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そもそも「御朱印」とは?
近年では、御朱印ブームが到来し、御朱印を集めるために、寺院仏閣を訪れる人が増えています。御朱印を集めて回る女性を「御朱印ガール」とも呼ぶ言葉が出来た程です。御朱印とは、写経を神社仏閣に奉納して宮司や住職に書いて頂く「証」でした。
遅くとも、室町時代末期から江戸時代初期には存在していたとされるシステムです。現在でこそ、「参拝」と書いて頂くことの多い御朱印ですが、昔は写経を納めるので、「奉納大乗経典」と書かれていました。
長い歴史の中で、写経を納める人が少なくなっているので、近年では、写経を納めなくても、数百円で参拝の印として書いて貰うことができます。
御朱印帳には、一般的に蛇腹(じゃばら)と呼ばれるものと、和綴じ(わとじ)と呼ばれるタイプのものがあります。蛇腹はアコーディオンの様になったもので、和綴じは本の様になったものです。
蛇腹タイプは開けやすさと表面だけでなく、裏面にも御朱印を書いて貰えるので、人気になっています。神社仏閣で販売されているのは、蛇腹タイプの方が多いです。お気に入りの御朱印帳に、御朱印を集めてみて下さい。
御朱印帳を、神社、寺院、などで使い分けないといけないかと思う人もいますが、結論でいうと、使い分ける必要はありません。
稀に、神社や寺院、宗派の違いなどで1冊にいろんな御朱印が混ざっていると断られるところもありますが、神社や寺院、一緒の御朱印帳に御朱印を頂いても、たいていの場所では問題ありません。
ただ、そういったトラブル防ぐ為に、神社と寺院で使い分けをしている人もいます。もっと細かい使い分けをされている場合は、神社、寺院、日蓮宗用で分けています。
御朱印巡りではマナーにも気をつけよう
好きな神社仏閣を津々浦々訪れ、御朱印を集めるのは楽しいものです。しかし、御朱印を頂くのは、神社仏閣と厳かな場所です。せっかくの有難い御朱印もマナーが悪ければ、有難みも半減していしまいます。
せっかく訪れた神聖な場所なので、きちんとマナーを守って、他の人の迷惑にならないように参拝しましょう。
御朱印を頂ける時間帯をあらかじめチェック
御朱印巡りも、書いてくださる宮司さんや住職さんあってのものです。せっかく参拝に来た神社仏閣で御朱印を確実に貰うために、事前に頂ける時間を把握してから、参拝しに行きましょう。小さな神社などでは、昼食時に留守にされていることもあるので、避けるのが賢明です。
また、社務所は基本的に9時~17時の間に開ているところが大半で、それ以外の時間は受付していません。インターホンがついているところもありますが、神職さん達にも生活があり、業務もあります。通常、御朱印は忙しい合間をぬって書いて頂いているものです。
有名な神社仏閣だけでなく、どこも御祈祷や祭りごとの際には忙しく、御朱印を頂くことも難しくなります。
稀に、深夜に訪れて押すという人もいるので、人の迷惑になる様なことはしないように、気を付けて参拝をして下さい。
御朱印を頂くのは、参拝を終えてから
御朱印ブームが到来し、御朱印をスタンプラリーと同じ感覚でする人がいるのも事実です。スタンプラリーは見つけてはんこを押すだけですが、御朱印は神社仏閣で頂く厳かなものです。必ず、訪れた神社仏閣で「参拝をしてから」頂くようにしましょう。
スタンプラリーではないので、写経は納めなくとも、参拝をした証として、御朱印を頂いて下さい。御朱印を頂く上での最低限のマナーです。また、神社仏閣や宗派によって、参拝の仕方など違う場合があるで、訪れた先に書いてある方法をきちんと守って、参拝して下さい。
「これと同じように書いて」というお願いはしない!
御朱印は頂く神社仏閣で違うのはもちろん、書いて頂く人にもよって違ってきます。インターネットやSNSなどで見かけた通りに、「これと同じように書いて」という注文を、書き手さんにつけるのはやめましょう。
御朱印は、宮司さんや住職さんに忙しい業務の合間をぬって、書いて頂けるだけでもありがたい物です。参拝する先々で、どんな御朱印が頂けるのかということを楽しみに、御朱印巡りをして下さい。
神社仏閣が密集する大阪は御朱印巡りに最適!
大阪府は神社仏閣が密集しています。駅からも比較的に近くてアクセスしやすい神社仏閣が多いのが特徴です。御朱印巡りには最適の大阪府で是非、朱印を集めて下さい。
大阪市内で御朱印巡りにおすすめの神社仏閣
大阪府内に数多くある神社仏閣の中で、大阪市内にある、おすすめの神社仏閣をご紹介します。有名人が大阪を訪れる際に足を運んでいる神社から、誰もが一度は聞いたことのある、有名な神様がご祭神の神社もあります。
御朱印巡りをする上で、参拝する神社仏閣が決まっているのなら、ただ参拝して御朱印を貰うのではなく、神社仏閣のご祭神や歴史も事前に調べていくと、訪れた時に、御朱印巡りがより一層楽しく、有難いと感じることができるので、おすすめです。
神社仏閣は神聖な場所なので、祀られている神様にも失礼のないように、最低限の知識を持って参拝させて貰うのも、御利益を頂ける方法の一つです。
住吉大社
大阪の住吉大社は全国各地にある住吉大社の総本社であり、日本を代表する神社の一つです。太鼓橋があるのでも有名で頂ける御朱印の数も多く、とても御朱印巡りにおすすめです。
ご祭神は4柱で、第一宮は底筒男命(そこつつのおのみこと)、第二宮は中筒男命(なかつつのおのみこと)、第三宮は表筒男命(うわつつのおのみこと)、第四宮は神功皇后(じんぐうこうごう)です。
第一宮から第三宮の神様は、古事記にも記載されている、伊弉諾尊が穢を払う為に海に入った時に生まれた男命3名で、こちらの3柱は、「住吉大神」と総称されています。海から生まれたので、航海の神様としても有名です。
また、住吉大社は初辰参りでも有名です。商売繁盛を願って、月の初めの辰の日には早朝から、多くの人が遠方から訪れます。4年を一括りとし、48回参拝すれば、満願成就となり、これは四十八辰、始終八達という意味から来ています。
初辰参りは、住吉大社境内にある摂社、種貸(たねかし)社→楠珺(なんくん)社→浅澤(あさざわ)社→大歳(たいさい)社→の順に巡り御利益を頂きます。
より一層の御利益をいただける「みのまいり」というのもあり、御祈祷を1回受けると、最初の種貸社で種貸社で「稲種引換券」というのを貰えます。それを次回の初辰参りの時に持参し、最初の種貸社で、引き換えて「籾種(もみだね)」を頂きます。
2つめの楠珺社でそれを稲穂に交換して貰い、最後の太歳社で御神米に変えて貰い、ご飯に混ぜて頂くというものです。それを初辰参りと一緒にされると、より一層繁盛するとされています。数多くの摂社がある住吉大社ですが、御朱印は全部で10種類頂くことができます。
毎日授かることができるのが住吉大社と神光照海社、楠珺社です。住吉大社と神光照海社は本社にて受付されており、時間は9時~17時です。楠珺社、楠珺社での受付で時間は9時~16時と少し早いので注意して下さい。
初辰日に頂ける御朱印は種貸社と浅澤社、太歳社の3種類で、この御朱印は毎月初辰日にしか頂けない、限定日のものになります。受付は楠珺社でしており、9時~16時までです。
それぞれの例祭日に頂ける御朱印は若宮八幡宮、侍者社と種貸社、浅澤社に太歳社、大海神社と船玉神社の7種類あり、本社で受付しており、時間は9時~17時となっています。
例祭日の御朱印はそれぞれ年に一度しか頂けないとても貴重なものです。限定の御朱印を是非全て集めてみて下さい。参拝した数だけ御利益も頂けるでしょう。
住所 | 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9-89 |
電話番号 | 06-6672-0753 |
姫嶋神社(やりなおし神社)
大阪の西淀川にある「姫嶋神社」には、「やり直し」の神様がいます。こちらのご祭神は3柱で、阿迦留姫命(あかるひめのみこと)、神功皇后(じんぐうこうごう)、住吉大神(すみよしのおおかみ)です。
やり直しの御神徳がある、阿迦留姫命は、赤い玉から生まれた美しい神様です。新羅(古代の朝鮮半島南東部にあった国家)の王子の妻になり、当初は献身的に尽していましたが、夫は慢心をおこしのしったので、愛想をつかして難波へ逃げます。
夫から海を渡り逃げ、阿迦留姫命は新たな土地で、女性たちに機織りや裁縫、焼き物や楽器などを教え、再起したことから、多くの女性に親しまれ、「やり直しの神様」、「決断と行動力の神様」と信仰されています。
それだけでなく、昭和20年6月15日の第2次世界大戦の空襲で姫島の約4割が被害にあい、ご祭神もなにもないところから再起をしたので、「やり直し」という言葉には2重の意味がかかっています。
阿迦留姫命の御利益は、再起復活、女性の招福開運・心願成就、美人祈願です。また、神功皇后と住吉大神もお祀りされていますので、渡航安全、商売繁盛、学業向上、安産・子宝、武芸上達などのご利益も授かることができます。
姫嶋神社へは、阪神電車梅田駅から4駅の姫島駅で下車し、西へ徒歩6分程と、非常にアクセスしやすいです。姫嶋神社の御朱印は季節ごとに変わる、カラフルな御朱印がとても人気でおすすめです。
受付時間が細かく決められており、午前の部は10時~12時で書置きのみとされ、午後の部は13時~16時で、書置きと、受付のしている平日のみ、直書きをして頂くことができます。
ただし、午後の直書きは、社務の都合にもよりますが約20~30名の受付で終了となり、それ以降は、16時前でも書置きした紙でのお渡しになるので、平日の午後、早い時間に参拝されることをおすすめします。
住所 | 大阪市西淀川区姫島4-14-2 |
電話番号 | 06-6471-5230 |
蛸地蔵天性寺
大阪の岸和田市にある、特徴的な名前をしたお寺が「蛸地蔵天性寺」です。こちらが蛸地蔵と呼ばれる由来は、蛸地蔵伝説です。その気になる蛸地蔵伝説、諸説ありますが、岸和田城が築かれ250年程経った天正年間に、紀州根来の武士が岸和田城に攻め込んできました。
敗戦が濃厚になったとき、無数の「蛸」と白法師が表れて、敵を倒し、勝利に導いたというものが有名な説になっています。この白法師とはお地蔵様の化身で、その後岸和田城内に祀られていましたが、文禄年間に、今の天性寺に移され、現在に至っています。
このお地蔵様が移されたお堂は、日本で一番大きな地蔵堂として有名なお堂です。御本尊は延命地蔵菩薩で、浄土宗のお寺です。特徴的な名前なので、御朱印巡りも楽しさが増します。天性寺の受付時間が9時~17時となっています。
御詠歌を書いて頂けるのが、こちらの御朱印の特徴です。最寄りの駅名も大阪南海本線「蛸地蔵」なので、是非、一度足を運んでみて下さい。
住所 | 大阪府岸和田市南町43-12 |
電話 | 072-422-0773 |
四天王寺
大阪天王寺区にあるのが、「四天王寺」です。1400年前、聖徳太子によって建立された日本仏法最初の官寺です。御本尊は救世観音菩薩(ぐぜかんのんぼさつ)で、創建当時の品々など多くの国宝や重要文化財が所蔵してあります。
創建されてから、戦禍と災害に幾度も見舞われ、多くの堂宇を焼失しましたが、現在の建物は貴重な創建当時の飛鳥時代の様式を忠実に再現されています。
四天王寺の札所で頂ける御朱印は18種類と多く、御朱印はすべて納経所で行います。受付時間が納経所開堂時間前までです。庚申堂の御朱印のみ、庚申堂での受付になります。
住所 | 大阪市天王寺区四天王寺1丁目11 番18 号 |
電話番号 | 06-6771-0066 |
桑津天神社
大阪で縁結びの御神徳があると有名なのが、「桑津天神社」です。全国で応神天皇と髪長媛をともにお祀りしているのは髪長媛出生地に鎮座する早水神社(宮崎県都城市)とこちらのみです。
ご祭神は、少彦名命、菅原道真公、須佐之男命、奇稲田比売命、野見宿禰、天児屋根命、布刀玉命、天字受売命、猿田琵古神、建甕槌命、経津主命の11人です。
摂社も含め、応神天皇(義父)と髪長媛(嫁)、須佐之男命(夫)と奇稲田比売命(妻)、猿田琵古神(夫)と天字受売命(妻)の舅嫁神、夫婦神の三組六柱の神々をお祀りしているので、縁結びの御神徳があると信仰されています。
こちらは年中行事に合わせて限定の特別御朱印も授けて頂けます。特別御朱印の数は全部で10種類です。期間はほとんどのものが行事日から月末までなので、約半月となり、特別御朱印は専用の台紙に直書きしますので、持参の御朱印帳には直書きはして頂けません。
通常の御朱印巡りはもちろんですが、全ての特別御朱印を集める特別御朱印巡りもおすすめです。
住所 | 大阪府大阪市東住吉区桑津3-4-17 |
電話番号 | 06-6719-3959 |
大阪市内でオリジナル御朱印帳が有名な神社仏閣
御朱印を集めるのが楽しい御朱印巡りですが、お気に入りの御朱印帳に集めるとなると、楽しさも倍増します。通常の御朱印帳も素敵ですが、オリジナルの御朱印帳が有名な神社仏閣をご紹介します。オリジナルということは、そこの神社仏閣での「限定品」ということです。
限定品が好きな方にはとてもおすすめです。お気に入りの御朱印帳を見つけに足を運んでみて下さい。
難波神社
大阪の難波にあるのが、地名の入った「難波神社」です。こちらはご祭神に仁徳天皇(にんとくてんのう)、配祀に素盞嗚尊が祀られています。「商売繁盛であれば難波神社」と言われ、遠方から多くの人が訪れます。また有名人もお忍びで参拝されています。
オリジナル御朱印帳
難波神社は菖蒲が御神紋となっています。難波神社オリジナルの御朱印帳は、その菖蒲の色をベースに社殿を切り絵風に描いたデザインで、とても品があり、洗練された御朱印帳になっています。
住所 | 大阪府大阪市中央区博労町4丁目1番3号 |
電話番号 | 06-6251-8000 |
大阪天満宮
大阪の天神橋にあるのが、「大阪天満宮」です。毎年7月24日から25日にかけて、日本三大祭りの天神祭が有名です。天満宮なので、御祭神は学問の神様である菅原道真公です。
近くには日本一長い商店街の天神橋筋商店街もあり、連日多くの人で賑わいを見せています。近年は海外からの観光客も増え、多種多様なお店が並んでいます。
オリジナル御朱印帳
大阪天満宮の限定御朱印帳は、菅原道真公の縁日である毎月25日のみ限定で購入することができます。十二支方位盤がデザインされた御朱印帳です。
また、25日は頂ける御朱印も通常のものではなく、限定デザインとなっており、より一層御朱印が有難いものに感じることができます。
御朱印を頂ける時間は、9時~17時です。その他に、7月24、25日の天神祭に合わせて、毎年7月1日~31日までの1か月間限定で頂ける限定の御朱印が2種類あり、天神祭の花形である、「陸渡御」・「船渡御」をイメージした御朱印もあります。
住所 | 大阪府大阪市北区天神橋2丁目1−8 |
電話番号 | 06-6353-0025 |
露天神社
大阪で縁結びとしても有名なのが、「露天神社」です。地元大阪では通称「お初天神」と呼ばれて親しまれています。
元禄16年4月7日、堂島新地天満屋の遊女「お初」と内本町平野屋の手代「徳兵衛」が実際に神社の境内で起こした心中事件を、近松門左衛門が人形浄瑠璃劇の題材にしました。
その人形浄瑠劇の題名が、あの有名な「曽根崎心中」です。お初天神の愛称は、この曽根崎心中のお初から来ています。お初と徳兵衛の恋物語は現在まで語り継がれ、今では恋愛の聖地とも呼ばれています。
露天神社の御祭神は、少彦名大神、大己貴大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真公、の5柱を祀っているので、幅広い御神徳を頂くことができます。
オリジナル御朱印帳
露天神社のオリジナル御朱印帳はとても個性的です。露天神のオリジナルの御朱印帳は2種類あります。違いは、お守り付きか、そうでないかです。御朱印帳の表面には本社殿が描かれ、裏面にはお初と徳兵衛のイラストと神紋が描かれています。
限定の御朱印帳を求めて御朱印巡りをしているのなら、参拝記念にお守り付きの方をおすすめします。また、御朱印にもお初と徳兵衛のイラスト頂くことができます。御朱印ガールには外せない御朱印巡りのポイントです。
住所 | 大阪市北区曽根崎2丁目5番4号 |
電話番号 | 06-6311-0895 |
坐摩(いかすり)神社
大阪府本町駅近くにあるのが坐摩神社(いかすりじんじゃ)です。通称「ざまさん」と呼ばれ親しまれています。御祭神は5柱の生井神(いくいのかみ) 、福井神(さくいのかみ) 、綱長井神(つながいのかみ)、 阿須波神(あすはのかみ) 波比岐神(はひきのかみ)が祀られています。
5柱を総称して、坐摩大神(いかすりのおおかみ)とも呼ばれています。摂津国の一宮で、格式の高い神社です。御祭神が往古より宮域を守る神様であることから、住居守護 、旅行安全 、安産守護の御神徳を頂くことができます。
オリジナル御朱印帳
坐摩神社のオリジナル御朱印帳には、御神紋である、白鷺(しらざぎ)が大きく描かれています。背景には太陽と松も描かれており、縁起の良いオリジナル御朱印帳になっています。挫摩神社で頂ける御朱印は2種類あり、挫摩神社と境内にある陶器神社の御朱印を頂けます。
住所 | 大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3 |
電話番号 | 06-6251-4792 |
大阪市外で御朱印が人気の神社仏閣
大阪市内はもちろんですが、大阪市外にも御朱印が人気の神社仏閣が多く存在します。ご紹介したい神社仏閣はたくさんあるのですが、その中から特におすすめをご紹介します。是非、御朱印巡りの参拝場所に加えて下さい。
勝尾寺(箕面市)
西国23番所にもなっているのが、大阪箕面にある「勝尾寺」です。御本尊は、十一面千手観音です。開山をした当初は、彌勒寺(みろくじ)という名前でしたが、清和天皇の病を祈祷で治したことから、「王に勝った寺」の意味で「勝王寺」 の寺号を帝より承ります。
しかし、王は恐れ多いと、「王」を「尾」に変え、勝尾寺と号し、現在の勝運の寺の名前になり、信仰されています。また、達磨大師由縁のお寺として、「勝ちだるま」も有名です。境内のいたるところにだるまが置いてあります。
七転八倒のだるまと準えて、勝ち運祈願に訪れる人が後を絶ちません。他にも、境内には厄払いでご利益のある三宝荒神社が建てられており、日本最古の厄除けの歴史を持つ神社です。
勝尾寺で頂ける御朱印は2種類あり、大悲殿の御朱印と圓光大師の御朱印となっております。参拝時間は、平日、土曜日、日曜日と少しずつ閉館の時間が変わるので、注意して参拝して下さい。
住所 | 大阪府箕面市粟生間谷2914-1 |
電話 | 072-721-7010 |
葛井寺(藤井寺市)
大阪藤井寺市にあり、西国三十三箇所巡りの5番札所にもなっているのが「葛井寺」です。葛井寺は、現存する最古の千手観音が御本尊です。現存する最古の千手観音なので、国宝にも指定されている大変貴重な御本尊です。
通常の千手観音の手は42本に略されていますが、こちらの千手観音の手は、なんと、実際に1014本もの手を持っておられます。こちらでは御朱印は全部で5種類頂くことができます。
通常の西国三十三所の御朱印、西国三十三所の御詠歌の御朱印、蓮華王の御朱印、東京国立博物館出陣記念の御朱印、神仏霊場巡拝の道大阪18番の御朱印です。8時~17時の間に頂けます。
住所 | 大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21 |
電話番号 | 072-938-0005 |
槙尾山施福寺(和泉市)
大阪和泉市にある西国三十三箇所巡りの4番札所が、大阪和泉市にある「施福寺」です。西国三十三所巡りで、最難関と言われるほどの長く険しい参道の先に施福寺があります。御本尊は弥勒菩薩です。こちらで頂ける御朱印は複数あります。
西国三十三所の御朱印、西国三十三所の御詠歌の御朱印、施福寺の御朱印、西国愛汁十七霊場第15番、神仏霊場巡拝の道52番などです。拝観時間が季節によって変わるので、事前に調べていくことをおすすめします。
住所 | 大阪府和泉市槇尾山町136 |
電話番号 | 0725-92-2332 |
大阪市外でオリジナル御朱印帳が人気の神社仏閣
大阪市内の素敵で人気な御朱印帳をご紹介しましたが、大阪市外でのオリジナル御朱印帳が人気の神社仏閣もご紹介します。御朱印巡りをこれからされる方、すでに御朱印巡りをしている方も必見のおすすめオリジナル御朱印帳です。
観心寺(河内長野市)
大阪の河内長野市にある、オリジナル御朱印帳がおすすめの神社仏閣が「観心寺」です。御本尊が国宝秘仏の如意輪観音菩薩です。国宝は御本尊だけでなく、金堂も国宝とされています。
他にも国の重要文化財が多数あり、歴史的にも神聖な場所です。また、空海に由縁のあるお寺としても有名です。
オリジナル御朱印帳
オリジナルの御朱印帳は、表面に、真正面ではなく、斜めの角度から写された如意輪観音さんの大きな写真になっています。一般的に流通している如意観音さんは、だいたいが正面からのものになるので、斜めで俯いた様な感じの物は大変貴重です。
後ろの面には、空海が勧請したという北斗七星が描かれており、シンプルですが、どこか趣を感じるデザインです。1冊もっているだけで、御朱印巡りの品と格を上げてくれる様なエネルギーすら感じる御朱印帳です。
住所 | 大阪府河内長野市寺元475 |
電話番号 | 0721-62-2134 |
岸城神社(岸和田市)
大阪で有名なお祭り、岸和田だんじり祭りの聖なる場所でもあるのが、「岸城神社」です。御祭神が、天照皇大神、素戔嗚尊、品陀別命です。縁結びの神社としても有名です。
岸和田城の本丸と二の丸を重ねた形が、機織りで使用する、糸を巻く器具で「ちきり」というものがあり、それに似ているところから千亀利城とも呼ばれていました。そこから、岸和田城の鎮守神でもある岸城神社が「千亀利のお宮」、縁結びの信仰が始っています。
オリジナル御朱印帳
岸城神社のオリジナル御朱印帳は、表面に岸和田だんじり祭りの様子が描かれています。勇壮な山車は、お祭りの力強さを感じることができます。
後ろ面には岸和田城と、岸城神社の御神紋が描かれており、この1冊で岸和田の歴史や文化を感じれる、オリジナルの御朱印帳になっています。お祭り好きの方におすすめです。
住所 | 大阪府岸和田市岸城町11-30 |
電話番号 | 072-422-0686 |
大阪で限定の御朱印がもらえる神社仏閣
大阪限定のオリジナルの御朱印帳を頂いたら、今度はそれを持って、大阪限定の御朱印を頂きに御朱印巡りはいかがでしょうか。大阪でしか頂くことの出来ない、限られた日にしか頂けない御朱印は、大変貴重なものです。是非、大阪の神社仏閣限定の御朱印も集めてみて下さい。
今宮戎神社(大阪市内)
大阪の浪速区にあるのが、十日戎でも有名な「今宮戎神社」です。御祭神は、天照大神、素戔嗚尊、事代主命、月讀命、稚日女命の5柱です。兵庫県の「西宮神社」、同じ大阪府内にある「堀川戎神社」と合わせて、3大戎ともいわれています。
商売繁盛の御神徳を頂けると、訪れる人が連日後を絶ちません。十日戎の期間になると、100万人の人が訪れます。
「十日戎」期間中の限定御朱印
関西地方では、毎年1月の9、10、11日の3日間、「十日戎」という恵比寿様のお祭りがあります。西日本各地にある、恵比寿様をお祀りしている、多くの神社仏閣で行われています。9日を宵戎、10日を本戎、11日を残り福といいます。
十日戎の由縁は、1月10日が恵比寿様の誕生日だからなど、諸説ありますが、現在に至っては商売繁盛、家運隆昌を祈願したお祭りです。今宮戎神社では、十日戎の3日間中は、名物の福笹があしらわれた限定の御朱印を授与して頂くことができます。
十日戎の参拝も兼ねて頂ける限定御朱印なので、ご自身で商売をされている方に、とてもおすすめです。
住所 | 大阪府大阪市浪速区恵美須西1丁目6番10号 |
電話番号 | 06-6643-0150 |
少彦名神社(大阪市内)
大阪の中央区にあり、御祭神が健康と薬の神様としても有名なのが、「少彦名神社」です。少彦名命、常世の神、神農炎帝、の3柱が祀られています。
歴史はとても古く、豊臣秀吉の時代から、薬の取引場として少彦名神社がある道修町はにはたくさんの薬業者が集まるようになっていました。
江戸時代になると、幕府は道修町の薬種屋124軒を株仲間として、薬の適正検査をし、全国へ売りさばく特権を与えます。薬は人の命に関わるものでもあり、正しい物を正しく使わないといけません。
そこで、安永9年、京都の五條天神より少彦名命を仲間の寄合所にお招きし、神農炎帝王とともにお祀りしたのが少彦名神社の始まりとされています。
季節やイベントごとにたくさんの限定御朱印あり!
少彦名神社は、季節やイベントごとに御朱印を頂くことができます。また雨の日のみ頂ける御朱印もあるので、頂ける限定御朱印はとても種類が豊富です。少彦名神社の限定御朱印を集めたい方は、定期的に通われることをおすすめします。
住所 | 大阪府大阪市中央区道修町2丁目1−8 |
電話番号 | 06-6231-6958 |
生國魂神社(大阪市内)
大阪の天王寺区にあるのが「生國魂神社」です。別名「難波大社」ともいいます。地元大阪では「いくたまさん」の愛称で呼ばれています。
御祭神は、生島大神(いくしまのおおかみ)と足島大神(たるしまのおおかみ)で、相殿神に大物主大神が祀られています。境内はとても広く、なんと摂社の数は11社あります。
1月の初詣期間限定の「干支朱印」
生國魂神社の限定御朱印は、初詣期間中だけの「干支朱印」です。初詣期間中なので、1月の期間限定です。その年の干支をデザインした御朱印が「干支朱印」ですが、生國魂神社の干支は、十干十二支になります。
十干十二支なので、次に全く同じ干支に出会えるには、12年後ではなく、60年後になる、大変貴重なものです。限定の中の更に限定された、プレミアの御朱印です。通常の御朱印巡りをし尽くされた方に、次の段階の御朱印巡りとしておすすめです。
住所 | 大阪市天王寺区生玉町13-9 |
電話番号 | 06-6771-0002 |
総持寺(茨木市)
大阪府茨木市にあるのが、亀の恩返しで有名な「総持寺」です。御本尊は、亀の背中に乗った千手観音様です。平安時代、山蔭の父、高房が漁師に捕まった亀を今日は観音様の縁日だと、買い取り逃がしてやりました。その後日、子の山蔭が継母に海に捨てられてしまいます。
高房が山蔭を探すために観音様に祈ると、かつて助けた亀が背中に山蔭を乗せて戻ってきました。これに長じて、総持寺は中納言藤原山蔭により、創建されました。鶴の恩返しではなく、亀の恩返しです。境内の山門の近くの池には、多数の亀がいます。
1300年記念限定で記念印の入った御朱印
総持寺では、西国三十三所草創1300年記念の記念印として、亀に乗った観音様の印を御朱印に押して頂けます。この記念印を押して頂けるのは、2020年までとなっているので、2020年までに参拝して集めてみて下さい。
住所 | 大阪府茨木市総持寺1丁目6−1 |
電話番号 | 072-622-3209 |
期間限定も狙ってみる?大阪で御朱印巡りを満喫しよう
大阪には、ほかにもまだたくさん、御朱印巡りにおすすめの神社仏閣があります。神社仏閣限定の御朱印はもちろん、ご紹介しきれていない、期間限定で頂ける御朱印が多くあります。期間限定の御朱印が気になった方は、是非、早目に大阪に足を運んでみてはいかがでしょう。
期間限定なので、のんびりしていると期間が終わってしまうこともあります。期間を逃さない様に、大阪の神社仏閣を、御朱印巡りで満喫して下さい。