店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
ひとりカラオケ専門店【ワンカラ】がすごいと話題!
ワンカラ(正式名称「ひとりカラオケ専門店ワンカラ」)は、1人カラオケ専門のチェーン店です。今でこそ1人カラオケルームを設置しているカラオケ店がありますが、1人カラオケブームの火付け役となったのはワンカラだといわれています。
ワンカラは、コシダカホールディングスが運営するリーズナブルな価格で人気「カラオケ本舗まねきねこ」の系列店です。ワンカラが登場したのは、既存のカラオケチェーン店・まねきねこと関係があります。
1993年に1号店を出店したカラオケチェーン店・まねきねこは、今ではカラオケ業界トップクラスの人気チェーン店です。
そんなまねきねこが店舗を拡大していた2010年ごろ、コシダカホールディングスはステージ付き居酒屋を運営していました。その店内に少人数用の小型カラオケルームを設置したところ、ステージを楽しむ居酒屋客よりも1人でカラオケを楽しむ客が増えてきました。
そこですでに多数の店舗を展開していたまねきねこの利用状況を調査すると、まねきねこ利用者の20%~30%が1人でカラオケを楽しんでいたことがわかります。こうして誕生したのが、ひとりカラオケ専門店ワンカラです。
ワンカラの魅力やおすすめの情報を紹介!
ワンカラが登場すると、業界に1人カラオケブームが到来します。それまで一般的なカラオケ店で1人カラオケをしていた人は、ワンカラの登場で気兼ねなく1人カラオケが楽しめるようになりました。
またワンカラがメディアなどで取り上げられると、興味はあってもなかなかチャレンジするタイミングがなかった隠れ1人カラオケファンも、一気にワンカラを利用するようになります。
さらにワンカラが注目を集めるようになると、一般的なカラオケ店でも1人カラオケ専用ルームを設置する店舗が増え始めました。とはいえワンカラ登場から約2年後には1人カラオケブームが下火になり、店舗を拡大していたワンカラも規模を縮小していきます。
この時にワンカラは、既存のワンカラの設備やシステムを大幅に見直し、それまで以上に1人カラオケに特化した店舗づくりを始めます。この時の設備・システム変更によってワンカラ利用客は徐々に増え、それまでの東京近郊の店舗の他、関西エリアに1号店を出すまでに成長しました。
ワンカラってどんなカラオケ店?特徴は?
1人カラオケという新ジャンルを生み出したワンカラは、一般的なカラオケ店にはない特徴を持ったカラオケチェーン店です。設備はもちろんですが、サービス内容も1人カラオケを利用する人のニーズにマッチしています。
まるでレコーディングスタジオのようなルーム!
ワンカラの部屋は、グループで利用する一般的なカラオケ店の部屋とは大きく異なります。そもそもワンカラは誰かと一緒にカラオケで盛り上がるのが目的ではなく、自分自身が歌って楽しむことを目的に利用するのが一般的です。
ですからワンカラの部屋は、歌を歌うことに特化した設備になっています。ワンカラでは部屋のことを「ピットルーム」「ピット空間」と表現していますが、これはワンカラ創業当初の店舗が宇宙船をイメージした内装だったことの名残です。
現在のワンカラでは「必要な設備のみを配置したシンプルなスタイル=宇宙船のような部屋」としてピットルームといいますが、ワンカラ創業当初は部屋の内装そのものを宇宙船のイメージで統一していました。
ところがワンカラリピーターの多くが男性客だったため、内装にこだわるのではなく、設備や機能にこだわった部屋作りに切り替えます。
これが大当たりし現在のワンカラのスタイルとなったわけですが、創業当初の名残として、今でもワンカラでは部屋のことを「ピットルーム(またはピット空間)」と呼んでいるのです。そんなワンカラの部屋は、広さ約2~3平方メートルとコンパクトです。
テーブルには椅子がセットされているので座りながら歌うこともできますが、ワンカラ名物のコンデンサーマイクが各部屋に設置されているので、プロが使用するレコーディングスタジオのような感覚でカラオケに没頭できます。
もちろんワンカラにも一般的なカラオケ店にあるスタンダードタイプのマイクもあるので、どちらを使用しても構いません。ただしワンカラリピーターのほとんどは、プロになった気分が味わえるコンデンサーマイクを使用しています。
ワンカラの各部屋に設置されているコンデンサーマイクは自由に高さや角度が変えられるので、マイクスタンドを使ってフリーハンドで歌うより盛り上がれる点もおすすめです。
設備充実!ヘッドホンはレンタルできる!
歌うことだけに専念ができるよう設計されたワンカラでは、ハウリングを防止するためにあえてスピーカーを設置していません。そのためワンカラで歌う際には、ヘッドホンの使用が必要です。ヘッドホンは持ち込みができますが、レンタルサービスもあります。
実際にワンカラを利用する人の多くがヘッドホンレンタルサービスを利用していますし、自前のヘッドホンがある人もワンカラでカラオケをする際はレンタル用ヘッドホンを利用する人が多いです。
ワンカラのヘッドホンは音楽と自分の声のみが聞こえる高音質タイプなので、レンタル用ヘッドホンを使用すると瞬時に自分の世界へ入り込めます。ただし高音質ヘッドホンのレンタルサービスは、会員限定サービスです。
そのためレンタル用ヘッドホンを利用するには会員カードの提示が必要ですし、レンタル料も発生します。なおレンタル料金は店舗や時期によって異なるので、その都度確認するのがおすすめです。
ワンカラには女性専用ゾーンがある!
男性客の利用が多いワンカラですが、店内には女性専用エリアがあるので、女性の1人カラオケも安心して楽しめます。女性専用エリアには明るい雰囲気のパウダールームがありますし、全室オートロックシステムとなっているので、安心・安全に利用できる点がおすすめです。
気になる!ワンカラのシステムは?
ワンカラは一人カラオケに特化した専門店です。そのため一般的なカラオケチェーン店とはシステムが異なります。まずワンカラは会員制カラオケ店なので、会員証がなければ利用はできません。受付時に会員登録はできますが、登録には身分証明書が必要です。
受付時に利用時間を決めたら、指定された部屋に入室し、終了時間まで自由に楽しんでください。ワンカラでは入室後に誰も部屋に入ってきません。そもそもフードメニューがないので、スタッフの入室がないのもワンカラ独自のシステムです。
なお終了時間の告知は、画面で行います。終了時間10分前になると画面に終了時間の告知が出るので、時間内に退室し料金を支払うのがワンカラの利用システムです。
ワンカラの料金や利用コースは?
1人カラオケを思う存分楽しめるサービスが充実している点がおすすめのワンカラですが、気になるのは利用料金と利用コースです。
ワンカラは利用コースやキャンペーンが豊富!
ワンカラの利用料金は、店舗によって異なります。ただし大まかな料金システムは同じで、平日料金、週末料金、朝うた料金、モーニングフリータイム料金、夜間フリータイム料金、3時間パック料金から利用したいコースを選んでください。
時間を気にせず楽しむなら2種類のフリータイムがおすすめですが、値段の安さで選ぶなら夜間フリータイムが良いでしょう。
夜間フリータイムも曜日によって料金が異なりますが、モーニングフリータイムは受付最終時間が9時59分なので、早めに来店ができるタイミングでなければ利用できません。なお夜間フリータイムでおすすめは、月~木曜日と日・祝日です。
金・土・祝前日は同じ時間帯の利用でも料金が高めに設定されているので、お得に利用するなら金・土・祝前日以外の利用が良いでしょう。料金や設定時間は店舗によって異なりますが、どのワンカラ店舗でも料金は30分単位で設定されています。
ただしどのコースを利用しても、1時間以上の利用から受け付けているので注意してください。詳しい料金・コース内容・キャンペーンの有無は、公式WEBサイトの店舗情報をチェックするのがおすすめです。
嬉しい!全コースにドリンクバー付き!
ワンカラにはフードメニューがありませんが、ドリンクメニューは全コース無料でついています。なおドリンクは店内に設置してあるドリンクバーから自由に飲めますし、部屋への持ち込みも可能です。
ワンカラはどこにある?店舗情報紹介!
カラオケ業界に「1人カラオケルーム」という新たなジャンルを生み出したワンカラは、関東を中心に店舗展開しています。
ワンカラがブームとなった当初は都内の山手線沿線に多数のワンカラ店舗がありましたし、2012年にはワンカラ初となる地方店舗「ワンカラ仙台東映プラザ」もオープンしました。
そんなワンカラ店舗ですが、2021年3月現在は関東エリアに5店舗、関西エリアに1店舗の合計6店舗で営業しています。東京にあるワンカラ店舗は、ワンカラ1号店であるワンカラ神田駅前店のほかに、ワンカラ上野店、ワンカラ新宿大ガード店、南池袋店の計4店舗です。
関東エリアには東京の4店舗とは別に、神奈川・川崎市に「ワンカラ川崎東口店」があります。大阪にある「ワンカラ心斎橋店」は、関西初出店のワンカラ店舗です。
なおいずれのワンカラ店舗も駅近店舗なので、仕事帰りでも気軽に立ち寄れます。千代田区鍛冶町にある「ワンカラ神田駅前店」は、JR神田駅南口の駅前ビル5階にあります。
ワンカラ上野店は、上野マルイ向かいにあるビルの4階に店舗があり、朝9時から翌朝5時まで営業しているので、ちょっとした空き時間に利用することも可能です。ワンカラ新宿大ガード店は、都営大江戸線・新宿駅西口の目の前にあります。
JR新宿駅にも近いのでアクセスには便利ですし、24時間営業なので終電を逃した時の休憩場所として利用する人も多いです。神奈川で唯一のワンカラ店舗「ワンカラ川崎東口店」は、JR川崎駅東口駅前に店舗があります。
ワンカラ川崎東口店の営業時間は平日9:00~翌5:00、土・日・祝前日は24時間営業、日曜は7:00~翌5:00です。関西エリア初のワンカラ店舗「ワンカラ心斎橋店」は、難波駅と地下鉄なんば駅のすぐ近くにあります。
駅からワンカラ店舗までの移動距離が短いのは地下鉄なんば駅で、14番出口を利用すると徒歩3分でワンカラ心斎橋店に到着です。ワンカラ心斎橋店の開店時間も9時ですが、翌朝6時まで営業しています。
ヒトカラでカラオケをとことん楽しもう!
1人カラオケ専門店・ワンカラは、歌うことに専念したい人、プロになった気分でカラオケを楽しみたい人におすすめです。
1人カラオケに専念できる設備が充実していますし、歌っている最中にスタッフの入室やインターホンの呼び出しなどで邪魔されることがないのもワンカラの魅力でしょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。