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両国国技館とは?
東京都墨田区にある両国国技館は、大相撲の本場所が行われる言わずと知れた大相撲の聖地です。
相撲でしか使われないと思われる事も多いですが、実は大相撲観戦以外にも両国国技館は数多くのイベントなどに使用されていて、2020年の東京オリンピックでは、ボクシングの試合会場にもなっています
そのほかにも博物館やグルメ、ここでしか撮れないプリクラ風写真など、相撲の無い日に観光として訪れても魅力的なスポットが数多くあります。今回は、両国国技館の楽しみ方や、アクセス方法などをお伝えしていきます。
大相撲の本場所が開催される名所
両国国技館といえば、大相撲の本場所が開催される、大相撲ファンにはおなじみの歴史ある名所です。大相撲の他にもプロレスやボクシングの競技会場として、また、アクセス抜群の立地もあり、アーティストのライブやミュージカルなど、様々なイベントに利用されています。
両国国技館の相撲の楽しみ方
まずは、定番の大相撲観戦の楽しみ方をご紹介します。両国国技館には、大相撲やコンサートなどのイベント用に様々な設備が整えられていますが、特に大相撲の聖地として、誰もが大相撲を楽しめるように工夫が施されています。
照明は取り組みを行う力士の精神統一の妨げにならないように、また、観客の目にも美しく映るように、テレビ中継でも画面に映る色を考えて調整されています。
また、なんと言っても力士を間近で見ることの出来るチャンスです。人気の力士や、未来のスター力士を発掘し、応援できるのも楽しみ方のひとつです。
本場所はいつ開催されるの?
大相撲の本場所が開催されるのは、一月場所、三月場所、五月場所、七月場所、九月場所、十一月場所の年6回です。その内の一月場所、五月場所、九月場所がここ両国国技館で開催されます。ちなみに、三月は大阪、五月は名古屋、十一月は福岡での開催です。
本場所の主な開催時間
場所中は、毎日午後から取り組みが始まると思われがちですが、実は両国国技館の開場は朝の8時!こんなに早い時間から取り組みが行われています。
8:35頃、まだ観客も少なく静まり返った館内で、取り組みが始まります。序ノ口、序二段、三段目、幕下力士が憧れの関取を目指し、頑張っています。
14:15頃から、十両の土俵入りと取り組みが始まります。相撲界で一人前とされるのは十両からです。そして、15:40頃からは、幕内土俵入り、横綱土俵入り、中入りを挟んで幕内の取り組みが行われます。両国国技館が熱気に包まれる時間です。
大迫力の大相撲観戦、ぜひとも一度は両国国技館での感動を味わってみることをおすすめです。
チケットの取り方
本場所開催中の両国国技館は、通称砂かぶり席と呼ばれるタマリ席(溜席)、座布団に座って観戦するおなじみのマス席(枡席)、2階からの観戦となるイス席の3種類があり、最大11,098人を収容可能です。
チケットは公式販売サイト「チケット大相撲」にアクセスしてインターネットから購入する先行抽選、予約専用ダイヤルから電話で購入するタマリ席抽選があります。
一般発売は、インターネット、電話、コンビニ、国技館窓口で購入可能です。いずれも入手困難と言われていますが、良席でなければ一般販売でもチケットを購入することができます。
他にも両国国技館の中には通称「お茶屋」と呼ばれる相撲案内所があります。相撲案内所を通せば通路側などの良席のチケットを手配してもらえるほか、お弁当等の飲食の用意から帰りのお土産の手配までの全てをお願いできます。
相撲案内所を通す場合は手間賃としてそれなりの費用がかかりますので、注意が必要となります。
本場所中には、和装で来場すると先着で特典が受けられる「和装day」や、女性に人気の親方に会うことができ、さらに直接お花を貰うことができる「レディースデー」などのイベントも用意されており、両国国技館での大相撲観戦をより思い出に残る物にする楽しみ方もできます。
こちらは日本相撲協会の公式サイトで情報が更新されますので、アクセスして情報収集をしてみることをおすすめします。
大人気のイベントチケットも見逃せない!
大相撲以外にも、両国国技館では様々なイベントが開催されています。大相撲関連では引退した力士の断髪式などが行われ、その他にはプロレスやボクシングの試合、人気アーティストのライブが開催されています。
コンサート会場やライブ会場としての収容人数は、ほぼ半分がステージ裏となるため5〜6千人規模となるようです。
両国国技館は本場所以外の観光も人気
両国国技館には、大相撲を観戦しなくても楽しめる要素が数多くあります。駅から徒歩2分というアクセスしやすい抜群の立地に加え、相撲人気の高まりや外国人観光客の増加もあり、人気の観光地となっています。博物館やフォトスポットなど、おすすめのポイントをご紹介します。
相撲博物館で相撲の歴史を学ぶ
相撲博物館は、両国国技館の中にある相撲資料を展示している博物館です。年6回の企画展示を行い、様々な相撲に関する資料を見る事ができます。
江戸時代の錦絵や往年の人気力士の写真、化粧まわしなどは、大相撲観戦の前後に見ても楽しむことができます。また、本場所中以外には無料で入館できますので、観光の際にふらっと立ち寄ることが可能です。
基本情報
相撲博物館は、両国国技館の中にあります。営業時間は10:00〜16:30(最終入館は16:00)、定休日は土曜日・日曜日・祝日(一部開館あり)となっています。
入館料は無料ですが、1月、5月、9月の大相撲本場所、引退相撲などの場合は相撲の観覧券が必要です。基本的には無料で展示を見る事ができますので、観光で両国に訪れた時にも気軽に大相撲気分を味わうことができますので、楽しみ方の一つとしておすすめです。
住所 | 東京都墨田区横網1-3-28 |
電話番号 | 03-3622-0366 |
国技館のプリクラ風写真で人気力士とツーショット!
両国国技館では、人気の力士とプリクラ風ツーショット写真が撮れるサービスを行なっています。以前は国技館限定のプリクラ機がありましたが、現在はこちらのサービスに変更となりました。
プリクラも人気がありましたが、現在のサービスも「推し」の力士とのツーショット風写真が撮れるという事で、とても人気です。
江戸情緒溢れる館内でフォトジェニックな写真撮影
両国国技館の中は江戸情緒にあふれ、つい写真に撮りたくなるような、絵になるフォトジェニックなスポットがいっぱいです。
さらに、大相撲本場所の開催期間中は、両国国技館の館内や入り口などに人気力士の等身大パネルや顔出し写真が撮れるパネルが展示されます。
最近は相撲人気も高まり、相撲好きの女子(スー女)や外国人観光客も多く、このようなパネルに並んでみると力士の大きさを体感できるので人気を集めています
中にはお姫様抱っこ風の写真を撮れたり、自分が力士になったような写真が撮れる顔出しパネルがあり、楽しい物が数多くあります。
また、大相撲本場所中であれば、運が良ければ観光で訪れただけでも人気力士の国技館への入場に遭遇する事もできますし、国技館の敷地に沿って力士の名前の書かれたのぼりが立ち並ぶため、大相撲気分を味わう事ができるでしょう。
両国国技館で人気のグルメ
両国国技館にはここでしか食べる事ができないグルメが数多くあります。レストランや屋台、売店で購入する事ができます。
大相撲観戦の定番グルメ「国技館やきとり」をはじめ、お弁当、フライドポテト、焼きそば、ソフトクリームなどのスイーツまで国技館グルメは盛りだくさんの内容です。
国技館のグルメで見逃せないのが、大相撲初日から千秋楽までの12:00〜16:00までの間に地下大広間で開かれる「ちゃんこ屋台」です。
1杯300円で、各場所ごとに異なる部屋が監修したちゃんこを食べることができます。期間によって味も異なるので、何度でも楽しむことができます。
売店の「力士弁当」
売店で人気のグルメが、力士弁当です。横綱、大関をはじめ、人気力士の名前付きのお弁当が売られています。各力士の出身地の食べ物や、その力士の好きな食べ物が入っています。
お気に入りの力士や、人気の力士を身近に感じられそうなお弁当はとても人気です。この「力士弁当」を食べながら大相撲観戦をするのも、国技館ならではのグルメの楽しみ方です。
お食事処 雷電の「ちゃんこ鍋定食」
両国国技館2Fには、唯一のレストランである「お食事処 雷電」があります。館内から外に出ることなく食事を取ることができるので、とても便利です。
他にも「寿司処 雷電」「にく処 雷電」がありますが、こちらは売店で、レストランのような席がありませんので、館内の席などでいただきます。
「お食事処 雷電」では、蕎麦、うどん、ラーメン、ちゃんこ鍋、焼き鳥重などをいただくことができます。国技館唯一のレストランなので行列ができる事も多いようですが、回転率が良いのでスムーズに席に着くことができます。
「ちゃんこ鍋定食」
「お食事処 雷電」で特におすすめしたいグルメが、「大鵬直伝!友鵬流 ちゃんこ鍋(うどん入り)定食」です。ご飯、漬け物、角力にんにく味噌付きで1800円です。
大鵬部屋に所属していたという友鵬さんが作るちゃんこ鍋は絶品で、鶏肉、油揚げ、人参、白菜、エノキダケ、ゴボウなど、具沢山です。
ちゃんこ鍋に鶏肉を使うのは、鶏は二本足なので「手がつかない」からだそうです。あっさりしたスープに具材の旨味がギュッと詰まったちゃんこ鍋、是非食べてみてください。
「焼鳥重」
「お食事 雷電」でもう一つおすすめしたいグルメが「焼鳥重」です。甘辛いたれの焼き鳥と煮卵がご飯の上に乗せられた焼鳥重に、お味噌汁と漬け物が付いて1100円です。
大相撲観戦の前には、推しの力士に「手がつかない」ように、この焼鳥重を食べてから応援するのも国技館ならではの楽しみ方です。
所在地 | 東京都墨田区横網1丁目3-28 両国国技館2F |
電話番号 |
03-3625-2111 |
両国国技館でおすすめのお土産
両国国技館に観光で行ったなら是非買いたいお土産の数々をご紹介します。国技館ならではのお土産はどれも見ているだけでも楽しくフォトジェニックな物が多く、欲しくなってしまう物ばかりです。
国技館のお土産としては定番の番付表や歴代横綱の名前入りマグカップ、大相撲観戦の記念になりそうな座布団など、人気のお土産が数多くあります。
絵番付
国技館で人気のお土産の一つが「絵番付」です。こちらは各場所ごとに年6回、相撲協会が発行する番付表に合わせて発売されます。
力士の化粧まわし姿の錦絵に四股名・出身地・所属部屋・身長体重まで忠実に描かれていて、全幕内力士のほか、行司、呼び出しまでの絵番付となっています。サイズは44cm×58am、650円の商品です。
各力士の化粧まわし姿の絵は見応えがあり、力士そっくりに描かれた絵は見ているだけでもワクワクします。大相撲観戦の記念にもなりますし、国技館観光のお土産として貰っても喜ばれ、それぞれの楽しみ方ができるお土産です。
国技館秘伝のたれ
両国国技館での相撲観戦の際の名物と言えば「国技館やきとり」ですが、その焼鳥のつけだれとして使われているのが、こちらの「国技館秘伝のたれ」です。
家庭でこの「国技館秘伝のたれ」で焼鳥のつけだれとして使うのも、両国国技館のグルメを家庭でも味わう楽しみ方の一つです。
「国技館秘伝のたれ」は焼鳥のたれとして使うだけではなく、照り焼きや煮魚、すき焼き、親子丼などにも使うことができます。1080円で購入できます。
角力チョコ
老若男女問わず、また、外国人観光客にも人気のお土産が、力士や行司などを形どった「角力チョコ」です。一回り大きいサイズの横綱型、それより少し小さなサイズの力士型、行司型、呼び出し型の4種類14個入りで、1300円となっています。
両国国技館で大相撲観戦をした時のお土産に、また、外国の方へのお土産にもぴったりです。植物油不使用の本格派のチョコレートなので、お土産やプレゼントにぜひおすすめの一品です。
これらのお土産は、日本相撲協会の公式サイトへアクセスして購入する事もできます。お土産を買い忘れた時にも便利です。
両国国技館のアクセス・連絡先
両国国技館へのアクセスは、電車がおすすめです。JR総武線両国駅から徒歩2分、都営地下鉄大江戸線両国駅からも徒歩5分の場所にあります。
また、両国国技館には駐車場が無く、両国近辺は道幅の狭い道路が多く車ではアクセスしづらいため、注意が必要です。運転に自信が無かったり、都内での運転に慣れない場合は、公共交通機関でのアクセスがおすすめです。
所在地 | 東京都墨田区横網1丁目3番28号 |
電話番号 | 03-3623-5111 |
両国国技館へ休日に気軽にお出かけしてみよう!
両国国技館では、大相撲観戦を楽しむほか、観光でふらっと訪れても、ここでしか味わうことの出来ないグルメや、ここでしか買うことのできないお土産など、両国国技館ならではの楽しみ方ができます。
東京駅からも電車でわずか15分ほどのアクセス抜群の立地にある両国国技館へ、休日に気軽におでかけしてみましょう。