70分、福岡空港発でも同様に70分程度で到着します。北海道からはそれよりは時間がかかりますが、新千歳空港発の便で2時間程度のフライト時間です。
2時間と言うと、新幹線で東京~大阪間の移動にかかる時間とほぼ同じです。全国の中でも遠距離にある新千歳空港からの移動でこの所要時間なら、全国から中部国際空港セントレアへ行くための所要時間はそれほど長くない、と考えて差し支えないでしょう。
また、先程述べた、津から中部国際空港セントレアまで電車や車で向かうルートが1時間半程度かかることから合算すれば、関東から空港を経由した津までのアクセスはおおよそ3時間かかると考えられます。これも旅行の移動時間としてはそれほど長くありません。
加えて、所要時間とは別に心配されるのが飛行機の本数の多さですが、中部国際空港セントレアは国内線だと出発便・到着便とも1日に90本程のフライトがあり、北は北海道や東北、南は九州沖縄と全国各地から出ていることが分かります。
所要時間やフライト本数を踏まえると、旅行プランを考える際に飛行機移動の拠点を中部国際空港セントレアにすれば、移動の行程も組みやすいことが分かります。
中部国際空港から三重県の観光スポットへ
空路で三重県に行きたいなら、中部国際空港セントレアを利用するのが便利だとお分かりいただけたでしょうか。県外にある空港とはいえ、隣の県なので移動も比較的しやすいです。
次は中部国際空港セントレアから三重県へ便利で早く行くためのアクセス方法と、アクセスの良い三重県の観光スポットについてご紹介します。旅行の行き先を決めるにあたって、参考にしてみてください。
空港から津・松阪まで高速船一本で!
現在では離島へ行く以外では交通手段よりも遊覧船といったイメージの強い船ですが、空港から三重県の移動としては一番便利な方法の一つです。中部国際空港セントレアから津・松坂へ向かって、1日10本以上高速船が出ています。
特に注目すべきはその所要時間で、電車では1時間半ほどかかる道のりが高速船だと最短45分で着くことが出来ます。中部国際空港セントレアから三重県に一番早く到着するための手段として、ぜひ押さえておきたい方法です。
空港から乗る高速船の到着地である津ですが、単に県庁所在地というだけでなく、観光やグルメも充分に楽しめます。津が発祥の地である天むすや、津ぎょうざなどのご当地グルメは市内各地で食べることが出来ますし、津観音という真言宗のお寺も、名刹として知られています。
空港から伊勢神宮まで高速船と特急バスで行ける!
高速船に加えて特急バスも利用すれば、空港から伊勢神宮までの移動はさらに便利になります。そのルートは中部国際空港セントレアから高速船で津まで、津から特急バスで伊勢神宮へと乗り継ぐもので、空港から伊勢神宮まで、およそ2時間半で到着です。
乗り継いで移動しやすいよう、調整されているのはダイヤだけではありません。セットで安く乗ることの出来る連絡券も販売されています。「中部国際空港~伊勢市駅前・外宮前・内宮前」という内容で販売されているので旅行者にも分かりやすくなっています。
ただ、注意してほしいのが、高速船に乗る際の予約です。高速船は事前予約が必須ですが、上記の中部国際空港~伊勢神宮の連絡券は当日に中部国際空港セントレア内やバスの切符売り場など、限られた場所でしか購入することが出来ません。
空港からの高速船~特急バスは便利な移動方法ですが、利用するのであれば連絡券の購入場所の把握や高速船の事前予約など、旅行前に下調べと準備はしっかりしておきましょう。
三重県へのアクセスは関西国際空港も便利
三重県に一番近い空港として愛知県にある中部国際空港セントレアを挙げましたが、大阪府にある関西国際空港からのアクセスも可能です。飛行機の便や乗り換えの都合などを考慮して、関西国際空港から三重県へ行く人も少なくありません。
三重県の場合、県そのものが東西に広がっているので、全国都道府県の中でも中部と関西のちょうど間に位置しているのが特徴です。そのため、行きたい観光スポットや旅行の日程によっては、関西からのアクセスが便利ということも十分ありえます。
関西国際空港を利用する人には、三重県に直接向かう前に大阪や京都、奈良での観光も楽しむプランを立てていることも多いです。空港から三重まで他の県を挟む地理であるため、遠く思われる反面、旅の途中で様々な場所を見ることが出来るのが利点でもあります。
せっかくだからと1日目は関西国際空港から大阪の市街地へ移動して食べ歩きや観光、2日目は朝早くから三重へ向かいお伊勢参りといった欲張りプランを計画する人もいます。もちろん無理な計画はお勧めしませんが、楽しみ方の幅が増やせるのは事実です。
ここからは、三重県への旅行で関西国際空港を使う際のアクセスや、人気の観光スポットへの便利な行き方をご紹介します。
空港から伊勢神宮までは電車で
関西国際空港から三重県に行くのなら、電車移動が一番便利です。空港から直接向かう場合のルートは南海電鉄で難波駅まで行き、その後近鉄の大阪難波駅に乗り換えて目的とする三重県の駅まで、という経路になります。
天候に関係なくホームで待って乗ることが出来るなど、楽な電車移動ですが、心配なのは乗り遅れた際に次にすぐ乗れるようなダイヤになっているかどうかではないでしょうか。空港から難波までの南海電鉄の場合、その心配はあまり必要ありません。
関西国際空港から出るなんば方面への時刻表を見ると、昼間は1時間に5、6本程度電車が出ており、急なアクシデントやトイレ休憩などでも1本くらいなら逃しても安心です。
次に、近鉄を利用しての電車移動ですが、三重県まで行こうとするなら特急の利用で所要時間が大きく変わってきます。近鉄の大阪難波駅から三重県方面まで直接行ける特急は1時間に1本程度しか出ていませんが、その特急に乗ることが出来れば大幅な時間短縮が可能です。
おおまかな所要時間としては、乗り換えなしの特急に乗れば大阪難波駅から伊勢神宮最寄りの駅まで約2時間、乗り換えもある鈍行ならば約3時間かかると考えた方が良いでしょう。旅行プランに影響するので、この所要時間の差は頭に入れておいてください。
また、近鉄は乗車距離が長く乗り換えが複雑になりやすいので、移動する時間帯の乗り換え案内を事前にいくつか調べ、メモしておいた方が急な変更に対応可能なので安心です。
関西国際空港からまっすぐ伊勢神宮へ向かいたいのなら、近鉄で降りる駅は伊勢市駅か宇治山田駅、五十鈴川駅のどれかになります。そして降りた駅からバスや徒歩で伊勢神宮へ行くのですが、外宮へ行くのか内宮へ行くのかで降りる駅が違う場合があります。
と言うのも、伊勢神宮の外宮と内宮は場所が離れているという事情があるからです。外宮に行くなら伊勢市駅や宇治山田駅が近いですが、内宮に最も近いのは五十鈴川駅です。
しかし、心配はいりません。上記の駅と伊勢神宮の外宮・内宮の間を走る周遊バスや、通常の路線バスで各駅と伊勢神宮の行き来がしやすくなっています。困ったらそのバスや、タクシーを使いましょう。
お伊勢参りは伊勢神宮の外宮をまず一番に参拝し、その後内宮という順番がセオリーなので、それを踏まえて行程を考えましょう。もちろんこの順番は強制されるものではないので、内宮を一番に目指すルートでも観光出来ます。
伊勢神宮の外宮から内宮への移動はバスやタクシー以外の方法として、徒歩移動も可能ではあります。ただし、50分と普段歩き慣れない人や大荷物の人にとっては厳しい距離なので、体力を温存するために電車やバスのダイヤを調べておく方が賢明と言えます。
名所が多い三重県に近い空港を利用して観光を楽しもう
三重県は空港の無い都道府県ということで行くのは大変だと思われがちですが、空港から三重へ行くルートも十分あり、伊勢神宮などの観光スポットへのアクセスもちゃんと用意されていることがお分かりいただけたでしょうか。
中部国際空港セントレアからの高速船や関西国際空港からの電車、それぞれ自分の旅行プランに一番合った方法を選んで、三重観光を存分に楽しんでください。