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函館で神社巡りを楽しもう
函館は人気の観光スポットで夜景やグルメが有名ですが、函館の神社で御朱印巡りもおすすめです。この記事では、高い人気を誇る神社や景観が美しい神社、ちょっと変わったおみくじや御朱印帳、参拝時のマナーから神社へのアクセスまでご紹介いたします。
幕末の痕跡が色濃く残る神社も
函館は、幕末の時代に新政府軍と旧幕府軍が最後に戦った地でもあります。その戦死者たちの招魂社となった神社などもあり、歴史が好きな方や幕末に興味がある方にはおすすめです。
「箱館戦争」
箱館戦争は、幕末に新政府軍と旧政府軍が戦った戊辰戦争(ぼしんせんそう)の最後の戦いです。五稜郭の戦いとも言われます。多数の戦死者を出し、かの有名な新選組副長、土方歳三もこの戦争で戦死したと言われています。
函館には、箱館戦争にゆかりのある神社がいくつかあり、その痕跡を残す神社もあります。興味のある方は参拝しながら、箱館戦争や幕末の痕跡を探して見てください。
神社参拝時のマナー
初詣などで神社を参拝することはあっても、参拝の手順やマナーを知らないという方も少なくありません。そういえばあまり知らない、という方は、せっかくならば正しいマナーを身に着けて函館の神社を参拝をしてみませんか?
鳥居は一礼してからくぐる
神社とは、神様のいらっしゃる神聖な場所になります。鳥居をくぐる際は、一度立ち止まり一礼をしてからくぐりましょう。できれば帽子を脱ぐ、ポケットから手を出す、といったことも注意してください。
境内を出る際も一礼
境内(けいだい)とは、その神社の土地のことです。聖域として区分けされている敷地を境内と呼ぶこともあります。上記しましたが、神社とは神様がいらっしゃる場所ですので、こちらを出る際にも一礼をします。
参道の中央を避けて進む
神社の参道は、真ん中を神様が通ります。その道を歩いてしまうのは失礼に当たりますので、なるべく参道の真ん中は避けて歩くようにしましょう。
その後、手水舎で手や口を清め神前に進みます。身なりを整え鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝の手順で参拝してください。お賽銭をする際は、鈴を鳴らす前が一般的とされています。
強力なパワーをいただける「函館八幡宮」
函館八幡宮は、函館の神社の中でもとても人気の高い神社で、「八幡さん」という愛称で市民から親しまれる神社です。函館山のふもとに鎮座しており、威厳ある社殿は美しくパワースポットとして人気です。
延命の桜と呼ばれる桜の木
函館八幡宮の境内には、台風の影響で大きな損害を受けながらも見事に復活した「延命の桜」があります。こちらもパワースポットとしておすすめで、強い生命力で毎年咲き誇る桜からはパワーがもらえると人気です。
函館でもっとも多くの人が初詣に訪れる
函館市民から親しまれる函館八幡宮は初詣にはたくさんの参拝者で賑わい、函館の神社の中でも一番だと言われています。境内には露店も出ているので賑やかな雰囲気です。
函館八幡宮には、一年に一回元旦にしか引けない「幸運みくじ」というものがあり、純金の縁起物引換券が限定で20本入っています。一年の運勢を占うとともに、その場で運試しもできる人気のおみくじです。
御朱印帳が特徴的
最近では御朱印集めをされる方も増えてきており、御朱印帳のデザインも様々です。函館八幡宮でも御朱印がいただけるのですが、御朱印帳も置いてあります。表紙が「栓の木」という北海道に多く自生している木でできた、ちょっと変わったオリジナルの御朱印帳です。
手触りもよく木のぬくもりのある御朱印帳は、その珍しさと温かみで人気があります。気になられた方は、函館八幡宮の社務所で手に取ってみてください。
アクセス
パワースポットとして人気の高い函館八幡宮までのアクセスは、市電「谷地頭」終点で下車し徒歩約5分です。函館駅からは車で約15分で、50台分の無料駐車場があります。観光地からは少し離れていますが、その分自然の風景を楽しめます。
住所 | 北海道函館市谷地頭町2-5 |
電話番号 | 0138-22-3636 |
函館のおすすめパワースポットの神社
函館には、先ほど紹介した函館八幡宮以外にもたくさんのパワースポット神社があります。ほとんどが近い位置にありますので、観光に訪れた際はパワースポット巡りや御朱印巡りもおすすめです。
「豊川稲荷神社」
豊川稲荷神社は、地域の守護として創建されました。明治3年に町内の出火により神社も火災に遭いましたが同年に再建、さらにその30年後の明治32年に再び火災に遭います。その後も明治40年、昭和9年にそれぞれ大火に見舞われ、現在の場所に社殿を移しました。
計4度もの火災に遭いながらもその度に建て直され、文久元年より現在まで地域に愛される豊川稲荷神社はパワースポットとしておすすめです。先ほど紹介した函館八幡宮からのアクセスは車で約10分ほどの距離です。函館駅からは車で約8分です。
住所 | 北海道函館市豊川町13 |
電話番号 | 0138-23-2306 |
「函館護国神社」
函館護国神社は、戊辰戦争での戦死者たちの招魂社として創建されました。その後の太平洋戦争での戦死者たちも祀られています。重たくも深い歴史を持つ函館護国神社は、その反面縁結びのパワースポットとしても知られています。
初詣には多くのカップルが訪れ、縁結びの絵馬やお守りもたくさんの種類があります。また、ふくろうのお守りも人気で、こちらも色々な種類があります。境内にある「なでふくろう」の像も、参拝とともに触っていかれる方が多く人気です。
函館護国神社までのアクセスは、函館駅から車で約10分、函館空港からは車で20分ほどです。函館八幡宮からも近く車で5分ほど、徒歩であれば約15分もあれば着く距離になります。
住所 | 北海道函館市青柳町9-23 |
電話番号 | 0138-23-0950 |
「住三吉神社」
住三吉神社も函館山のふもとにあり、春の時期には参道から鳥居へと続く美しい桜並木が人気です。参道は坂になっており、桜並木とともに函館の街並みや津軽海峡が見えるので写真スポットとしてもおすすめです。
そしてこちらの住三吉神社は、合祀(ごうし)といっていくつかの神様を合わせて祀ってあります。15柱の神様が合祀されていて、様々なご利益がいただけるパワースポットです。函館駅からのアクセスは車で約13分ですので、ぜひ参拝に訪れてみてください。
住所 | 北海道函館市住吉町1-7 |
電話番号 | 0138-22-2608 |
「高穂神社」
高穂神社は縁結びや子供を守るご利益があるとされ、境内には樹齢が600年というイチイの木が御神木として祀られています。霊水の湧き水は御神水とも呼ばれ、飲むこともできるそうです。美味しいと人気があり、霊水を汲みに来る方も多いです。
高穂神社は龍神様に守られる聖地としても知られ、縁起の良い御神木や霊水にもパワーがたくさん詰まっていますので、パワースポットとしての人気も高いです。
函館駅から高穂神社へのアクセスは、車で約20分、最寄りのバス停は「空港団地入口」となり、そこから徒歩約13分の距離です。
住所 | 北海道函館市上湯川町2-1 |
電話番号 | 0138-59-0167 |
「亀田八幡宮」
亀田八幡宮は、箱館戦争が終結し、旧幕府軍が降伏を誓約した場所でもあります。箱館戦争時に戦場となった亀田八幡宮の建物には、銃弾の跡が残っています。歴史が好きな方ならば、一度は訪れてみたいと言われる場所です。
祀られているのは武人の神様で、勝運、必勝、武運長久、厄除け、諸願成就といったご利益があります。こちらも「八幡さん」と呼ばれ地元民から親しまれる、人気のパワースポットです。
亀田八幡宮へのアクセスは、函館駅から車で約6分、最寄りのバス停は「宮前町」となり、そこから徒歩で約3分となります。
住所 | 北海道函館市八幡町3-2 |
電話番号 | 0138-41-5467 |
函館の美しい景観が望める神社
函館には美しい自然の他、洋風な建物や街並みといった魅力があります。次に紹介する神社では、その自然や街並みを境内から望め、観光客や地元市民から高い人気を誇ります。
「山上大神宮」
山上大神宮(やまのうえだいじんぐう)は函館山のふもとにあります。高い位置に建てられた山上大神宮は傾斜のある坂を上った先に社殿があり、そこからは函館の街並みと朝日を拝むことができます。眺めがよく景色も美しいため、早い時間の参拝もおすすめです。
山上大神宮はその眺めと景色の良さも人気ですが、幕末に活躍をみせた坂本龍馬とゆかりのある方が8代宮司を務められたということで、歴史好きな方からの人気も高い神社となっています。
函館駅から山上大神宮までのアクセスは、車で約12分、最寄りのバス停は「つな生花店前」となり、そこから徒歩約6分となります。
住所 | 北海道函館市船見町15-1 |
電話番号 | 0138-22-1819 |
「石崎地主海神社」
石崎地主海神社(いしざきじぬしかいじんじゃ)は桜の名所として知られ、市外からも花見客が訪れるほどの人気です。とても美しい桜並木は参道から鳥居まで180本も続き、境内の綺麗に整えられた緑と濃い桜色の八重桜との景観が見事です。
石崎地主海神社までのアクセスは、函館駅から車で約45分と多少距離がありますが、美しい景色を楽しみながら神社までの道をドライブできます。最寄りのバス停からは徒歩30分以上になるので、お車で行かれることをおすすめします。
住所 | 北海道函館市白石町248 |
電話番号 | 0138-58-4250 |
「大森稲荷神社」
大森稲荷神社は大森浜近くにあり、鳥居、社殿、玉垣がきれいな朱塗りとなっています。大森稲荷神社のすぐ後ろは大森浜になっていますので、美しい朱塗りの神社と大森浜の景色が楽しめます。
お正月には大森浜からの初日の出を見ることができるため、その美しい景色を見るために初詣に訪れる参拝者も多いです。
函館駅から大森稲荷神社までのアクセスは、車で約7分、最寄りのバス停は「大森稲荷前」で、そこから徒歩約2分で着きます。
住所 | 北海道函館市大森町22-6 |
電話番号 | 0138-22-2637 |
「銭亀八幡神社」
銭亀八幡神社はあまり大きくはない神社ですが、白く立派な鳥居が二つあり、二つ目の鳥居からは海が望めます。一つ目の鳥居から二つ目の鳥居までは少し歩き階段も上るため、最初にくぐった立派な鳥居も見え、白い鳥居と海のコントラストはとても素敵です。
アクセスは函館駅から車で20分で、国道沿いなので比較的わかりやすいです。銭亀八幡宮の入り口が面している国道278号線は海沿いですので、参拝に行かれる際はドライブにもおすすめです。最寄りのバス停は「黒岩」で、そこから徒歩約5分の距離です。
住所 | 北海道函館市銭亀町273 |
電話番号 | 0138-58-2044 |
「海神社」
海神社で最も特徴的なのは、海神社の隣に立つ社務所です。海神社自体は歴史ある佇まいの神社なのですが、隣に立つ社務所は薄いピンク色の洋館になっています。少し不思議ですが、洋風建築と神社の組み合わせは函館らしさも感じられます。
海神社は函館駅から車で約6分と近い位置にありますが駐車場がありませんので、市電「魚市場通」で下車すると徒歩約3分なので、こちらをおすすめします。
住所 | 北海道函館市栄町9-6 |
電話番号 | 0138-22-1819 |
函館の初詣に人気の神社
函館の神社は函館市民から愛されているのはもちろん、市外からも参拝者が多数訪れる人気ぶりで、初詣も多くの人で賑わいます。中には少し変わったおみくじを置いていたり、お守りを作れたりする神社もあり、一年の始まりの初詣におすすめです。
「湯倉神社」
湯倉神社は、函館の温泉街、湯の川にあります。観光客にも人気の湯の川温泉ですが、発祥の地は湯倉神社だと言われています。とても歴史が深く、創建は元和(げんな)3年、西暦1617年とも言われます。
由来は、承応2年、西暦1653年に松前藩第九藩主の高広が幼い時に重い病に伏せっていたところ、その母が信託を受け、湯倉神社境内に湧出していた温泉に入浴させたことが始まりだと言います。入浴させると高広は全癒したのだそうです。
不思議な逸話を持つ湯倉神社は、地元の方たちからも愛されるパワースポットでもあります。元旦にはそのパワーを受けに多くの参拝者が訪れます。家内安全、商売繁盛、縁結び、厄除けとたくさんのご利益もありますので、初詣には人気の神社です。
湯倉神社では一風変わったおみくじがあり、そちらも大変人気です。「イカすおみくじ」は、イカの形をしたおみくじを竹の釣り竿で釣るというものです。おみくじの内容は北海道弁で書いてあります。他にも、カラフルなお守りを自分で組み合わせて作ることができます。
湯倉神社までのアクセスは、函館駅から車で約15分、湯の川駅からは徒歩約1分の距離です。湯の川温泉で癒され、湯倉神社でパワーをいただけます。
住所 | 北海道函館市湯川町2丁目28-1 |
電話番号 | 0138-57-8282 |
「厳島神社」
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、古くから海の守護神として崇められ、海上安全のご利益があります。創建は江戸時代ともされており、長い間地元の方たちに愛されている神社です。
厳島神社には、「函館山七福神」のひとつ「弁財天」もあります。七福神の唯一の女神さまであり、財運、音楽、芸能、縁結び、学業、勝運、武運長久といった様々なご利益があることから初詣に人気があります。
函館駅から厳島神社までのアクセスは車で約8分ですが、駐車スペースがあまりないため、函館市電の路面電車での参拝をおすすめします。市電「函館どつく前」から徒歩約1分ととても近く、停留所の目の前に厳島神社があります。
住所 | 北海道函館市弁天町9 |
電話番号 | 0138-23-0713 |
函館の御朱印が人気の神社
最近は若い方でも御朱印集めをされる方が増えてきています。参拝時に社務所や御朱印所にて数百円でいただけます。宮司さんが一枚ずつ丁寧に手書きされる御朱印は、参拝の証でもありご利益を感じられます。
函館でも御朱印をいただける神社は多くあります。函館の神社を参拝した時にはぜひ御朱印をいただいてみてください。旅行や参拝の思い出にもなります。
「船魂神社」
船魂神社(ふなだまじんじゃ)は、北海道で最古の神社とされ函館山のふもとにあります。船の守護神として崇められており、境内から函館の海が一望できます。社殿は現在は建て替えられ鉄筋コンクリート造ですが、風格のある佇まいです。
船魂神社には、源義経を津軽海峡の海流から助けた、という伝説があります。海上安全や航海安全、開運、学業といったご利益もいただけます。
こちらの船魂神社ではオリジナルのデザイン御朱印帳もあり、白地に淡い青の波模様と操舵輪がかわいいと人気です。同じ模様のお守りもありますので、気になられた方は御朱印をいただく際に手に取ってみてください。
住所 | 北海道函館市元町7-2 |
電話番号 | 0138-23-2306 |
「北海道東照宮」
北海道東照宮の御朱印には、「三つ葉葵」という徳川家の家紋が押されます。東照宮とは徳川家康を祀る神社だからです。ただ、社務所には人がいないことも多いそうなので、御朱印をもらいに行かれる方は事前に確認されてください。
北海道東照宮もまた、箱館戦争の痕跡を残す神社です。手水鉢には弾痕があり、純忠碧血神社(じゅんちゅうへきけつじんじゃ)という旧幕府軍や新選組の方々を弔う神社もあります。参拝に行かれた際は、御朱印もですが、歴史の痕跡も見てみてください。
北海道東照宮へのアクセスは、函館駅から車で約13分、函館空港からは車で約23分で無料駐車場があります。最寄りのバス停は「東照宮参道」で、そこから徒歩約10分の距離です。
住所 | 北海道函館市陣川町82-153 |
電話番号 | 0138-32-2221 |
「乃木神社」
函館乃木神社は乃木希典命(のぎまれすけのみこと)と乃木静子命(のぎしずこのみこと)を祀る、地元の方たちに親しまれる神社です。市民の尽力によって建てられた乃木神社の境内には、函館市指定保存樹林である大欅が御神木として祀られています。
乃木神社の御朱印はシンプルですが力強く書かれており、オリジナルの御朱印帳も置いてあります。落ち着いた色合いの表紙に金文字で「乃木神社」と書かれた御朱印帳は、派手なものが苦手、という方にも人気でおすすめです。
函館駅から乃木神社までのアクセスは、車で約13分、最寄りのバス停は85系統の「自衛隊前」で、そこから徒歩約2分ほどの距離になります。
住所 | 北海道函館市新川町7-8 |
電話番号 | 0138-23-2591 |
「函館水天宮」
函館水天宮でも、幕末の箱館戦争の痕跡を見ることができます。境内には箱館戦争の際に、新政府軍の軍艦で使用されていた大砲が寄贈されています。他の神社にも寄贈されたとのことですが、現存するものは函館水天宮のもののみだそうです。
函館水天宮は、東雲町会館で御朱印の対応をしていただけます。東雲町会館は函館水天宮の隣にあり、駐車スペースもそちらになっています。
函館駅から函館水天宮までのアクセスは車で約6分、最寄りのバス停は「市役所前」で、そこから徒歩約2分ほどで着きます。
住所 | 北海道函館市東雲町13-2 |
電話番号 | 0138-26-6705 |
函館の神社を巡って運気を上げよう
函館には、パワースポットとされる神社や美しい景観が望める神社、初詣に人気の神社など、様々な魅力を持つ神社が点在しています。
大きい神社でなくても御朱印をいただける神社が多くあります。函館の神社へ参拝される際は、ぜひお気に入りの御朱印帳を持って、パワースポット巡りをしてみてはいかがでしょうか。