店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
コスパも高いダイソーのUSBハブ
ダイソーでUSBハブが販売されていることは、よくダイソーを利用するユーザーであればご存知でしょう。しかしダイソーに限らず、100均のPC周辺機器は質があまり良くないという印象を抱いている方も多くいます。
ですがダイソーのUSBハブは、100均のPC周辺機器は質が良くないという印象を覆すような評価がネット上では散見されます。
ダイソーのUSBハブの性能に関する噂は本当なのかと疑問に思った方も多いでしょう。本記事では、ダイソーのUSBハブの性能を徹底調査し、ダイソーのUSBハブの実態を確かめていきます。
USBハブってなに?
ではまず、ダイソーのUSBハブの種類や性能の紹介に入る前に、USBハブとはいったいどのようなアイテムなのかをご紹介していきます。
パソコンのUSBポートを増やしてくれる機器
USBハブとは、たくさんのUSB機器を同時に使いたいときなど、USBポート(USB端子の差込口)がどうにも足りないという時に力になってくれるPC周辺機器です。接続することで、USBポートが増やせます。
マウスやキーボード、マイクやヘッドセットなど、接続にUSBを使う機器はとても多いです。ノートPCなどの小型PCでは、2~3個ほどしかUSBポートが無いこともあり、テレワークなどでマイクやヘッドセットを使いたい、という時に足りなくなってしまうこともあります。
そんな時に役に立つのが、USBハブというわけなのです。テレワークの普及でPC周りの環境が大きく変わる昨今、あると非常に便利なアイテムです。
ダイソーで買えるUSBハブの種類
USBハブがどのようなアイテムか分かったところで、いよいよダイソーで販売されているUSBハブをご紹介していきます。ダイソーでは複数種類のUSBハブが取り扱われており、それぞれに違った特徴があります。
「USBハブ4ポート」
最初にご紹介するダイソーのUSBハブは、最も安く最もシンプルな種類の「USBハブ4ポート」です。USBポートは4つ、バスパワータイプとなっております。USBバージョン2.0に対応しているため、大半の機器を支障なく動かすことが可能です。
しかしUSB2.0までしか対応しておらず、また通信性能が若干弱い傾向があるため、USB3.0に対応したUSBハブや、100均以外の同程度の性能を持つUSBハブと比較するとデータ転送の速度は圧倒的に遅く、データ転送には不向きといえます。
しかしポート数が多く、データ転送を目的としないUSB機器は問題なく動くため、マウスやキーボード、マイクなどを一度に複数接続したいときにぴったりな性能です。
バスパワータイプってなに?
ダイソーの商品に限らず、USBの電源タイプは2種類あり、USBハブがどこから電源を得るのかを表しています。バスパワータイプは繋がれているPCから電源を得ています。そのため、消費電力の大きなUSB機器は電力が足りず動かない可能性があります。
消費電力の大きいUSB機器も使いたいという場合は、もう1種類の電源タイプであるセルフパワータイプという、コンセントから電力を取るタイプのUSBハブを探すといいでしょう。
しかし、残念ながらセルフパワータイプのUSBハブは、ダイソーはもちろんダイソー以外の他社100均でも取り扱いがありません。
「バスパワーUSBハブ4ポート」
次にご紹介するダイソーのUSBハブも、先のダイソーのUSBハブとほぼ違いの無い性能の「バスパワーUSBハブ4ポート」です。違いといえば、価格が1つ前に紹介したダイソーのUSBハブ4ポートと違い税込220円ということです。
もちろん値段だけ違いではなく、価格の増加に伴いダイソーのUSBハブ4ポートの弱点であったデータ転送速度が改善されており、USB2.0の標準的なデータ転送速度が安定して出せます。
また、ダイソーのバスパワーUSBハブ4ポートは1つ1つのポートにスイッチが付いているため、不要な機器の電源をUSBポートから抜かずとも切れるようになりました。電源をオンにするとランプが点灯するため、視認性も良くなっております。
「バスパワーUSBハブ4ポート(税込330円)」
最後にご紹介するダイソーのUSBハブは「バスパワーUSBハブ4ポート」で、価格が税込330円というダイソーで1番高いUSBハブです。
上で紹介した2種類のダイソーのUSBハブとカタログスペックは同じですが値段の分性能が良く、家電量販店で販売しているUSBハブと比較しても遜色ない性能が出ます。
さらに、上の2種類と比較しケーブルが長いという特徴があります。他のダイソーのUSBハブのケーブルは20cm程なのに対し、バスパワーUSBハブ4ポートはケーブルが1mありますので、接続の際に十分な長さが欲しい場合はおすすめです。
ダイソーのUSBハブの性能は?
ダイソーで販売されているUSBハブは以上の3種類です。ダイソーのUSBハブはそれぞれ性能、価格が異なるUSBハブであり、価格によって性能差や得手不得手がはっきりとしています。
ダイソーで一番安価なUSBハブであれば、データ転送は不向きという明確な弱点があります。あとの2つのダイソーのUSBハブは、データ転送速度は無難にこなしますが、バスパワータイプなので消費電力の高い機器は接続出来ないという弱点があります。
値段の割には高性能
しかし、ダイソーのUSBハブが持つ以上のような性能、得手不得手をしっかり把握し、用途に合わせた仕様が出来れば、ダイソーのUSBハブ以上にコスパの良いUSBハブはありません。用途によっては、値段以上の性能と使い心地を持つUSBハブといえるでしょう。
購入したものによって不具合がある場合も
ダイソーのUSBハブは性能自体は悪くないのですが、ダイソーのUSBハブを購入したユーザーから、作りが甘い個体があるという意見が散見されています。差込口がグラついたり、USBを抜くときにポートのパーツが付いてきてしまうなどの不具合がある、といったものです。
以上を鑑みると、ダイソーのUSBハブは耐久性があまり高くないことが考えられます。なので、ダイソーのUSBハブはあくまで緊急時の応急処置として利用するようにした方が良いでしょう。
ダイソーのUSBハブを他社製品と比較!違いは?
ダイソーだけでなく、他社100均でもUSBハブは販売されております。本項では、今までご紹介したダイソーのUSBハブと、他社USBハブを比較し、性能の差や違いをご紹介していきます。
セリア「バスパワーUSBハブ2ポート」
最初にご紹介する他社USBハブは、ダイソーと同じく大手100均の1つであるセリアの「バスパワーUSBハブ2ポート」です。セリアのUSBハブは、ダイソーのUSBハブと異なりポートの数が2つという点が大きな違いといえます。
バスパワータイプ、USB2.0対応、データ転送も無難にこなすなど、ポートの数以外はダイソーの税込220円のバスパワーUSBハブ4ポート」と比較しても大差ありません。
ダイソーのUSBハブと比較し、最も大きな違いはUSBハブ自体の大きさでしょう。ポートの数が少ない分、セリアのUSBハブはかなり小型で持ち歩きやすいサイズとなっています。出張先などで使用する機会が多い方にはぴったりなUSBハブといえるでしょう。
セリア「USB充電ツインチャージャー」
もう1つの他社USBハブが、同じくセリアの「USB充電ツインチャージャー」です。厳密に言えばUSBハブとは少し異なりますが、USBハブが足りなくなりがちな原因に多い充電面をサポートしてくれるUSBハブです。
USBを使う機器の充電コードによって、USBポート争奪戦が起きている方も少なくはないでしょう。充電器によるUSBポート不足を解決するためにダイソーや他社100均でUSBポートを買おうと思っている方におすすめしたいのが、USB充電ツインチャージャーです。
何故なら、今までご紹介したダイソーや他社100均のUSBハブは、バスパワータイプということもあり電力が弱く、充電に不向きで、充電速度が非常に遅いのです。
なので、セリアのUSB充電ツインチャージャーは、今まで紹介したダイソーや他社USBハブと違い、充電にしか使えないので汎用性はありませんが、他と違い充電がしっかり出来ます。
充電器を繋ぐためのUSBポート増設が目的であれば、他よりも圧倒的セリアのUSB充電ツインチャージャーがおすすめです。
ダイソーのUSBハブは充分使える!
ダイソーのUSBハブは、他社100均や家電量販店の物と比較しても十分に使えるレベルの性能です。向き不向きや耐久性に難はありますが、緊急時や1回だけ使いたいという時には十分すぎる性能といえるでしょう。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。